行為が終わった後、洸至が遠山のボールギャグを外した。
「これもお前が教え込んだのか」
洸至の声が冷たい熱を帯びていた。
「あんたの妹は酷い淫乱女だ。知らなかったのか?」
眼前の光景に心を抉られた遠山が吐き捨てるように言った。
衝撃。
洸至の拳が遠山の頬に叩きこまれる。一度。二度。そのたびに白い火花が眼の前を飛んだ。
「お兄ちゃん、やめて!」
三度目が叩きこまれようとした時遼子が洸至に声をかけた。
「そんなことより、お兄ちゃんもこっちに来て」
遼子が艶然と微笑んだ。
「まだ足りないの…」
「遼子…お前…」
呆然とする遠山を残して、洸至が遼子と鷹藤の元へ歩いていく。
傍にかがんだ洸至に妹が縋りついた。
「寂しかったの。お兄ちゃんが居なくなって」
洸至のスーツの襟を遼子が掴み、洸至の顔を引き寄せた。
「もう離れないで、私から。そして史郎ちゃんの所から連れ出して」
「りょ…」
洸至が言い終わらないうちに、遼子の方から唇を重ねた。
洸至が遼子の裸の肩を掴み、自分から引き離そうとする。
「お兄ちゃんの気持ち、ずっと知っていたの。だからいいのよ…」
その言葉で洸至が動きを止めた。洸至の顔じゅうに遼子が口づけを落としても為すがままだ。
そして、鷹藤の体液が残るはずの妹の口づけを洸至は受け入れた。兄妹の舌がすぐに絡み合う。
「狂ってる…」
ほんの少し離れた場所に居るはずの二人に遠山の声は届いていないようだった。
洸至が遼子の細い腰を抱き寄せ、更に口づけを深くした。
戸惑いを浮かべる鷹藤に遼子が手を伸ばす。また鎌首をもたげ始めた鷹藤自身を遼子の白い掌が蔦のように包んだ。
眼前で繰り広げられている光景はまさに狂宴だった。
兄妹が唇を貪りあい、兄の手が妹の乳房を愛撫している。
洸至に愛撫されながら遼子の手は鷹藤自身をしごき、昂ぶらせていた。
あまりの淫らさに、遠山は慄いていた。だが慄きつつも、遠山自身も凄まじい熱を帯びていた。
誰に触られた訳でもないのに痛いほど勃起し、先走りすら滲ませている。
四つん這いになった遼子が洸至の肩を押して床に倒すと、その上にのしかかり口づけながら兄のベルトを
はずして洸至自身を引き出した。
遼子が臀を挑発するかの如く高く掲げ、丸見えになった秘裂に鷹藤が顔を近づけ、舌を這わせた。
指で透明な涎を吐き散らす秘裂を掻き乱し、滴る蜜を舐め取る。
「ああっ」
幸福そうな啼き声を上げる遼子の指が洸至自身に絡みつき扱く。
ぬかるみをこねるような音が響く部屋に雌の匂い、そして鷹藤が放った雄の匂いが立ちこめていた。
官能的すぎる光景。おぞましい程淫らな匂い。
遠山の脳髄が熱くうずく。
「君たちは…本当に狂ってる!」
僅かに残った理性を働かせ、遠山はそう叫んだ。
しかし、自分もそこで溶けあいたいと心のどこかで望んでいた。
この狂熱を帯びた空間で、遠山だけがひとり隔てられていた。
「来て…二人とも来て…」
うわ言のように遼子が囁くと、洸至が遼子の腰を抱え下から突きいれた。
「ああああっ!大きい…」
子供のように顔を輝かせながら遼子が兄を飲み込んでいく。
「すごいよ、お前の躰は。最高だ…」
その言葉に、遼子が嬉しげに微笑んだ。
洸至がゆっくりと腰を動かし始めると白い背をうねらせながら遼子もその動きに同調した。
「はぁっ…」
眉間に悦楽からの皺を浮かべ、微笑む遼子は美しかった。
遠山の胸が痛む程しめつけられる。満ち足りた遼子の表情が自分と共にいた時のそれとはまるで違っていた。
「きれいにしてあげるね」
再び血管が浮き出るほどいきりたった鷹藤の陽物に遼子が細い指を絡ませ、口に含む。
頬が変形する程深く吸いつき、啜りあげる。巧みに鷹藤自身の根元を手で扱きながら口唇で愛撫した。
「すげえ…」
鷹藤がため息とともに呟いた。
鷹藤が遼子の黒髪を掻き上げ、自身に舌を這わせる愛しい者の表情を見つめていた。
視線を感じた遼子が音を立てて更に激しく鷹藤自身を吸う。鷹藤が目を閉じ、感に堪えないといった感じの吐息を漏らした。
遼子が艶めかしく指を蠢かせながら、舌を駆使して鷹藤を官能の果てに追い込む。
鷹藤の息が荒くなる。
遠山が教え込んだ性技が、遠山以外の男に使われていた。
