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【重要】
■ 続・新型コロナウイルス感染症との闘い ー 感染拡大とPCR検査の保険適用 「CIGS:研究主幹-鎌江伊三夫(2020.03.11)」より
■ 新型コロナウイルス感染症との闘い ー 知っておくべき検査の能力と限界 「CIGS:研究主幹-鎌江伊三夫(2020.02.12)」より
エチレンオキシド https://t.co/TdC1CcGPZ3
— Shintaro🗣️ (@SadisticMafia) January 30, 2022
こんな動画を見つけました。
— マサキート(ホンジュラス🇭🇳でもっともポピュラーな日本人)国際結婚🇯🇵🇭🇳 (@TocoaMasaaki) January 28, 2022
検査用の綿棒には、陽性反応用と陰性反応用の2種類あるようですよ。 pic.twitter.com/f383X7BRtG
「"コロナ感染 数秒で判定可能に"
— ナカムラクリニック (@nakamuraclinic8) August 13, 2020
生理食塩水で口をゆすぐ→ゆすぎ液を検査→コロナの有無を判定」
ゲイツが「PCR検査はやめろ」って言ってたのは、この検査を新たに普及させるため?https://t.co/G1wRAD7EeV
※mono....リンク先英文記事の機械翻訳
イスラエルの病院がCOVID-19のための超迅速な唾液検査を試験中
(ロイター) - 新たに開発された唾液検査は、新型コロナウイルスに感染しているかどうかを1秒以内に判定することを目的としており、イスラエル最大の医療センターが木曜日に発表した。
患者は生理食塩水で口をすすぎ、小瓶に唾液を入れる。
これは、簡単に言えば、検体に光を当てて反応を分析し、COVID-19と一致しているかどうかを確認するための小さなスペクトル装置によって検査される。
機械学習により、時間の経過とともにより正確になります。
新型コロナウイルス肺炎(COVID-19)に対するCT検査については慎重な対応を(日本放射線科専門医会・医会)https://t.co/NhW8JGPsad pic.twitter.com/XgjPgmm64p
— nagaya (@nagaya2013) May 4, 2020
■ 【新型コロナウイルス】国産初の抗原簡易検査キットの開発に成功 ウイルスを15~30分の短時間で検出 横浜市立大学 「糖尿病リソースガイド(2020年04月28日)」より
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横浜市立大学は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)抗原を特異的に検出できるモノクローナル抗体の開発に成功した。作製した抗体は、近縁のSARSコロナウイルスや風邪の原因となるヒトコロナウイルスとは交差反応を示さず、SARS-CoV-2だけに反応する。
(※mono....以下略、詳細はサイト記事で)
厚労省データは信頼に値するのか
現在、日本国内の感染状況について議論する際に、最も信頼されているのが、厚生労働省が毎日発表している感染状況のデータ「新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について」でしょう。
しかし、厚労省データは、信頼できるものなのでしょうか。もし、このデータが深刻な矛盾を抱えているとすれば、私たちは何に基づいて判断し、政策決定を行えば良いのでしょうか。
私が検討を始めたのは、日本国籍者の数字に直感的に違和感を感じたからでした。3月19日でいえば、国内事例892人のうち日本国籍者が642人。逆に言えば、陽性者のうち28%が外国籍者ということになります。
★ 5分で感染確認、米企業が開発 - FDA緊急許可、1日5万件可能 「共同通信(2020/3/29 15:20 (JST)
)」より
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【ニューヨーク共同】米医薬品・医療機器大手のアボット・ラボラトリーズは29日までに、5分で新型コロナウイルスに感染しているかどうかを確認できる検査方法を開発し、米食品医薬品局(FDA)から緊急使用許可を受けたと発表した。
近く米国の医療現場で展開する。1日当たり5万件の検査ができる。判定に数時間かかるとされる現行の検査と比べ、大幅に時間を短縮できる。検査機器は小型のトースターサイズで約3キロと持ち運び可能。
患者の鼻や喉から綿棒で粘液を採取し、検査機器で新型コロナウイルスに感染しているかどうかを確認する。陰性を最終確認するまでは13分かかるという。
(※mono....PCR検査ではなくて抗体検査?)
