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ぞわり。
父の舌が遼子の大事な部分をなぞった。その感触で遼子の全身が粟立つ。
「やあああっ!」
遼子は反射的に身をすくませ、太股を寄せたが父の頭が足の間にあるいま、そうしたところで何の防御にも
ならなかった。
父は獣のような音を立てて、遼子の縦の筋を長い舌で舐め始めた。
生温かい舌の感触が恐怖で封じられていた不快感を掘り起こす。

「いやああああ!やだ!いやだ!」
「声を出すんじゃない。遼子」
父が低い声で恫喝する。
その声で遼子がすくむと、また何事も無かったかのように舌を使い始めた。
ぴちゃびちゃぴちゃぴちゃ。
渇きに苦しむ犬が水を飲むときでも、これほど下品な音は立てないだろう。
そんな音を立てながら、父が遼子の躰を舐め回す。ざらついた舌が遼子の肌を、粘膜を蹂躙する。

成長途上にある娘の躰を食い尽くす勢いだった。
生え揃ったばかりでまだ細い遼子の恥毛が、父の唾液で肌にへばりつく。
父は股の間を殊更熱心に舐めたあと、今度は尻の割れ目にまで舌をのばしていた。
ナメクジが躰を這うような感覚に、遼子の震えはとまらない。

「緊張してるのか。濡れてないじゃないか。でもお父さんに任せておけば大丈夫だよ」
父が遼子の足を押し開いた。
ごつごつとした父の指が自分の一番大事な部分になんの了解もなく埋められる。
躰が受け入れる状態にはなっていないままなのに、そこに強引に指が入ってきた 。
それは遼子のやわ肉を引きつりながら奥へ進む。
「ああああ!」
指が遼子の躰を探る。胎内で虫が蠢くようだ。
もし鳥肌を立てられるのなら、躰の内側にすら立てたろう。

「きついな…」
父の指が激しく動きはじめた。
そのたびに自分の汚れていない部分が失われていく感覚と、乾いたままの粘膜の痛みに遼子は泣いた。
指を埋めながら、父が遼子の大事なところにまたも唇を近付けた。
濡れないそこに、潤滑油がわりに己の涎を垂らし続け、涎でべとべとにする。
父は涎塗れにするだけでは飽き足らず、涎で光る遼子の足の付け根に愛おしげに口づけを続けていた。

「遼子のここはすべすべで汚れてないな。いい色だよ」
飛びだしそうな位に父が眼を見開き、娘の秘所を見つめている。
その顔があまりに醜悪で、遼子が涙でくしゃくしゃにした顔をそむけた。

と、父の指が抜かれた。
痛みが小休止し、泣くのを止めた遼子を父がのぞきこんでいる。
「そんなに泣くんじゃない。お父さんは遼子のことが好きなんだ。だから、遼子の初めてはお父さんであるべきなんだよ」
父が遼子にのしかかり、股間のものを遼子の胎内へのとば口にあてがった。
「や!やあああああ!それだけはいや!おとうさんいやよ!」
遼子の口を父の手が塞ぎ、もう片方の手で遼子が逃げられないように肩を掴み押さえつけた。
「んんっ!」
とば口にあたる圧力が高まる。

メリメリ、と音を立てながら遼子の中に何かが侵入してきた。
父の涎は侵入する助けに全くなっていなかった。
濡れてもいない女性器を押し開きながら強引にそれは進む。
遼子の胎内が、もっとも清らかであった場所が父の欲望で汚されていく。

身を裂かれるような痛みに遼子がのけぞり、父の手の下で声にならない叫びを上げた。
「いい…。キツイな…。本当に初めてなんだな…」
遼子の苦痛など思いやることなく、父が恍惚として言った。

異物が躰に入ってくる。
その痛みと恐怖、そしてそれをもたらすのが父だという事実が遼子を打ちのめす。
「んんっんんんんっ!」
遼子は圧倒的な痛みに泣き、ただただこの恐怖の時間が終わることだけを願っていた。

父自身が遼子の中を進むたび、感じたことのない苦痛に髪の毛が逆立った。
躰がまっぷたつに分かれそうだ。
吐き気すら感じるのは肉体の苦痛のせいだけではなかった。遼子を貫く父自身が遼子の心をも抉っていた。
永遠とも思える時間のあと、父が遼子の内奥に到達したらしい。そこで父の動きが止まった。

「これでずーっと、遼子は俺のものだ」
父が笑顔を向ける。情欲がへばりついた父の顔は、人ではなく歯をむき出しにした獣に見えた。
「もうやめて。助けて。誰か…お兄ちゃん…たすけ…て…」
絶望から遼子が幽かな声で呟いた。
「お兄ちゃん、だと…」
父の目が線のように細くなる。歯の間から軋むように出した声は異様に低かった。

「…お前も俺じゃなくてほかの男がいいのか。ああ?」
父が遼子の髪を掴んで上を向かせる。

「淫乱な母親から生まれると、娘もやっぱり淫乱か。そうか。そうなんだろ?」
「お父さん…何?何言ってるの?」
「お前の男は俺だけだ。これからもずーっと、お前の男は俺だけだ。他の男のことなんか考えられないように
 教育してやるよ」
遼子の唇に、父の固い唇が押しつけられた。
半開きの遼子の唇の間から触手のようにうごめく父の舌が差し入れられる。

