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三人兄弟にしたら真っ暗すぎる話になっちゃいました。
そういうのが苦手な方はスルーしてください。
遠山もダークすぎるので遠山ファンの方ごめんなさい。
しかも超長い!すいません。何日かに分けて投下します。

眩暈 by75さん 投稿日 2011/11/07(月)


冷たい床に遼子の吐息がかかる。遼子の頬を床に押し付けながら、遠山は後ろから貫いていた。
尻に手をかけ、激しく腰を打ちつける。
遼子を戒める手錠がそのリズムに合わせて鳴る。
遼子の躰が揺れ、その拍子に床に置いてあったローションが転がった。

「んっ!あっ」
濡れ方が足りない。遼子の口から漏れ出るのは嬌声ではなく苦痛の声だ。
遼子の女壺と遠山自身が軋みを上げる。
遠山が遼子を抱き始めた最初の頃は呆れるほど床やシーツを濡らしたのに、遼子の秘所は潤うことを忘れ、
今ではローションの助けがなければ遠山は快感を得られないでいた。
だが、つながりあった粘膜が快楽をもたらさなくても遠山は別種の快楽で高揚していた。
白い背中をくねらせ、眉根を寄せながら苦痛に耐える遼子の横顔を見て征服欲が満たされる。
遠山は右ひざ立て、腰を動かしやすいようにしてから更に遼子を追いこむ。
「やっ!あああっ」
遼子の背に汗が浮かぶ。それでも痛みの声など上げようとしない。
つまらない。堪えられる程度の苦痛ではまだ足りない。
もっと。もっと。
遼子を貫く前に散々飲んだアルコールと怒りで遠山の脳髄が狂熱する。
まだまだ追い込み足りない。

俺も追い込まれたんだ。お前だって―――。

「誰が僕を陥れた?」
遼子を後ろから貫きゆすぶりながら遠山が問いかける。
「知ら…ない」
「緋山のネタ、ガセだと知っていたら僕に忠告ぐらいできただろ?」
遼子が国会議員の緋山のお気に入りで、そのルートから時折情報を仕入れているのを遠山は知っていた。
恋人同士といえど雑誌記者でもある二人は自分のネタ元を譲ったりしないし、もちろん目下取材中の
ネタについても明かしたりはしない。
遼子の知らないところで遠山は緋山が新興宗教団体と繋がっていることを掴んだ。
教祖と思しき女のいるマンションに通い、その助言通り動いているらしい。そして、その教祖の持つ土地の
再開発計画で口を利いたことを内通者から告げられ、遠山はある程度の裏を取り記事にした。
しかし―――。

「知らないの…史郎ちゃんが緋山さんを追っていたのは…やっ…知って…でも…知らない…!ああ」
遼子が知らないと言う度に、遠山が手の平で遼子の白桃のようにたわわな尻を打つ。
遠山の掌の跡が白桃に赤く咲いた。
「嘘つくなよ。全部知ってたんだろ?」
国会議員、それも今飛ぶ鳥を落とす勢いの若手議員のスキャンダルだ。
宗教、金。大衆が飛び付く要素に満ちていた。個人の利益の為に議員としての権力を濫用したのだ。
社会正義の観点から見てもいける記事だ。
そのせいで急ぎ過ぎたのかもしれない。裏の取り方が甘かった。
内通者の出した資料は偽物だった。
クロスチェックしていた相手も前言を翻した。
一大スキャンダルが発覚した緋山が火だるまになるはずだったが、気付いてみれば足元に火がついていたのは遠山
の方だった。

「この記事を掲載した僕は記者としていい笑い物だ。その僕を君は嘲笑っている。違うか?」
「そんなことない…だって史郎ちゃんは私の…」
「そうだよ。大事な君の恋人だ」
遠山は遼子の髪をかき上げうなじに口づける。腰を止めたことで苦痛から解放された遼子が、ほっとした表情を
浮かべた。
「その恋人が陥れられるのを黙ってみていた君にはお仕置きが必要だ」
遠山は床に転がっていたローションを手に取ると、遼子の双臀の上から零れるほどたっぷりと中身を垂らした。
「やっ冷たい!」
遼子が眼を見開き遠山を振り返る。 
遼子が知っていようと知らなかろうとどうでもよくなっていた。
ただ陥れられた遠山の体内を巡る怒りをぶつけるための口実になればそれでよかった。
遼子の秘裂から自身を引き抜き、その上にある褐色のすぼまりにあてがった。
これから突きいれる先での快楽を予想してか、遠山自身は遼子の秘裂の中にいたころよりも逞しさを増していた。

