+ | ニュースサーチ〔集団免疫〕 |
ワクチンもやっている製薬会社の要人に、
「今回のコロナワクチンの騒動で、全部のワクチンを疑うようになった」
と言ったら(ワクチン慎重派から真の反ワクへ!という感じですね。ワクワク)、
あるPDFが送られてきました。
これです。
開いたら、英語でした…( ゚∀゚)
というわけで、その日本語訳をお届けします。
(※ 略)
集団免疫とは幻想である。
— kakuyokusyugi (@kakuyokusyugi) August 15, 2021
①ワクチンの抗体はウイルスの変異に対抗できない
②中和活性は1年と持たない
③ワクチン接種率が8割になることはない
①と②を克服するためには定期的に変異に対応したワクチンを打つ必要となるが、そうなるとリスクが大幅に増大してワクチンを打つメリットは皆無となる。集団免疫を獲得するには
— kakuyokusyugi (@kakuyokusyugi) August 15, 2021
①ウイルスが変異しにくく
②終生免疫または10年以上の長期間の免疫を獲得でき
③さらに国民の8割が安心して打てる安全性の高いワクチン
コロナワクチンは全ての前提条件に当てはまらない。前提を無視した理論は、その意味をなさない。
■ 「「新型コロナで集団免疫はできない」 免疫学者の警告」 「朝日新聞(2020-07-02 )」より
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抗体だけで免疫を語ると道を誤る。免疫学の第一人者である大阪大学免疫学フロンティア研究センター招へい教授の宮坂昌之さんはこう断言する。「日本のコロナ対策に関する議論には、いくつか大きな誤解がある。抗体だけが免疫だと短絡的に考えるのは誤りだ。また、(一定率以上の人が感染すれば、それ以上感染が拡大しない)集団免疫は、新型コロナウイルスでは獲得できない」という。免疫を十分に発揮する方法も含め、宮坂さんに聞いた。
抗体だけで免疫を語ると道を誤る。免疫学の第一人者である大阪大学免疫学フロンティア研究センター招へい教授の宮坂昌之さんこう断言する。「日本のコロナ対策に関する議論には、いくつか大きな誤解がある。抗体だけが免疫だと短絡的に考えるのは誤りだ。また、(一定率以上の人が感染すれば、それ以上感染が拡大しない)集団免疫は、新型コロナウイルスでは獲得できない」という。免疫を十分に発揮する方法も含め、宮坂さんに聞いた。
抗体なし=感染リスク高、ではない
――抗体に注目しすぎる議論はやめにしようとおっしゃっています。どういう意味でしょうか。
「先日、厚生労働省が抗体検査の結果を発表し、東京で新型コロナウイルスへの抗体を持っている人は全体の0.1%だと発表されました。そうなると、残りの99.9%は抗体がないから感染する可能性があると考えませんでしたか」
――思いました。そうではないのですか?
「体の抵抗力つまり免疫といえば、抗体だと考えるから、そう思うのですが、それは20年前までの古い考えです。新型コロナウイルスに関しては、抗体は免疫機構の中でそんなに大きな役割を担っていないかもしれません。回復した人の3分の1はほとんど抗体を持っていないという研究結果もあります」
「人間の免疫はもっと重層的です。まず、人体が持つ免疫機構を説明しましょう。免疫機構は、自然免疫と獲得免疫の二段構えです。自然免疫は生まれた時から備わっているもので、皮膚や粘膜の物理的なバリアーやそこにある殺菌物質が病原体を殺す化学的なバリアーがあり、病原体の体内への侵入を防ぎます。バリアーが突破されても、続いて白血球の一種である食細胞が病原体を食べて殺してくれます。ここまでが自然免疫です。食細胞は全身に分布し、常時、異物の侵入を見張っています。いわば城のいたるところでたくさんの足軽が槍(やり)や刀を持って常時見回りをしていて、外敵を見つけたら、その場で撃退してくれるようなものです。病原体が侵入して数分から数時間のうちに発動します。だから、抗体など持たなくても、自然免疫が強ければ、自然免疫だけで新型コロナウイルスを撃退できる人もいるのです。ここが完全に見落とされています。
+ 続き
■ 一般に信じられている集団免疫理論はどこがおかしいのか免疫の宮坂先生に尋ねてみました(上) 「木村正人 | 在英国際ジャーナリスト(2020.5.16)」より
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[ロンドン発]感染症数理モデルは集団免疫理論に基づいています。しかし新型コロナウイルスに感染して抗体を持つ人が一定程度、増えれば、そうした人たちが壁になって流行は本当に終息に向かうのでしょうか。