■ ルーセンス RNA試料を安定化 キット開発、輸送に最適 「化学工業日報(2020年3月25日)」より
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シンガポール/米国のゲノミクス企業であるルーセンスは、RNA評価向けに核酸調製を安定化させる「SAFER-Sample」キットを開発した。新型コロナウイルス感染症などのウイルス感染検査をサポートする試料採取メディカルデバイスで、最大1週間にわたり室温でウイルスRNAの安定状態を保つことができる。
SAFER-Sampleキットは、試薬がシンガポール科学技術研究庁バイオ工学・ナノテクノロジー研究所で発明。他の検体輸送媒体と比べ、室温でRNAウイルスゲノムの安定性向上が可能で、より正確な検査結果につながることが実証されている。
ウイルス感染の確定診断には、患者の鼻や喉からスワブ採取が必要で、これら試料を冷却媒体で輸送することが推奨されている。しかし冷却媒体は簡単に入手できるわけではなく、世界的に不足している。とくに長距離に位置する検査センターなどに常温輸送した場合、検体が乾燥、コンタミ、腐敗により、事実と異なる検査結果を招くことも多い。正確な診断検査は試料の質、保存、検査所までの輸送に影響される。
現在、シンガポール国立感染症センター(NCID)がSAFER-Sample試薬を用いて、採取した患者検体の評価を実施中。また、医療従事者の安全性を高めながら患者試料を採取・処理するための、試料採取時にウイルスを不活化する特性について評価が進められている。
■ 新型コロナ 栄研化学 LAMP法の検査キットを発売 「化学工業日報(2020年3月19日)」より
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栄研化学は18日、新型コロナウイルスの検査キットを発売したと発表した。独自の遺伝子増幅技術「LAMP法」を用い、35分でウイルスの有無を判定できる。専用装置はすでに国内医療機関に約500台を納入している。検査薬の増産体制を整備し、新型コロナ対策に貢献する。価格は48テスト分が7万6800円(税別)。
★ 新型コロナ 東洋紡 PCR検査薬を増産 「化学工業日報(2020年3月17日)」より
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東洋紡が新型コロナウイルス感染症の検査薬の対応を着々と進めている。敦賀バイオ工場(福井県敦賀市)では現在、平常時(2019年)の20倍強となる月産数十万検体分の汎用のPCR検査試薬を生産。中国の検査薬メーカーと日本の検査機関へ供給している。ウイルスから遺伝子を抽出する前処理を省略できる同検査試薬キットも開発中。60分以内での判定を目指している。化学合成によって人工的に作製したウイルスを用いた検証で良好な結果を得た。公的に検体を入手できれば、1カ月以内に開発できる見込み。まずは月16万検体分、最大月50万検体分までの供給を想定している。
増産している「サンダーバード」はさまざまなウイルスの遺伝子を増幅できる汎用のPCR試薬。国立感染症研究所の病原体検出マニュアルに新型コロナウイルス検出法に用いる試薬として収載されている。
(※mono....中略)
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同社はこれまでに前処理を省けるさまざまな方法を検討してきた。すでに実績のあるノロウイルス検便検査用試薬を応用し、新型コロナウイルスに特化したPCR試薬の開発などを進めている。保有する高度な試薬酵素技術と配合のノウハウを活用することで高感度な試薬を実現させ、PCR検査時の温度上昇のみで遺伝子を抽出できる仕組みの構築などを目指している。
★ クラボウ 15分で判定 新型コロナ検査キット 「化学工業日報(2020年3月13日)」より
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クラボウは12日、新型コロナウイルスの検査キットを16日に発売すると発表した。イムノクロマト法を用い、15分で感染の有無を目視で判定できる。衛生研究所や臨床検査会社などに、1日当たり1万テスト分を供給する計画。イムノクロマト法による新型コロナの迅速検査キットは国内初とみられる。保険適用を視野に入れている。
検査キットはクラボウの中国提携先が開発。これまでに1000例以上の臨床データがあり、同国では4日に標準診断法のガイドラインに採用された。
10マイクロリットルの血液をキットに滴下するだけで診断でき、PCR法と比較して時間、コストなどを削減できる。血液検査のため、検査作業者への2次感染のリスクも軽減できる。
