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洸至は忘我の境地にいる妹のおとがいに手を添え、こちらを向かせると舌を絡み合わせるような口づけをした。
舌を絡ませ合いながら、洸至はバイブレーターのスイッチを入れる。
スズメバチが飛ぶような低い音を立て、突起の部分が回転しはじめた。
遼子は腰を上げ、のけぞりながらも、洸至の舌を求める。
血肉を分けた兄妹での口づけのおぞましさなど、この愉悦の前にかき消えた。
何かしていないと気が狂う程の快楽に呑み込まれるのを恐れるかのように、洸至の舌を求め続ける。

「んっ、んんっ」
合わせた口から甘い声が漏れる。
洸至はメイド服の胸元のボタンを片手ではずすと、そこに手を差しこんだ。
ブラジャーの下に手を這わせて、遼子の乳房の蕾をつまむ。
間断ない喘ぎ声が、一瞬ひときわ高くなった。
舌で遼子を味わいながら、洸至は、遼子に覆いかぶさるように位置を変えた。
唇をはずし、遼子の耳元に囁く。
「もっとおかしくなるところを見せてくれ」
バイブレーターに手を添えると、ゆっくりと出し入れし始めた。
「あ、ああああああっ」
突起からの刺激と自分の内奥が掻き乱される刺激に、遼子は口から涎が垂れるのも構わず悶え狂っていた。

出し入れするスピードを上げる。
「きゃあっ、ああつ、いいっいくうっ」
ぬかるみを走る様な音と、蜂の羽音のような音がが響き始めた。
「すごくいい顔だよ。遼子」
蕩け切った遼子の亀裂からは、とめどなく粘性の体液が糸を引き垂れ落ちる。
紅潮し潤んだ遼子の唇は、もうひとつの性器のように洸至を誘った。
そこにまた口づける。
そして遼子を掻き乱す手を早める。

「んっ、んんんんっあ、いっちゃう、いっちゃうよ、お兄ちゃんっ」
遼子の太ももが、全身が痙攣し始めた。
洸至は唇をはずすと、痙攣し、のけぞり絶頂へ昇り詰める遼子を見つめながら、そこへと至る手助けを
してやることにした。
バイブレーターのスイッチを、最強に合わせる。
羽音のようなモーター音の回転数が上がる。

「きゃああああああああっんん」
ひときわ高い叫び声を上げると、のけぞり、それからゆっくりと弛緩した。
肩で息をする遼子は、口を半開きにしたまま、気を失ったようだった。

「こんなにいやらしいお前を、そんなところに行かせる訳にいかないなあ…。この姿を見るのは、俺で充分だろ」

妹の汗で張りついた髪を愛おしげに整えると、洸至は妹に口づけた。



って…何て夢を俺は見たんだ。
鷹藤が自室のベッドで頭を抱えていた。
シャワーを浴びたあとらしく、髪は濡れたままだ。
日中にあんなものを見たせいか。
鷹藤はベッドサイドのテーブルに置いてある写真に眼を遣った。



今日、樫村が遼子に言い渡したのは、裏で売春させている疑いのあるメイド喫茶への潜入取材だった。
嫌がる遼子をなだめすかし、樫村はその店の面接に遼子を行かせた。

どうせ面接でひっかかるはずだ。

編集部の連中はそう思っていたが、面接から帰って来た時、遼子は紙袋とトートバックを持たされて帰ってきた。
「受かっちゃった…。今度からこれ持って来いって」
顔を赤らめた遼子が鷹藤に差しだしたトートバックには、大小さまざまなバイブレーターが入っていた。

「うわっ、なんだよこれ」
「いきなり店外デートありなんだって。これで売春させてるの確定よね。さあ、取材頑張るわよ!」
遼子が意気込んでパソコンに向かおうとした時、もうひとつの紙袋を里香が覗きこんでいた。
「鳴海さんこれって…」
「これが制服のメイド服ですって」
「へえ~。里香に着たところを見せて下さいよ~」
「ちょ、ちょっと里香ちゃん!」
里香が遼子の手を引くと、女子更衣室に連れ出した。
しばらくののち、編集室に里香の声が響く。

「ええ~っ。かわいいじゃないですかあ。あ、このタイツ、ガーターベルトで留めてるんですか。
 見せて下さいよ~。白?白のガーターってかわいいですねえ」
煙草を咥えかけた樫村の手が止まった。