テレビでもすっかりお馴染みになった免疫学の第一人者である大阪大学免疫学フロンティア研究センターの宮坂昌之招へい教授にテレビ電話を通じて質問してみました。
木村:加藤勝信厚生労働相が15日、献血された血液で新型コロナウイルスの抗体を調べたところ陽性率は東京都の500検体で0.6%、東北6県の500検体では0.4%だったと明らかにしました。
大規模抗体調査を来月から実施するそうですが、どんな意味を持つのでしょう。
宮坂氏:使われたキットがどこのものか公表されていません。抗体検査キットの中には精度も感度も悪いものがあります。今回の陽性率はかなり低く出ており、解釈が難しいと思います。
最近出た論文では14種類の抗体検査キットを調べた結果、満足に使えるのは3つだけでした。つまり抗体検査キットは今の段階では精度も感度も非常に悪い。陽性率が高く出てしまうキットは鼻風邪コロナを引っ掛けてしまう。
陽性率が低く出過ぎるのは感度が悪いのと、新型コロナウイルスの場合は免疫のでき方が非常に悪いことが関係しています。抗体がなかなか上がって来ないし、量も少ない。
これまでに出た論文で抗体のでき方と病気の重症率が調べられています。もし、良い抗体(善玉抗体)だけがつくられていれば、抗体の出現、増加とともに重症化率は下がらないといけないはず。
ところがこの病気では多くのケースで抗体の量が増えているのに重症化率も上がっています。一方、抗体の量が少ないのは軽症の人たちです。
抗体の中には少なくとも3種類のものがあります。善玉抗体と悪玉抗体と役なし抗体です。SARS(重症急性呼吸器症候群)や MERS(中東呼吸器症候群)では善玉抗体とともに悪玉抗体ができることが報告されています。
ネコのコロナウイルスのワクチンでは開発途中に悪玉抗体ができて病気が悪くなったという例もあります。HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の場合には全てできる抗体が役なし抗体で、抗体がいくらできてもウイルスを殺してくれません。
こういう役なし抗体も新型コロナウイルスではできています。ですから単に抗体の量だけを見ても、本当にどの程度、正しい免疫ができたのか、よく分かりません。
じゃあ善玉抗体だけ測ればいいじゃないかという方法があります。
中和抗体測定法がそれです。試験管の中で培養細胞にウイルスをかける時にそこに抗体を共存させたならばどのぐらい感染が抑制されるか、ウイルスの感染度を中和する能力を調べる検査があります。
この測定法はバイオセーフティーレベル3のところでないとできません。培養細胞を持っていてウイルスを培養しているところでしかできません。普通の検査機関ではできません。
普通の検査機関では単にウイルスと結合する抗体の量だけを測っています。新型コロナウイルスの場合は3種類全ての抗体ができているのではないかとみられています。抗体検査キットにはそういう問題があります。
抗体の量だけ測って、機能は測っていません。
HIVの場合は抗体をつくることができても役なし抗体ばかりなので、ワクチンはまだできていません。新型コロナウイルスでも、こういうことが起こり得ます。
今まで見ているところでは、新型コロナウイルスは抗体のつくり方が弱くて、タイミングも遅い。抗体だけ測っていて良いのかということになってきます。
抗体検査による陽性率は、誰が測定するのか、サンプルの保存の仕方にもよります。PCR検査の陽性率から見ると、東京では10%を切っています(筆者注:累計で東京9.5%、日本全国6.9%)。
あれほどPCR検査を実施しているドイツで陽性率は6%ぐらい(筆者注:5.6%)です。100人で6人ぐらいです。このことを考えると、おそらく東京でも感染者は100人に数人かそれ以下でしょう。
ただし、抗体で見るともう少し高く出てくる可能性はあります。というのは、今の抗体検査キットでは鼻風邪コロナも引っ掛けてきてしまう可能性があるからです。どうも、出てくる数字はあまり信用できなさそうです。
一方、つい最近スイスのロシュが出した抗体検査キットは感度99%です。精度も高いので、そういうのを使うと、今の社会で何%ぐらい感染したのかが分かると思います。
フランスで調べたら4.4%しか感染していなかった、最も感染が広がっていたパリでも9~10%だったというパスツール研究所の報告が出ています。スペインでも5%だったそうです。