キットは感染時に体内で生成される特定の抗体を検出する。PCR法で検出が難しいとされている感染初期でも判定できる。PCR法は検体中のウイルス量の影響を受けやすいが、同キットは血液中に抗体が存在すれば判定可能。サンプル採取の方法や部位による偽陰性も出にくい。
感染の初期段階で生成される抗体「IgM」用と感染後長期間にわたり最も多く生成される抗体「IgG」用の2種類を用意し、正診率はそれぞれ95・72%、94・24%。陰性判定率については、ともに100%。併用することで検査精度は高まる。2種ともに価格は税別で2万5000円。
同社環境メカトロニクス事業部バイオメディカル部は、イムノクロマト法などを用いた食品中の成分や食中毒菌などのDNAを判定する試薬キットを開発・販売している。今回、新型コロナの感染拡大を受けて、中国の提携先が開発したキットの輸入、販売に踏み切った。
★ 新型コロナ シスメックス 高感度に20分で検査 「化学工業日報(2020年3月9日)」より
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シスメックスは、新型コロナウイルス感染症を高感度に20分以内で診断できる検査技術の開発を始めた。検査に数時間以上を要するPCR検査に比べて簡便で、イムノクロマト法に比べて感度に優れる。小規模な医療機関でも設置しやすい小型装置で、クリニックなどでの需要を見込んで早期の実用化を目指す。
6日にウェブを通じて開催した技術説明会で明らかにした。シスメックスは新型コロナウイルス感染症に対して複数の検査の開発に取り組む方針。すでに着手しているのがPCR検査試薬で、次に抗原抗体反応の仕組みを利用した検査薬を開発する。鼻咽頭から採取した検体に含まれるウイルスや抗体を測定し、20分以内に検査できる。
すでに卓上型の小型免疫測定装置を開発ずみで、大型装置と同等の検査性能があることを確認している。IoT(モノのインターネット)機能を搭載し、スマートフォンなどで簡単に操作できる利点もある。新型コロナ向けの検査試薬の検討を始めており、「できるだけ早く開発したい」(浅野薫取締役専務執行役員)考え。
臨床検査室や検査機関向けに展開している全自動免疫装置「HISCL」でも新型コロナを検査できるようにする。血液を用いて診断でき、大量の検体を処理できる。今後開発・実用化が進むワクチンや治療薬の効果の把握にも役立てられるという。
女王降臨ひろみちゃんねる
2020/03/18 に公開
私は怒っている!
上昌広の言う PCR検査で新型コロナの早期発見早期治療なんて不可能!
上昌広に医学会からの猛批判が押し寄せる理由を女王が解説!
○仲田洋美Twitter
https://twitter.com/drhiromi
○神宮外苑ミネルバクリニック
https://minerva-clinic.or.jp/
○仲田洋美プロフィール
https://minerva-clinic.or.jp/staff/
○文化人放送局
https://www.youtube.com/channel/UC7dXPammhcS6lrPzgq7WAPQ
○健康についての正しい情報を発信しますので、チャンネル登録をお願いします!
https://www.youtube.com/channel/UCg4HFTZjMsOUyDGUNBo05Eg
3月4日収録
【出演者】
- 生田よしかつ(豊洲仲卸3代目)
- 福田カレン(通翻訳者、フルーツオブエデン主宰)
ゲスト
- 仲田洋美(神宮外苑ミネルバクリニック院長)
2020/03/09 に公開
仲田洋美先生のブログです。
https://minerva-clinic.or.jp/blog/king-of-fake-not-studied-enough/
3月4日収録
【出演者】
- 生田よしかつ(豊洲仲卸3代目)
- 福田カレン(通翻訳者、フルーツオブエデン主宰)
ゲスト
- 仲田洋美(神宮外苑ミネルバクリニック院長)
■ 厚生労働省が「ドライブスルー方式」のPCR検査を実施しない理由を発表し、様々な反応が 「togetter(2020.3.15)」より
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厚生労働省 @MHLWitter
厚生労働省では、ツイッターを通じて国民の皆様向けの情報を発信しています。ツイッターに寄せられたコメントへの返信はしていません。ご意見は、下記URL「国民の声」からお寄せください。 (国民の声 mhlw.go.jp/form/pub/mhlw0…)
mhlw.go.jp
厚生労働省 @MHLWitter
