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蕩け切った遼子の眼が咥えながら鷹藤を見た。
遼子のまるで熱病に浮かされたような眼。情欲に支配されつくした雌の表情。
その表情で鷹藤はあやうく射精しかけた。
―――まったく。犯罪だよその眼は。

遼子の顎に手を添えると、ゆっくりと鷹藤自身から引き離す。遼子の唾液が名残惜しそうに鷹藤自身と
己の唇の間に光る橋を作った。
遼子を立たせると、鷹藤はソファーの向いにある猫足のドレッサーへ促す。
よろめきながらそこに辿りついた遼子の手を天板につかせ、腰を突きだすようにして立たせる。
遼子の紅潮した顔が鏡に映る。
「やったことのないやりかたでやろうぜ」
遼子の耳元で鷹藤が囁いた。
「だめ、そんなの…恥ずかしいよ…鷹藤くん」
だが蕩け切った遼子の瞳には期待が籠る。

尻を突き出した遼子のストッキングと下着を一気におろし、外気に晒す。
亀裂から垂れた蜜が糸を引いて輝いた。
鷹藤も遼子の唾液に塗れ、部屋の灯りを受けてぬらぬらと光る鷹藤自身を、一気に遼子に沈めた。
「ああんっ」
快楽から下を向いた遼子の顎に手をやり、鏡へと顔を向ける。
「ほら、挿れられて喜んでるあんたの顔、ちゃんと見ろって。すげえ顔してるよ」
「いやっ」
「後ろから突きたてられて、口開けてよがってるんだぜ」

せっかく夜会巻きにした髪もほつれ、おくれ毛がうなじにかかる。半開きの唇からは途切れない喘ぎ声。
その声と、喘ぎ紅潮する遼子の顔がまた鷹藤を煽った。
「やんっ、あっ、あっ」
取材用にシックなスーツに身を包んだ二人が、躰を打ちつけ合う。
アダルトビデオもかくやという刺激的な光景が、二人の視覚を刺す。

「んんっ、奥に…」
眉根を寄せ、切なげに快楽に耐える相棒の顔は鏡越しに見ると更に淫らさを増していた。
後ろから立ったまま鷹藤に貫かれ、揺れる自分の像を遼子もチラチラと見ていた。
「鏡で自分がやられところ見てるんだ。どれだけいやらしいんだよ、あんたは」
「やめて。そんなこと…あ、ああ、そんなにいじわる言わないで…」
遼子の膝が震える。鷹藤自身に掻き回されながら鏡越しに見る己の痴態のせいで酷く興奮し、いつも
より早く達しようとしていた。
腰を打ちつけながら、ふたりはずるずると床へへたりこんでいった。
「あ…」
床に倒れ込んだ遼子から引き抜くと、今度は正常位になってまた重なった。

「きゃああんっ」
「あんたがさ、かわいいから、ついいじめちまった」
「あ、あ、鷹藤くん、あああ」
「あんたが嫌いだったらこんな風なことできねえって」
「や、いやあ、いきそう、あああっ」
「あんたが好きだから」
鷹藤が遼子と唇を重ねる。
悦楽の中、鷹藤にしがみつくように遼子の腕が鷹藤の首に廻される。
「んっ、いくっ…いっちゃう」
「いけって、一緒にいってやるから」
「きゃ、ああっ」
鷹藤の背が震え、腰が何度か痙攣した。
そして遼子も足を震わせながら、鷹藤のものを全て受け止めていた。



「この季節にストッキングなしで変える羽目になったじゃない」
風呂上がりの躰をバスローブに包んだ遼子が鷹藤の前に仁王立ちになり怒っていた。
「大丈夫だって。ほら」
鷹藤がストッキングを差し出した。
「鷹藤くん、どうしたのこれ?」
「今のホテルには置いてあるんだよ。フロントに頼めば持ってきてくれる。あんたが風呂
入ってる間に頼んでおいたんだ」
「そうなの。ありがとう」

「あと、これも頼んでおいたんだ」
「セーラー服に看護婦の制服…?」
ソファーの上に置いてある制服を眼にして、怪訝そうに遼子は恋人を見た。
「今のホテルにはこういうのも置いてあるんだよ。これも頼んで持ってきてもらったんだ」
胸元がはだけたYシャツ姿の鷹藤に微笑まれ、遼子の頬が思わず紅く染まる。
「ま、まさか着ろなんて言わないよね」
「せっかくラブホ来たんだから楽しもうぜ」
「疲れたから寝ようかな~」
ベッドに潜り込もうとした遼子の手を鷹藤が掴む。
「きっと楽しいから」
鷹藤がまたも微笑む。
「そ、そうかしら」
「そうだって」
柔らかなその表情にほだされて、遼子は結局セーラー服に手を伸ばしていた。


「774号室の客のことなんですが」
男は胸元から警察手帳を取り出し自分の写真の部分をホテルのフロント係に見せて言った。
「何かの捜査ですか?」
「捜査の性質上あまりはっきりとは言えないんですがね。差し支えなければ、あの部屋の客が何をオーダー
したか教えていただけますか」
いかつい風貌に上背のある黒いスーツ姿の男が、フロント内にいた。

警察手帳も本物のようだし、何より男から漂う威圧感がこの男が官憲の側の人間であることを告げていた。
シティホテルであれば個人情報保護法やプライバシーの問題から令状のない捜査への協力はしないが、
ここはラブホテルだし、客の住所氏名など個人情報は何もない。
オーダー内容の確認だけならさしたる問題はなさそうだった。
フロント係が部屋番号を入力するとモニターにオーダー内容が表示された。
「ああ、ストッキング一点だけお買い上げですね」
「ストッキング?」
「伝線でもしたんでしょうね。結構買われるお客さん多いんですよ。あとコスプレ衣裳2点貸出ですね」
「コスプレ?」
男の眉間に深い皺が刻まれた。
「2点までなら無料なので、利用されるお客様が多いサービスでして」
「で、その衣装は」
「セーラー服と…ナース服ですね」
「セーラー服…」
男は頭痛でもするのか額をおさえ、親指でこめかみを揉みほぐしていた。
「なるほど、ね…。ご協力ありがとうございました」
礼を言って男は出て行った。フロント係は男の背中を見送った。
その背中が何故か妙にくすんで見えた。

部屋でのオーダー内容が必要になる捜査…。麻薬か売春か。
そんな風に見えない二人だったが。
人は見かけによらないのは、この仕事をしていれば厭というほど目にしている。
またどこかの部屋からオーダーが入ると、フロント係の頭から774号の客のことなど消えていた。





いつもながら長くてすいません。
バカップルの締めはやはりお兄ちゃんです。


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スーツプレイ、GJです!!
ラブホって2人は行くのかなぁ…なんて妄想していたので
あまりのタイミングに、心を読まれたかと…(汗

そして鷹藤くん、超逃げてーww
あ、でもセーラー服とナース服プレイの様子をkwskしてから!

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マーサに悩み聞いて貰って帰ってきてみたら、素敵SSが増えている!

エレベーター「おっぱじめ」ありがとうございます!!!
しかし、まとめサイトのタイトルが自分の読み違えのままに…orz
作者様すみません。。。

そして、鷹藤くんのスーツ姿、想像して萌えましたw
遼子も色々覚えてきたようで…。
このスレの最初の頃は、鷹藤×遼子はエロまでなかなか
行きつかなかったのに(感無量)
つか、鷹藤、「774」号室は危険だと気付け!w
最終更新:2010年12月04日 20:39