「チョコの味(鷹藤編)」 by54さん 投稿日2010/02/08
「べっ…別に鷹藤君のために作ったんじゃないんだからね!編集部の皆にお世話になってるから作っただけで、その…
ご、誤解しないでよっ」
お決まりの台詞を口にした彼女は、茹蛸のように真っ赤になっていた。
「はいはい」
出会ってから何度も同じやり取りをしてきたため、いい加減扱いも慣れている。その言葉が本心とは真逆であることも、
相手が素直でないこともとっくに気付いていた。
「それにしては、結構キレーに包装してあんのな」
「そっ、それは!一応人にあげるものだし…綺麗なラッピングはポイントアップって本に書いてあったし…」
わざと挑発するような事をいえば、語尾をごにょごにょごもらせて、さらに顔を赤くする相手に口角が上がる。
「本って、あんたの机の上にあった、バレンタインでお近づきとか、手作りで心を射止めろって煽り文句がかいてあったやつか?」
「な、なんで知って!ち、違うから!あれ私のじゃなくて里佳ちゃんのだし、そんな、全然違うから!」
惚れた弱みというやつだろう、相手が可愛いく見えて仕方ない。
くつくつ笑って可愛らしいラッピングの紐を解く。
「味見したか?」
「失礼ね。ちゃんとしたわよ。それに」
「?」
「お兄ちゃんも去年のよりおいしいって言ってくれたもん」
「え」
箱からチョコを取り出していた手がぴたりと止まる。遼子が小首を傾げて不思議そうに鷹藤を見た。
「どうしたの?」
「…いや…お兄さんにもあげたんだな、チョコ」
「うん?ていうかお兄ちゃんは失敗しちゃったチョコ舐め取っただけだけど」
「はっ?舐めた!?何を!」
急に怪訝な顔つきになった鷹藤に驚きながらも、質問に答える。遼子の頭にはハテナマークが浮かんでいた。
「ゆ、指とか…ほっぺとか。こぼしちゃったやつをね。あ、でもちゃんと完成したやつも朝あげて…」
「あーーーーーー」
「たっ鷹藤君…?」
大丈夫?と上目遣いに尋ねて来る遼子を尻目に、やられた、と小さく呟いた。
手作りのチョコやラッピングより何より、現物がいいに決まっている。
(あのシスコン、美味しい思いしやがって…!)
俺だって舐めれるなら舐めたい、と強く思う鷹藤だった。
お兄ちゃんのがいい思いしてるし、鷹藤のが嫉妬しそうな要素たくさんあるよねっていう。お粗末
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54
gj!
鷹藤君の表情とか喋り方とかよく研究してるっぽいなw
遼子もすごくぽいw
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バレンタインネタgj!!
一見ほのぼの、じつは兄だけドロッドロww
あー兄好きすぎるw
美鈴さんと言えば
彼女が鳴海家に居候してからは
兄が家でもスーツのままなんだよね・・・
芋ジャーで心を許すのは遼子の前だけなんだな(´・ω・`)
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54さん
グッジョブです!
こういうのが鷹藤と遼子ですね(笑)
最終更新:2010年11月10日 19:40