「はあっ」
性急さのない抜き差しは、すぐには追い詰めないが、じんわりと全身に快楽をひろめていく。
遼子の肌がまたもじっとりと汗ばんできた。
重なり合う洸至の躰にも汗が浮く。洸至が遼子の腕を戒めた帯を外す。遼子が洸至の首を抱いた。
洸至の動きに呼応するように、遼子も腰を振り始めた。
緩慢な動きが波のように快楽をひろめ、それは性急な時のものより深く大きく遼子を呑みこみ始めたようだった。
「はあ…。ああ…いい」
遼子の息が上がっていく。快楽の果てへ、遼子はもう一度昇り始めていた。
遼子の躰がもう一度熱を持ち始めたのを見計らって、洸至が猛然と突きあげ始めた。
「いやっ。ああああっ、すごい、ああっ」
洸至が突きあげながら遼子の腰を上げる。
「見ろって。全部入ってるの見えるか」
遼子が結合部を見る。遼子の亀裂から、蜜をまき散らしながら洸至のものが抜き差しされている。
「ああっ…」
顔を赤らめながらも、遼子はそこから目を背けなかった。
「感じてんのか、いやらしいな、いま、すごく締まったぞ」
「いやっ。いじわるいわないで…」
遼子の背に手を廻し、洸至は妹の躰を起した。
座る洸至の上に、遼子が乗る。今度は洸至が下から突き上げる。
布団に寝ながらの行為より、奥に当たるのか遼子の声がひときわ高くなった。
「ああっだめ、もう…」
「こっちも駄目だ。締まる…」
切なそうな顔で洸至を見ると、まるで快楽の向こうへ行くのを恐れるように遼子が兄の口を貪る。
「いこう、一緒にいこう遼子」
激しい破裂音を立てて洸至が下から突き上げた。
「きゃあっ…ああああああっ」
洸至の腕の中、遼子の力が抜けた。
「鳴海さん、もうすぐ突入です」
その声で洸至は気がついたようだった。それまで、モニターを見る片山の隣で珍しく洸至がぼんやりしていた。
いま二人は公安のワンボックスカーの中にいた。
外側は電気工事用車両に見えるが、中にはぎっしりと盗聴用電子機器、通信機器が積まれている。
モニターの中では、黒づくめに眼だし帽とヘルメットをかぶった男たちがハンドガンを持ち、とあるビルの
前で突入準備をしていた。
新興宗教団体と結びつき、武装強化しはじめた過激派集団の武器庫への急襲作戦だった。
洸至と片山は直接の突入要員ではないが、公安として組織の監視にあたっていた関係から、この突入に立ちあう
ことになっていた。
モニターの向こうの光景を、耳にイヤホンを差し飛び交う無線を聞きながら洸至が冷たい目で見ていた。
「まったく…なんで今日なんだ。もっと先の予定だったろうが」
洸至のこの一言が、片山には意外だった。
それは突入の性急さに怒るというより、本来の休暇を取りあげられた怨嗟の声に聞えたのだ。
今まで洸至がそんなことで不平を言うのを聞いたことはなかった。
「ここ2、3日でやつらの倉庫への武器搬入が活発になり、以前からのテロ計画を前倒ししたと見なされて
今日の突入になったようです」
「本当なら今日は…まあいい」
「あ、遼子さんと旅行でしたっけ」
洸至が片山を睨んだ。
片山は口をつぐみ、モニターに視線を注いだ。
その横で洸至はぶつぶつと独り言を言っていた。
「温泉だったんだぞ…ふたりで…同じ部屋のはずだったんだ…。なかなか休暇があわなくてようやく…」
片山は聞えないふりをした。
「もし遼子がのぼせたら…そうしたら俺は…。どれ程楽しみにしていたと…。パンフレット片手にどれ程
イメージトレーニングしたと…」
ここで片山が下手な相槌を打てば、洸至に撃たれそうな気がした。それ程の不機嫌さだった。
「突入開始30秒前です」
片山と洸至のイヤホンに、女性職員の低い声が入った。
隣の洸至を眼に入れるのが恐ろしくて、片山はその声とモニターに集中することにした。
仲よし兄妹旅行がこうなってしまった。
優しく介抱していたのが、やっぱり気付けば変態にw
浴衣姿のお兄ちゃんがくつろぐ姿を書くだけで異常に楽しい。
お目汚し失礼しました。
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お兄ちゃんの温泉シミュレーション、GJ!!!
濡れていても、乾いていても、どっちも舐めちゃうお兄ちゃんが大好きですwww
お兄ちゃんの浴衣姿、想像しただけで鼻血が…
エロい、エロすぎる!
ヤってるだけの鷹藤も待ってまーすw
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「山の宿にて」を書いた者です。
浴衣姿のお兄ちゃん、エロ以外でも妄想が止まりませんでした。
「山の宿にて」で妄想したんですが、本筋から離れ過ぎる&長くなり過ぎる為
没にしたお兄ちゃんシーンをデザート代わりにどうぞw
- 露天風呂で女湯の遼子から声を掛けられる男湯にいるお兄ちゃん。
- 部屋にあった将棋を見つけて、遼子にせがまれ、二人で将棋崩しをするお兄ちゃん。
(将棋崩しがわからない方はググってください)
- 温泉街の射的の店で遼子に景品を取ってやるお兄ちゃん。
- 久々に温泉に入り、日ごろの激務の疲れがどっと出て、浴衣姿でうたたねする
お兄ちゃん。それを見た遼子が、眠る兄に羽織をかけてやる。
そして兄の隣に自分も寝る。
- 部屋の窓辺に腰掛け、ビール片手に景色を眺めるお兄ちゃん。
- 夕食時に、焼いた川魚を上手に食べられなくて、遼子に骨を取ってもらうお兄ちゃん。
「こういうところだけ子供っぽんだから。彼女ができたら、笑われちゃうよ」
と言われて、
「別に俺はお前がいれば」
と、もごもご言ってから、ビールを喉に流し込むお兄ちゃん。
- 温泉街で卓球場を見つけて遼子と卓球をするお兄ちゃん。
二人でラリーしている時、
「今度彼氏が出来たら、彼氏とここ来ようかな」
という遼子の一言で、思わずミスショットしてしまうお兄ちゃん。
こんな風にお兄ちゃんと旅行できたら…(遠い目)
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デザート、ごちそうさまです!
どれもこれも素晴らしい!!
おかげで脳内では、いまだに鳴海兄妹が温泉旅行中ですww
最終更新:2010年12月24日 06:57