どの抗体検査キットを使ったのか、感度がどのくらいなのかという問題はありますが、メディアはわずか数%しか感染していなかった、やはりこのウイルスは集団免疫をつくりにくいんだという論調でした。
どうも、このウイルスは免疫を起こす力が非常に弱いし、起こっても遅い。抗体だけを見ていると、判断が非常につきにくい。
今まで集団免疫は、獲得免疫の、しかも抗体というパラメーターだけを見て判断していましたが、私は、それは間違っているのではないかと思っています。
ウイルスに対するからだの防御というのは、獲得免疫だけが規定しているのではなくて、われわれの免疫は自然免疫と獲得免疫の2段構えになっています。
自然免疫が強かったら獲得免疫が働かなくたってウイルスを撃退できる可能性があります。
自然免疫だけでウイルスを撃退することもあるから、抗体の量や陽性率だけを見ていても集団免疫ができているかは判断できない可能性があります。今回はそういうことが起きているのかもしれません。
+ 続き
【日本の感染対策】
■ 【死人に選挙権なし】米政府と裏交渉済み~公言できぬ日本政府の“自然淘汰”方針 「二階堂ドットコム(2020/05/04 18:13)」より
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トランプ米大統領は経済活動再開を急ぐ方針。米国では感染者増加のピークは越えたとも言われているが、それでも毎日多数の感染者が判明し、死者も多数出ているのが現状。ピークアウトしたのは感染爆発したニューヨーク州やカリフォルニア州だけとも言われており、大統領方針に対して米国内でも賛否が分かれている。
トランプ大統領は早期の経済活動再開を明言し、一部反対派を除けば大多数の州政府も追随する方向だ。そんな中、米国経済とは切っても切れない深い関係を持つ日本はどのような方針で進むのだろうか?
「集団免疫」が最終目標だという内容のリークをお伝えした4/18付の記事でも取材した“官邸筋の然るべき人物”に改めて話を聞き、またまた人権派弁護士やリベラル派市民が聞けば卒倒するような極秘方針について当サイトは緊急独占取材を敢行した。
https://www.j-cia.com/archives/16149 ※mono....有料課金記事
★ 「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がアメリカや中国の2倍超に 「Newsweek(2020年5月1日(金)16時25分)」より
/<より多くの人をウイルスにさらすことで集団免疫を獲得する、というスウェーデンだけの「人体実験」には国内から反対も出始めている>
ロックダウンに頼らない独特の新型コロナウイルス対策で知られるスウェーデンで、感染者が増え続けている。しかも米ジョンズ・ホプキンズ大学の集計によれば、死亡率は4月30日時点で12%超。これは、感染者が1000人を超える国の中で6番目に高い割合で、現在の感染拡大の中心地で死者数も最多のアメリカ(約5.8%)、ウイルスの発生源とされる武漢市がある中国(約5.5%)と比べても2倍以上の高さだ。
新型コロナウイルスの感染拡大を抑える対策としては、北欧諸国も含むヨーロッパの多くの国が全国的な封鎖措置を取り、厳しい移動規制を敷いている。こうしたなか、スウェーデンは全国的な移動規制や外出制限をしないという独自路線を貫いており、ストックホルムの通りの人でもカフェの客入りも一見、普段通りだ。その「緩い」対策は、世界的にも論議を呼んできた。
ドナルド・トランプ米大統領は4月30日朝、公式アカウントにツイートを投稿。この中で「封鎖措置を取らなかったスウェーデンは、その決定の手痛い代償を払っている」と指摘。「同国では30日の時点で、死者数が2462人にのぼっている。近隣のノルウェー(207人)、フィンランド(206人)やデンマーク(443人)よりもずっと多い。アメリカは正しい決断を下したのだ!」と主張した。
「集団免疫」戦略の効果は
スウェーデンはこれまでに2万1000人近くが新型コロナウイルスに感染したと報告しており、このうち2500人近くが死亡している。感染者の死亡率はノルウェー(約2.6%)の6倍近く、同じ北欧のフィンランド(約4.2%)やデンマーク(約4.9%)と比べても3倍近くにのぼる。かつて中国以外で最も高かったイランの感染者死亡率(約6.3%)も、スウェーデンの半分ぐらいだ。感染者数を見ても、スウェーデンの感染者数はデンマークの2倍以上、ノルウェーの3倍近くで、フィンランドの4倍以上に達している。