【#新型コロナウイルス「ドライブスルー方式」のPCR検査を実施しない理由について】「ドライブスルー方式」のPCR検査が、いくつかの報道で紹介されています。(1/5)2020-03-15 13:37:20
厚生労働省 @MHLWitter
新型コロナウイルス感染症にかかっているのではないかと心配される方が、PCR検査を受けるためには、医師の診察が重要です。「ドライブスルー方式」では、医師の診察を伴わないことが多いため、我が国では、実施しておりません。(2/5)2020-03-15 13:37:21
厚生労働省 @MHLWitter
発熱した方が受診された場合、医師は診察で、患者の既往歴、年齢、症状、検査所見などを踏まえ、新型コロナウイルス感染症を疑うのか、他の疾患を疑うのかなどを総合的に判断して、新型コロナウイルス感染症を疑った場合に、PCR検査を実施します。(3/5)2020-03-15 13:37:21
厚生労働省 @MHLWitter
インフルエンザ等で発熱を起こす他の疾患も多いので、医師の診察を伴わない場合は、PCR検査の陽性的中率が低下します。また、新型コロナウイルスに感染している方が、誤って「陰性」と判断されてしまうケース(「偽陰性」と言います)も一定程度発生し、感染を拡大させてしまう可能性があります。(4/5)2020-03-15 13:37:22
厚生労働省 @MHLWitter
こういったことを踏まえ、現在我が国では、感染者との接触の有無や症状を踏まえた医師の判断に基づき、PCR検査を実施することとしています。(5/5)
(※mono....以下賛否両方のコメント引用は下記のひとつを除いて略)
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オニク @EzW5u
@MHLWitter 検査は医療崩壊も理屈はわかります。
ただそうすると、自宅療養で耐えろ、若者は自然治癒力で治せ、後遺症リスクもあり得る、発症するまで無自覚感染者は菌ばら撒きまくり、早期治療出来ず死亡
など、あらゆるリスクヘッジを伝え切れなければ国民の不安の解消には至らないですね。
血液1滴15分で新型コロナ高精度判定、専門機関向け検査キットhttps://t.co/lhZtJf11DZ
— EARLの医学ツイート (@EARL_Med_Tw) March 12, 2020
イムノクロマト法で研究・検査機関向けに販売を開始(なので病院にはないです)。ガイドラインではIgM抗体検出は発症から3-5日後、IgG抗体はペア血清で急性期の4倍以上。感度特異度はまだ見つけられてません
(※mono....最近の国立感染研究所での検査数が少なすぎる、というよりゼロが続いている。何かあったのかな?もしかして所内感染があったか? 2020.3.13記)
※mono....これはもう「コロナ検査の闇」だ。市民・国民にとっては絶望的な状況だ。
はい、その通りです。制限かけられてます。
— 北方領土②手洗いうがい歯磨き換気風呂入ったかぁ~ (@aaNRf6vPzwk8xkf) March 12, 2020
【告発】都内病院院長「新型コロナ疑いの患者が多数来院も、PCR検査の許可が降りないためそのまま帰している」
— ✳️ Pecko (@pecko178) March 12, 2020
・民間の中規模病院。すでに20症例を超えるCOVID19疑い患者が来院。
・COVID19疑いとしてPCR検査依頼を保健所に。しかしほとんどの場合検査許可はおりず。https://t.co/rDkag8k7LR
ーーーーー
■ Vol.050 新型コロナウイルス、”持ちこたえている”という評価の中で現実に起きていること 「医療ガバナンス学会(2020年3月12日 06:00))」より
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都内某クリニック
匿名
2020年3月12日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 http://medg.jp
先月末、20代の生来健康な女性が発熱と咳で来院されました。症状は通常の上気道炎と思われましたが、現在の状況を鑑み念のため胸部レントゲンを施行。肺炎像がないことを確認し、内服薬で帰宅といたしました。3月7日土曜日、症状が改善しないため来院されました。非常勤医が対応しましたが、増悪所見がないことからいったん経過観察とし、改善がなければ再度来院を指示いたしました。本日、37.8度の発熱が下がらないことを主訴に来院されました。症状は乾性咳嗽と発熱、だるさ。レントゲンを再度施行し肺炎像がないことを確認いたしました。採血では白血球数に異常なく、Hb9.0の小球性貧血を認めだるさはこちらからくるものかもしれないと考えられました。しかしながら、37度後半の熱が、およそ10日間続いていることから帰国者・接触者センターに相談の電話をし、PCRを念のために施行していただきたい旨を伝えました。