「だめ、そこは駄目!」

慌てる遼子が逃げられぬように臀をしっかりと抑えこむと、そこにあてがい一気に突きいれた。
「きゃあああああああっ」
文字通り身を裂かれて遼子が悲鳴を上げた。
都内の一等地にあるだけでなく、防音面での施工もきちんとされているので借りたマンションだ。
遼子が悲鳴を上げたところで誰の眼を気にする必要はない。

「前と違ってすごい締め方だ」
抵抗する遼子のすぼまりを無理やりに押し広げながら遠山自身を奥へ到達させた。
「痛い…!お願いやめて」
「苦しくないと、お仕置きじゃないだろ?」
涙声で遼子が訴えても、遠山はお構いなしに腰を送り始めた。
「はあっあんっでも…知らなかった…のぉ」
遼子の声の中に甘さは全くなかった。苦行の中で空気を求め、荒い呼吸の合間に声が漏れ出るだけだ。
「苦しいか」
「もう…やめて…もうだめ…」
床の上の遼子の手がきつく握られ手甲骨が白く浮いた。
ほぐされることもなく、菊門をいきなり男根で犯され身を焼かれる程の苦痛に苛まれているのだろう。
嗜虐心が遠山にまた新たな力を送り込む。
遠山は動きを止めた。
「残念ながら僕はまだまだいきそうにない。早く僕をいかせれば苦痛から解放されるよ。どうする」
目尻に涙を浮かべて、遼子が遠山を振り返り見た。
「やめてくれないの…」
目尻から一筋の涙。その清らかな涙は遠山の嗜虐心を燃え上がらせるだけだった。
遠山は答えず爽やかそのものの笑みを浮かべた。それを見た遼子が泣きながら腰をゆっくりと動かし始めた。
「…っ。痛い…」
快楽をもたらすには程遠いあまりにもゆっくりとした動きだ。
しかし遠山を拒絶し、押し戻そうとする遼子の肛道の締めつけが遠山に震えるような快楽をもたらしていた。
射精感を煽られ、遠山の内腿に汗が浮く。

「ほら、もっと動かないといつまでも苦しいままだよ」
「どうして…」
泣きながら遼子が腰を動かし始めた。しっとりと汗が浮く遼子の背筋は陶器のような美しさを湛えている。
苦痛の中ですら美しさを増していく自分の恋人が愛おしく―――そして憎らしくてたまらない。
静かに揺れ動く遼子の臀を掴むと、遠山は音が立つほど腰を激しく打ち付け始めた。
「いやっああああああっ」
激しい動きに伴う苦痛が遼子を襲う。あまりの痛みに遼子は躰を支えられなくなり上半身は床に崩れ落ちた。
今は遠山が抱える臀だけが高々と掲げられ床から浮いていた。
遼子が悲鳴を上げる。それが遠山の情欲に火を注ぐ。
痛みのせいで菊門が激しく遠山を締めつける。遼子の秘裂以上の締めつけと快楽が遠山を襲う。
射精感が高まり、遼子の中で遠山自身が大きく膨らむと樹液を遼子の中で全て吐き出した。



床の上で横たわる遼子の隣で、遠山がスコッチを瓶から呷っていた。
あの後痛みから遼子は気絶していた。閉じられた瞼の上にある睫毛が涙で濡れている。
それを見た遠山の心がほんの少し痛んだ。
遼子をいたぶったところで、遠山の状況が変わる訳ではない。
それはわかっている。
明日の朝になればまた編集部の人間からは笑われ、自分の記事の尻ぬぐいの為に方々を歩いて頭を下げねば
ならない。
記者に復帰してからは順風満帆だったはずだ。なのにあっさりと自分はまたも転落した。
何かに足をすくわれるようにして。
その何かがわからない。わからないものに対しての怒り、そして転落した自分を憐れむように見つめる遼子の
視線が耐え難く遠山は浴びるように酒を飲んだ。
そして遼子を床に押し倒すと凶暴な力に突き動かされるようにして遼子を犯した。
気を失った遼子の頬を撫でる。

遼子が目覚めたら今度こそは…。最初はこんなはずではなかった。
遼子の心に触れ、その温もりを手に入れ自分を取り戻した。それなのに、遼子の傍に居れば居るほど飢餓感が
ひどくなる。遼子の嫌がる姿が見たくて、手錠まで買った。それで夜毎戒め犯す。
まるで底なし沼だ。遼子への愛の――憎しみの底が見えない。
憎しみを打ち消そうと、また酒を呷った。喉奥を熱い液体が流れ落ちていく。
遠山の視界が揺れる。飲み過ぎたせいで、眩暈がした。
酔いに任せて遠山も遼子の隣で仰向けに横たわった。
そして遠山はまどろんだ。

最終更新:2012年01月04日 14:47