感染者の回復状況も思わしくなさそうだ。スウェーデンは4月に何度か感染者の回復を報告しており、最も多かった25日には一気に455人が回復したと発表しているが、それ以外の報告はない。その一方で、感染拡大が始まった3月上旬から、新たな新規の感染者の数は増え続けており、同国の公衆衛生当局によれば4月29日には新たに681人の感染が確認された。
+ 続き
【日本政府の無能】
■ 政府も自治体も集団免疫を知っていながら自分らのアピールで自粛させる 「二階堂ドットコム( 2020/04/26 11:41)」より
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高陽性率という事は、腐れ政府や東京都は、陽性になりそうなヤツしか検査していないという事で、全く信用出来ない数値だと言うことです。集団免疫を隠していますしね。
自粛も半分ポーズ(自粛をいわないと叩くという無知でバカな日本人の「空気」のせい)、あとの不景気は知らないという判断ですから仕方がないですね。施政者というのは、たとえどうなろうと、国民生活を公平に幸福にしなければなりません。全体主義に流れている愚民にちゃんと説明することも必要なのですが、だれもやりません。クサレ国家日本。
新型コロナウイルスの新規感染者数の推移に疑問の声が上がっている。国内は11日の743人、累計感染者数が最大の東京都は17日の201人をピークに漸減傾向。感染拡大が抑制されているかのようだが、陽性率は高止まりしている。欧州が7%未満、韓国が3%ほどなのに対し、日本は約8・7%、東京は約12・3%。市中感染が広がり、無症状感染者が増加している可能性が高い。パンデミックとなった欧州では、陽性率が7%を超えると死者数が増えたとの分析があり、むしろ状況は危うい。
都のデータをめぐり、京大iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授がホームページで〈注目すべきは検査件数に対する陽性者の割合(陽性率)〉と指摘。こう続けていた。
〈2月は3%、3月になって4%、7%と増加し、3月末には18%に急増、4月は中旬まで19%を維持しています。検査件数には、同じ人に複数検査した件数も含まれているという事ですので、実際の陽性率はさらに高いと考えられます。これは危険領域です。非常に多くの陽性者を見逃している可能性が高いと推定されます〉
都の検査件数は16日の1498件をピークに減少傾向。日本全体では安倍首相が6日に「1日当たりの実施可能数を2万件に増やす」と胸を張ったものの、いまだ数千件水準にとどまっている。
山野美容芸術短大客員教授の中原英臣氏(感染症学)はこう言う。
「日本は一貫してPCR検査件数が少なく、新型コロナの統計データは議論の叩き台としては不十分ですし、信用もできない。岡江久美子さんの急逝は気の毒でなりません。昨年末に初期の乳がんで手術し、今年1月末から2月半ばまで放射線治療を受けていたとなると、免疫力も体力も相当落ちている。そうした中で発熱し、医師の指示に従って自宅待機したところ、容体が急変して緊急入院し、ようやく受けたPCR検査で陽性と判明したといいます。明らかに感染を疑う事例なのに、しゃくし定規に待たせる日本のシステムは訳が分からない。医療事故と言っていいと思います。こうしたデタラメが感染を拡大し、実態を見えなくする要因になっている。都内の特定地域で無作為に1000人ずつ選び、PCR検査と免疫検査を速やかに実施し、実態把握に努めるべきです」
■7%超で死者2割増
千葉大大学院の樋坂章博教授(病態検査学)らの研究グループが初期の感染拡大の程度が近い欧米各国の検査状況と死者数の関係を比較したところ、陽性率7%未満の国はそれ以上の国に比べ、死者数を1~2割に抑えられていることが分かったという。早く手を打たなければ、救命の機会をみすみす逃すことになる。
【新型コロナウイルス感染症患者症例】
■ すべての人に抗体ができるわけではない…中国でCOVID-19から回復した患者を研究した結果 「BUSINESSINSIDER(Apr. 15, 2020, 03:30 PM)」より
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- 回復したコロナウイルス感染症患者についての新たな研究によると、それぞれの患者がウイルスに対して異なるレベルの抗体を作ることがわかった。
- 調査した175人のうち10人の患者(6%)は、コロナウイルスへの抗体が検出されなかった。
- この研究では、高齢者と中年者がより高いレベルの抗体を作ったことがわかった。