嫉妬が遠山の心を黒く燃やし尽くす。
「んっ」
遼子の眉間の皺が深くなった。洸至が腰の動きを速めたのだ。
「んんっ」
遼子はそれでも吸いついた鷹藤自身から口を離そうとしない。
洸至が下から突きあげ、遼子の脚の付け根とぶつかりあう濡れた肉の音が部屋に響いた。
遼子はローションなどなくとも潤い、歓喜の蜜を飛び散らせながら自らも腰を動かし始めた。
「お前のここが絡みついてくるぞ」
洸至が囁く。
その言葉で鷹藤のものを根元まで咥えこみながら遼子が目を細めた。
3人が汗を飛び散らせ、蜜に塗れ吐息を交わしていた。
淫らだが、眼前で繰り広げられているのは遠山が遼子に為したような貶める行為ではなくお互いの躰を認めあい
享受し合う行為だった。
遠山の眼の前で3人の躰がもつれ絡まり乱れ溶けあう。
「獣だ、君たちは獣だ。いや、獣だってこんなことはしな…」
そう言いかけた遠山の脳裏に自分の行為が過ぎる。
慈しむことなく、愛するものをただ貪り続けた自分の行為は―――それこそ獣ではないのか。
「もう駄目だ…!」
鷹藤が腰を震わせ、先ほど精を放ったばかりなのに遼子の口内に長く打ちこみ続けた。
遼子はそれを口で受け止め、満足げに微笑んだ。
「今度はこっちをいかせてくれよ…」
洸至が遼子の腰を掴み強く突きあげた。
「やっ…」
遼子の顔が悦楽から歪む。
力が抜けた遼子と洸至が躰を入れ替えた。
上になった洸至が更なる激しさで遼子を責め立てる。
「ひゃあっ…ああああんっすご…い…やああっ」
「遼子…遼子…」
洸至が遼子を抉りながら唇を重ねる。
「おにい…」
遼子が兄の背に手を廻し、洸至が貫きながら遼子を強く抱きしめた。
眩暈がした。
怒り、羨望、嫉妬、そして欲情――狂おしい熱に駆り立てられ、遠山の視界がぐにゃりと歪む。
自分の中を駆け巡る赤黒い感情に引きずられ遠山の意識は闇に落ちた。
酷い汗で遠山は眼を醒ました。手には空のスコッチの瓶を握ったままだ。
目を巡らせるだけでも酷く目の奥が痛む。
どうにかして遼子がいた場所に目を転じると、そこには毛布と手錠だけが残されていた。
部屋に人の気配はなかった。遠山にあれ程の事をされて、流石の遼子も出ていったのだろう。
「飲み過ぎたか…」
身を起した鷹藤の頭が割れるように痛んだ。スコッチを一本開けたのだ。
頭痛に見舞われるのも当然と言えば当然だった。
半身を起した遠山が右手首を見た。手錠で繋がれた痕などなかった。
この部屋で繰り広げられたあの狂宴は悪い夢だったのだ。
恋人である遼子を凌辱した罪悪感と酒が見せた束の間の幻。
遼子が人前であんな淫らな行為をするはずはない。ましてや兄と。
自分のくだらない妄想を思い出して遠山は薄く笑った。
遼子に電話をして遠山が甘い声で謝れば、また以前どおりの二人に戻れるはずだ。
今度こそは―――あの妄想の中での鷹藤や洸至以上に優しく抱いてやろう。
携帯電話を探して遠山が立ちあがりかけたとき、床に煙草の灰が落ちているのが目に入った。
遠山はもちろん遼子も煙草は吸わない。
視界が廻る。
遠山は立っていられなくなり、床の上に手をついて額を押さえた。
さっきまで観ていたのが夢か幻なのか、わからなかった。
遼子がもう帰って来ないことだけは何故か確信できた。
いまはただ、眩暈がした。
結局一気に投下してしまいました。お目汚しすいません。
4Pになると待機している人が出ちゃうので、結局こういう形になりましたw力量不足です。
真っ黒すぎてごめんなさい。遠山がどんどん酷いことになってしまいました。
ちなみに「燈火」の続きです。
おおおお!GJ!!!
目の前で遼子を取られる史朗ちゃんよりも哀れではありますが、
せっかく遼子を手に入れたのに、速攻で兄にかすめ取られる
鷹藤のことを考えると涙がでてくるのは何故だろうww
4P、後ろと前と口でやればでき・・・おや、誰か来たようだ。
ダーク!
エロい!
3P!
3兄弟!
素晴らしいです!
力量不足だなんてとんでもない!
堪能させて貰いました(//▽//)
ボールギャグ…そんなプレイまで…ハァハァ
最終更新:2012年01月04日 14:51