喉奥からの父の体内の臭いは、酒を流した下水の臭いだ。

そのせいでまたも吐き気がこみ上げる。
遼子が口内の純潔を守ろうと舌で押し返しても、はかない抵抗だった。その舌を父が音を立てて吸う。
舌を吸いながら父が遼子の足首を高々と掲げ自分の肩に乗せた。
躰の中で父自身が遼子と擦れ合い、それだけでまた新たな痛みが生まれる。
そして口づけたまま遼子の顔の横に手を置くと、父が腰を動物のように振り始めた。

「んんっ!んんんんんんっ!」
父の唇で叫びを封じられた遼子は、くぐもった声と涙で己の意志を示す。
が、父がそれに気を止めることなどなかった。

遼子の内側の肉を引き裂いたその傷も生々しいのに、父自身が遼子の中を満たし更に激しく動く。
奥を突かれるときも、それが引き抜かれるときも等しく痛みに満ちていた。
これが人間の躰の一部とは思えなかった。父が遼子の中に入れているのは暴力そのものだ。
触れるだけで、人間の心を壊し打ちのめす。
それが遼子の胎内で暴れている。
目に涙を浮かべ、首を振り苦痛にのたうっても父は加減することはなかった。
いや、遼子が苦しめば苦しむほど楽しげに腰を送ってくる。
長い苦しみの時間のあと、ようやく父が唇を離した。

「淫乱なら淫乱らしく、濡れたらどうなんだ」
「やめて…すごく痛いの。もういや。お父さんお願いだから」
父の舌が己の唇を嘗めた。
「じゃあ、最初の男として教えてやるよ。男はな、こうなったら最後まで終われないんだよ」
父は先端ギリギリまで自身を引き抜くと、それを遼子の中に一気に突き立てた。
パン!と音を立て父の腰と遼子の尻がぶつかりあう。
「きゃああああっ!」

痛みにのけぞり、叫び声をあげた遼子の唇を父の手が覆う。
父は遼子の叫びを封じながらリズミカルに腰を送り、快楽を貪っていた。
パン!パン!パン!パン!
父が腰を打ちつける度に遼子の躰が揺れる。

「最高の躰だ。遼子の中は最高だよ」
二人の肉が音を立てる度に、遼子の涙がベッドにこぼれ落ちる。
「ほら、締めろ!もっと父さんを気持ち良くするんだ!」
口を半開きにして、腰を送りながら父が叫ぶ。

ベッドが父の暴力的な腰の動きにぎしぎしときしみを上げた。
天井が揺れる。電灯が揺れる。全てが揺れる。
リズムが上がるにつれ、遼子を襲う痛みは酷くなる一方だ。
苦痛が引き起こす寒気に全身が粟立ち、恐怖と嫌悪感からくる吐き気が遼子を襲う。

「こんなにいい躰は俺だけのものだ…俺だけの」
父の動きが切迫し始めた。ますます痛みが酷くなり、遼子の躰がのけぞる。
「出る…!」
父自身が遼子の肉を引っかきながら一気に抜かれた。
遼子は鮮烈な痛みに叫びをあげた。
そして、この恐怖の時間が終わることを祈り続けた遼子の腹の上で父自身が震え、むっとする臭いの白濁した
樹液を吐き出した。


身支度した父が換気のために開けた遼子の部屋の窓を閉めた。
シーツの上には小さな赤い染みがある。遼子はそれが目に入る度に涙が溢れて止まらなかった。
「このシーツはお前が洗濯するんだぞ」
遼子はうなずいた。
汚された自分の肌を隠すべく遼子は必死で服を着ようとしたが、指が震えるせいでボタンが上手く嵌められない。
父が近付く。
恐怖で動きを止めた遼子の隣に座り、パジャマのボタンをひとつひとつ留め始めた。
「お父さんは遼子が大好きなんだ。わかってくれ。今日は辛かったかもしれないが、今度はもっと気持ちよくして
やるからな」
ボタンを嵌め終えた父が遼子の眼を見て微笑んだ。
「今度…」
空白の頭にその言葉の意味が染み込んでいく。

恐怖の終わりではなく、これが始まりにしかすぎなかったことに気付いて遼子はガタガタと震え始めた。
「今日は楽しかったな。遼子」
膝を抱える遼子に父がそっと布団を掛けた。
無言を貫く遼子をベッドに残し、父がドアへ向かった。
「このことはお父さんと遼子の秘密だ」
そう言って、父がドアを開けた。

開いたドアの向こうに、兄が立っていた。


[[赤い月(洸至編)]へつづく]


実は続きます。長すぎてすいません。次はお兄ちゃん編です。大暴れです。

父親の鬼畜っぷり、遼子は可哀想ですが、GJです!

そして次は兄大暴れですか?!
ものすごく期待してお待ちしてます~(*≧▽≦*)
最終更新:2012年03月29日 21:10