中国の科学者による130人の回復したCOVID-19患者に関する新しい研究は、ウイルスに対する免疫について問題を提起している。
論文はまだ査読されていないが、患者は異なるレベルの抗体を産生することがわかった。血液中にコロナウイルスの抗体が確認できるということは、おそらく免疫ができているということだ。しかし、調査した患者の約8%では、検出可能な抗体がまったく存在しなかった。
サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、この報告書を作成した調査チームのリーダーであるファン・ジンホ(Huang Jinghe)氏は、「この結果が集団免疫にどんな意味をもつかは、世界の他の地域からより多くのデータが必要だ」と述べたという。
興味深いことに、患者が産生した抗体レベルは年齢と相関するようだ。中年および高齢の回復患者はより高い抗体レベルを有していた。そして、検出可能なレベルのコロナウイルス抗体が存在しなかった患者10人のうち、9人は40歳以下だった。
ウイルスに対する抗体がどのように作用するかを解明することは、ワクチン開発と集団免疫の可能性の両方に大きな意味を持つ。
回復した患者の抗体を測定すると…
上海の復旦大学の研究者らは、上海の病院で回復した軽症のコロナウイルス患者175人から血液サンプルを採取した(重症患者の多くは、治療のために輸血を受けていたため除外された)。
参加者の年齢は16歳から68歳で、高齢(60歳以上)、中年(40歳から59歳)、若年(15歳から39歳)の3つのカテゴリーに分けた。患者は発症から10日から15日後に抗体ができ、その後の状態は安定していた。
研究者が各患者の血液中の中和抗体のレベルを測定したところ、高齢患者は若年患者よりも有意に高い抗体レベルを示すことを発見した。ただし、入院期間に差はなかった。
「これらの結果は、高レベルの抗体がウイルスを除去するのに有用であり、高齢および中年の患者に特に有用であることを示した」と著者らは記している。
このウイルスは高齢者に対する致死性が高いと見られている。アメリカ疾病管理予防センター(CDC)によると、アメリカでは65歳以上の患者における死亡率と重篤な疾患の発生率が最も高い。
すべての人に抗体ができるわけではない
研究で検出可能な抗体が見られなかった患者10人では、「T細胞やサイトカインなどの他の免疫反応が回復に寄与しているのかもしれない」と研究者らは記している。
T細胞は免疫反応を助ける白血球の一種であり、サイトカインは細胞が感染と戦うために放出するタンパク質である。ただし、あまりに多くのサイトカインが放出されると炎症を引き起こし、一部の患者では致命的な結果をもたらしたと報告されている。
コロナウイルスに対する抗体ができた患者でさえ、それがどれくらいの期間持続するのか、研究者にはまだわかっていない。まだ、このウイルスが発生してから、長期的な影響を研究するのに十分な期間が経っていないからだ。
一般的に、ある特定の病気を撃退する抗体が体内にできると、その病気に再びかかることはないが、ある種の抗体は時間の経過とともに弱くなる。加えて、普通の風邪や季節性インフルエンザのように変異するウイルスの場合、ある特定の株に対して蓄積された抗体は、他の株には効果がない。
再感染の可能性とワクチンへの影響
ウイルスに対する免疫ができているかどうかを確認する抗体検査を開始しようとしているアメリカにとって、上海での研究結果は憂慮すべきものになるかもしれない。
しかし、アメリカ国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ(Anthony Fauci)所長は、短期間に再びコロナウイルスに感染する可能性は低いと述べている。
ファウチ氏は「2月と3月に感染して回復していれば、9月と10月には免疫に守られるだろう」と、ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・メディカル・アソシエーションの編集者、ハワード・ボーチナー(Howard Bauchner)氏に述べた。
世界中で37万5000人以上がコロナウイルス(軽度で無症候性の症例の多くが公式な集計で報告されていないことを考えると、より多くの可能性がある)から回復した。現在、世界の3分の1が何らかの形で閉鎖されているが、回復した人々が最初に職場に復帰する可能性がある。
「これらの人々を特に重要なインフラの仕事に従事させた場合、抗体陰性で一度も感染したことがない人々よりも感染拡大を引き起こす心配が少ない」とファウチ氏は述べている。
