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「待ってよ、お風呂…、そうよせっかく大きなお風呂のあるところに来たんだから、先に
 お風呂に入らないと」
「今日は風呂いらないだろ。このまましようぜ」
「だって…」
「せっかくのスーツなんだ、脱がせる楽しみってやつもあるだろ?」
鷹腑の腕の中で遼子が振り返り、恥ずかしそうに鷹藤を見つめた。

「このまま?」
「嫌か?」
遼子は無言だが、鷹藤を見つめる視線は何かを求めるかのような熱を持っていた。
鷹藤はそれを了承と受け取り、遼子に口づけた。
軽く口づけただけですぐに深いものに変わっていく。
ソファーの上で、舌を絡ませながら、鷹藤がジャケットを脱ぎ捨て、遼子のジャケットも脱がせにかかる。
遼子の舌がいつもより激しく鷹藤を求めていた。その脚が鷹藤の腰に蔦のように絡みつく。
「あんた、このシチュエーションに興奮してんのか」
「そんなことないってば…あっ」
首筋に唇を落としつつ、鷹藤が遼子のスカートの下に手を這わせる。
ストッキングを履いた光沢のある脚を下から上へじっとりと撫で上げた。
遼子の息が期待で上がっていく。

鷹藤が体を起すと遼子の膝に手を置き、太ももをゆっくりと開かせる。
「色、変わってるんだけど」
黒のタイトスカートを着たまま脚を開かされた相棒の淫らな眺めに、ほくそ笑みながら鷹藤が言った。
「だって」
「下着越しでも匂うくらい濡れてるんだぜ」
言葉を使う職業のせいで言葉に対して敏感なのか、それとももともとの性質なのか、遼子は言葉で
責められることに殊のほか弱かった。
今の一言で触られた訳でもないのに、遼子の腰がぶるっと震えた。
鷹藤がそこに顔を近づける。
女の匂いが濃厚になる。
そこから漂う熱が、鼻先に感じられるほど近くまで顔を寄せると、鷹藤はそこで止まった。

「鷹藤くん…?」
「どうしてほしい?教えてくれよ。そうしたらしてやるから」
「やだ…」
「じゃ、一晩このままがいいのか」
しばらく遼子は無言だった。だが、鷹藤の熱を脚と脚の間に感じながら、ただ見つめられるだけの状況
に遼子の腰がじれったさそうに微かに動き始めた。
「して…」
喘ぐようにして遼子が言った。
「どうやって。指?それとも」
「指じゃない方…」
遼子は気付いていないかもしれないが、下着の股の部分の染みがさっきより大きくなっている。
その様子を見て、興奮しつつも、鷹藤は平静を装った声で言った。
「わかんないなあ。俺に教えてくれよ」
「いつもしてくれるじゃない…意地悪しないで…お願い」
「あんたの口からそれを聞きたいんだって」
遼子の喉が震えた。それから微かな声で言った。

「…舐めて…」

「どこまでスケベなんだよ、あんたは」
そう言うと、鷹藤はストッキングの股の部分に指をかけた。そこをつまんで少し穴をあけると、
そこから指を入れ、左右に大きく引き裂いた。
「いやあ、やだ、鷹藤くん、やめて…!」
「これがあると舐められないんだ。仕方がないだろ」

股の部分だけが大きく引き裂かれたストッキングの切れ間から、中心部分が変色して湿り気を帯びた
白の下着が見えていた。
下着の上から舌をそこに充てる。
たっぷりと蜜を含んだ布からも、遼子の味がした。
「あんっ…」
嫌がっていたはずの遼子から甘い息が漏れる。
しばらく下着越しに舐めた後、股ぐらの部分をずらして、遼子のそこに舌を入れた。

「ひゃぁんっ…ああっ」
待ちかねた刺激に、遼子が小さな悲鳴を上げた。
派手な水音を立てながら、そこから溢れる蜜を啜り、ついでにクリトリスも啜りあげる。
そこに吸いつきながら、鷹藤は指を出し入れし始めた。
「ああああっん…」
叩きつける指の股にまでしみこむ程の蜜を溢れさせながら、遼子は乱れ啼く。
湿った音が二人の耳を打つ。破廉恥な音が部屋に響き、それと共に遼子の鼻からも甘い声が漏れ続ける。
「ほんっと、やらしいよな」
遼子の中を指でかき乱しながら顔を上げ、相方の姿を見た鷹藤が眼を細める。
「やん…あっ…だって…」
上目遣いで遼子が鷹藤を見た。
遼子を挑発するように鷹藤が微笑む。

「欲しい?」
遼子の喉が鳴る。
「じゃ、自分でやって見せろよ。あんたも、スーツ姿の男とやりたいんだろ?」
遼子を挑発し続けている鷹藤も、いつもと違うシチュエーションに興奮し、痛い程張りつめている。
それを顔には出さずに、言葉で遼子を煽り続ける。
鷹藤がソファーに座る。
熱に浮かされたように遼子が鷹藤のベルトに手をかけ、チャックを降ろすと鷹藤自身をそこから出した。
遼子のスカートかあら光沢のあるシフォン生地のブラウスの裾がはみ出て、そこからのぞく白い肌が
鷹藤を誘う。
その下に手を入れ、ブラジャーのホックを片手で外すと、遼子の胸を揉み始めた。

「ん…。ふっ…」
胸を揉まれ、眉根を寄せながら遼子が鷹藤の腰に顔を寄せる。唇は半開きで、遼子の興奮を伝えるように荒い吐息がそこから漏れる。
熱い吐息が鷹藤自身に近づくと、遼子の口がそれを包む。
「…っ」
いきなり根元まで口に含むと、鷹藤自身を舌とすぼめた唇で扱きあげる。
鷹藤の背をむずがゆいような快感が駈け上がる。
どうしたら鷹藤を心地よくできるか、などという考えは遼子にはないらしい。
ただ、眼の前のものを口内で嬲りたいという本能だけでそれを咥えていた。
「んっ、んんっんんっ」
首を振り咥え扱きあげながら、遼子腰も揺れている。鷹藤が股ぐらに指を伸ばす。
器用に下着の股の部分を避けると、亀裂に指を入れた。
「んんんっ」
咥えながら、遼子の喉が震えた。それでも鷹藤を離すことなく、舌と唇で裏筋を嘗めている。
指を2本に増やす。湿り気のある音を立てながら遼子のそこをいじくる。
「んふっ」

鷹藤に追い込まれながらも、遼子も淫らに鷹藤自身に吸いついていく。
遼子の舌の刺激に思わずため息が漏れた。最初は咥えるだけで精いっぱいだった相棒は、今は咥えるたびに
鷹藤を射精直前まで追い込む。
…このままだと挿れる前に出してしまう。
「もう、いいから…」
掠れる声で遼子に囁く。

最終更新:2010年12月03日 19:53