「清楚な白タイツの上がガーターっていやらしくないですかあ」
「そ、それはそういう店だから…」
城之内のつぶらな瞳が点になっていた。

「下着も白って決まりなんですか?」
「り、里香ちゃん声が大きいって、それもレースって決まりが…」
コーヒーを飲みかけたまま、中原が固まっている。

編集室にいる、男たち皆、全身が耳と化していた。
動揺しつつも、カメラをいじる鷹藤の隣に美鈴が座る。
美鈴が鷹藤の様子を見て口元に笑みを浮かべた。
「取材の時ちゃんと守ってやらなきゃね」
美鈴が鷹藤の耳元に口を近寄せた。
「じゃなきゃ、白のレースの下着と、白のガーター、誰かに見られちゃうわよ。
 で、あれ使われちゃったら…」
鷹藤の肩がギクッと動いた時。
編集室のドアが開いた。

「みなさん、見て下さいよ~。メイド服の鳴海さんです」

里香に後ろを押されるようにして、いやがる遼子が部屋に入ってきた。
美鈴以外の男どもの刺すような視線を完全に誤解して、遼子が顔を赤くして言った。
「さ、30近いのにメイド服なんか着て、って思ってるんでしょ。三十路近いけど、
 大人の色気が漂うメイドって褒められたんだから。わかるひとには私の魅力がわかるのよ」

実際悪くなかった。
ワンピースの黒を清楚な白色のエプロンがひき締め、ウエストが更に細く見えていた。
その下からのぞく白の網タイツ。
鷹藤はそれがガーターで留められているかと思うと、清楚さの裏にある淫靡さが際立つような気がした。

「意外と似合ってるぞ、これで取材の成功もバッチリだ、なあ、みんな」
樫村がぎこちなさを隠すように大声で言った。
「鷹藤、取材前に写真撮っておけよ」
鷹藤はのろのろと体を動かすと、遼子の前に行きカメラを構えた。
「何よその顔。いい年こいてって思ってるでしょ」
「大人の魅力ねえ…。いろんな趣味の人が世の中にはいるんだなって」
メイド服のまま、遼子がむくれた。
――――似合ってるなんて言える訳ないだろ。
そしてシャッターを切った。


鷹藤のベッド脇のテーブルに、仏頂面でメイド服を着た遼子の写真がある。
こっそり現像して部屋に持ってきたものだ。

夢を見てあんな風になるなんて、よっぽど自分は溜まっているのだろうか。
しかもメイド服の相棒相手に。
こんなの中学校以来だ。情けなさに涙ぐみそうになる。
しかも…。

遼子のあんな夢を見たのに、どうして主演は俺じゃないんだ。
いつもあいつの横で、睨みを利かせている兄さんがどうして主演なんだよ。
今度は、自分の想像力に涙ぐみそうになった。

…まさか、正夢ってことはないよな。
口に出せば、正夢じゃなくなるという。でも、こんなの口に出せる訳ねえって…。
遼子に聞いたら、一生口を聞いてもらえなさそうだ。近寄ることすら許されないだろう。
だけど、もし正夢だったら、遼子が兄さんとあんなことになっていたら。
たしか遼子は練習するために、衣裳を家に持ち帰っていたはずだ。
バイブレーターもたしか…。
そんなのは妄想に過ぎないと思おうとするが、遼子を見つめるあの兄さんのねっとりした
視線を思い出し、鷹藤はそれをぬぐい去れないでいた。

腰に籠る熱を感じて、そこに眼を移すと、またも鎌首をもたげようとしている。
男の本能のあさましさに、鷹藤はみたび涙ぐみそうになる。
それなのに、さっきの夢を思い出しながら鷹藤はティッシュに手を伸ばした。




すいません、夢オチと道具使ってしまいました。情念薄め、エロ多めです。
変態っぽいかもしれません。鷹藤悲惨のオマケ付きです。
こんなものでよければ…。

350
うおお、メイドコスプレで悶える遼子を想像してすっげー萌えた!w
GJです!!!
そして、自家発電でも兄に負ける鷹藤・・・そんな彼が愛おしいよ。

コスプレシリーズw、良いですねぇ。
なんか他に良いシチュエーションとかあるかなぁ。

351
GJ!!
兄の大人のオモチャプレイで乱れる、メイド遼子タソ…ハァハァ

そして鷹藤オチも最高です!

鷹藤の中で、兄はナチュラルに縛ったり猿ぐつわしたりするのかw

352
312です

GJ!!!GJ!!!
いやー、素晴らしい、兄の真骨頂が見れた感じですw
ネクタイ拘束も、言葉責めも堪んない
さすが兄だー、ハァハァ

「じゃあ、おかしくなるところ見せてくれよ」のところは
最終回エレベーターで「名無しの権兵衛は俺なんだよ」の声で再生されました


…なのに鷹藤の夢おちとはっ
しかもそれが正夢じゃないよな?って心配するあたり…w


軽く書いたメモからこんなに萌えーなものを書いていただきましてありがとうございました
最終更新:2010年11月08日 23:34