以前から言ってるけど、高齢者と接触しない40代以下には普段通り行動してもらい、外食その他のサービス業・製造業の廃業を防ぐべき。高齢者は自宅待機。無視して外出して感染する高齢者は自己責任。感染者の多くは非高齢者なので、感染数の増加にパニックを起こすのは愚か。(画像は永江氏から拝借) pic.twitter.com/5lAI3Wejsr
— H.S. Kim (@xcvbnm67890) April 18, 2020
— 字幕大王 (@jimakudaio) April 18, 2020
【ピークカット】シンガポールが実質的なCovid-19対策を取っていない英国、スイス、日本を名指しで非難しこの3国からの入国者には2週間の自己隔離措置を取り始めた。つまり集団免疫戦略を取る国とは交流を断つつもり。スイスは事態の急激な悪化を受けて封じ込め戦略に転換。残るは英国と日本。https://t.co/Z0RE9SM3Ec
— Mikio Oishi (@mikionz) March 17, 2020
【医療崩壊】 / 【ピークカット】
■ ピークカット戦略(集団免疫戦略)地獄への道は善意で舗装されている 「Sato Hiroshi(2020.3.14)」より
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「コロナの感染を止めることは難しいので、ピークをコントロールし、最終的に、ゆっくりとみんながコロナに罹ることによって、集団免疫を獲得しよう」
いわゆるピークカット&集団免疫戦略とよばれるものだ。
先日英国のジョンソン首相がこの路線をとることを表明し話題になった。
私はこの戦略が最終的に破綻し、より多くのコストを払うことになるだろうことを2月の始めから繰り返しツイッターで書いてきた。しかしながら、いまだ多くの政治家やブロガー、識者ですらピークカット&集団免疫路線を支持していていることに驚きを隠せない。
なぜピークカット戦略が破綻するのか。なぜ最終的なコストが高く付くのか? 多少長いが、できるだけシンプルに書いたので最後まで読んで欲しい。
(※mono....中略)
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この戦略は上記の図で示される。細いピンクのカーブが何もしないときで、太いカーブがピークカットだ。これは良いアイデアのように見えるが、これは一度選択したら元に戻れない地獄への道であることを示す。
ピークカット(集団免疫)戦略のワナ
2つある。このエントリの趣旨である。
i) 医療キャパシティがふんだんにあるように見えてしまっていること
よくあるポンチ絵では医療キャパは余裕をもって書かれており、グラフの真ん中あたりに線がある。しかし実際のキャパは図で示されるより、遥かに小さく、ボトムに張り付いている。具体的にいうと国民の0.96%が同時に罹患すると医療崩壊を起こす。
ii)ピークカットする期間が、実に短く見えてしまっていること
ポンチ絵では、ピークカットで先延ばしに見える期間が明示されていない。多くのひとがこれを数カ月と解釈している。しかし、計算すると必要なピークカット期間は最低でも36ヶ月である。実際はこれより遥かに長い時間がかかるだろう。
順番に解説する。
人工呼吸器というボトルネック
(※mono....中略、必読)
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しかし、人工呼吸器が足りなくなったらどうなるだろうか。自力呼吸が危うい状態になった場合、どんなに若かろうが、免疫力が強かろうが、呼吸器の補助なしに回復することは無いと聞く。つまり、人工呼吸器がないために、助かるはずだったが死んでしまう。
これにより、死亡率が重篤者と同じ率にまで跳ね上がる。つまり死亡率は5%になる。いまイタリアでおきていることはこれであり、中国で若い人が多数死んだのもこのせいである。
日本の病床は十分たくさんあるから(90万)大丈夫ではないのだ。本当の医療のキャパシティは、病床数ではなく人工呼吸器の数にある。これはどれだけ強調しても強調しすぎることはない。
これに気づいたのか、直近になり全国の人工呼吸器の数の調査が急遽おこなわれた。サンプル調査であるが、そこから総数を推計できる。私の推計では、全国で、現在存在する人工呼吸器※の数は、9万7千。うち現在利用可能な数は、約6万と推計される。
※人工呼吸器=人工呼吸器+マスク専用呼吸器+人工心肺(ECMO)
国民の0.96%が同時に罹患しただけで医療崩壊する
(※mono....以下略、必読)