返答は
1.緊急性がないようであれば、今日は5時で業務が終わっている。
2.明日になっても症状の改善がないようであれば、医師の方から保健所に連絡をして、支持を仰いでほしい。本人が保健所に電話をしても、検査はしてもらえない。
上記のようなものでした。あまりの返答にびっくりいたしました。まず、緊急性がないというのはどういうことなのか。肺炎等の病状としての緊急性がなければ、仮にコロナの感染が疑われてもそのまま様子を見てしまってよいということなのか。それであれば、なぜ、感染者が一人でも出た場合は全員を隔離するという方法をとっているのか。
保健所に心配な患者さんが直接電話をしても検査できる医療機関を紹介してもらえないということも、メディアでの説明と大きく異なっていました。濃厚接触が疑われる場合であっても、本人からではだめなのかという問いに対しましては、濃厚接触者は国が全員を把握しているので患者さん側から申し出があることはあり得ないとの返答でした。そうであれば、なぜ濃厚接触が疑われる場合は電話相談をするように呼び掛けているのか全く理解できない返答でした。
患者さんは、結局かかりつけの医療機関を受診し、肺炎が認められるまでは検査をしてもらえず、あちこちの医療機関を何か所も回ってついに感染が発覚するという状況が蔓延しているように思われましたが実際にこの対応ではそうならざるを得ないことが明らかとなりました。
そして、かかりつけ医療機関はコロナの感染者が受診したとなれば風評被害も出れば業務に支障も出るという状況でありこれではだれも診療を行いたくなくなります。特殊な防護服もなく、マスクさえも手に入らないような状況で第一線で医療をやっている臨床医を守ろうという意識も全く欠如していると強く感じました。
もし、重症ではないが、コロナかどうかわからない人を通常の日常生活にもどしてしまってさしつかえないのであれば、コロナ感染症を大げさにとりあえず通常の風邪として扱うべきです。そして重症化しない限り心配がないことを広く伝えていくべきです。
もし、コロナ感染症を特別な危険な感染症と本当に考えているのであれば、疑わしい患者さんをしっかり検査して、自宅隔離でも何でもよいので隔離措置をとるべきです。現在行われていることは、このどちらでもなくいたずらに不安と混乱を招き、医療現場を疲弊させる行為であると強く感じました。
15分で判定・精度95%、新型コロナ検査キット販売へ…中国から輸入https://t.co/5pZnfrErA4#経済
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) March 12, 2020
【孫正義】
■ 孫正義氏、新型コロナの「簡易PCR検査」を100万人に無償提供とツイート--批判が殺到 「CNET-JAPAN(2020年03月11日 19時19分)」より
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(※mono....詳細はサイト記事で)
検査したくても検査してもらえない人が多数いると聞いて発案したけど、評判悪いから、やめようかなぁ。。。
— 孫正義 (@masason) March 11, 2020
昨夜、孫正義氏から検査キットを10万セット医療機関に寄贈したいと電話がありました。ニトリホールディングスの似鳥昭雄さんからは故郷北海道に100万枚のマスク寄贈です。色々な人が立ち上がってくれています。
— 甘利 明 (@Akira_Amari) March 11, 2020
(※mono....リプライを参照)
孫さん上念さんのお話を聞いて下さい。
— テルヨシfx (@teruyosiFX) March 11, 2020
本当に医療崩壊が起こる可能性があります。https://t.co/oN5q0VoRjI
その協力会社ってどこですか?中国ですか?
— silent (@o_6v) March 11, 2020
中国で検査するなんてことになれば、
日本人の遺伝子情報が、一気に100万人分も蓄積できますね
「特定の民族に多いとされる特定の遺伝子に反応するウイルスなどを開発すれば、「兵器」として利用されうるのではないかという点。」https://t.co/fJPSuD4Ujz
■ 韓国コロナウイルス、ドライブスルー検査は感染拡大原因に? 「Bookservice.JP(2020年3月2日)」より
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韓国のドライブスルーでコロナウイルスチェックを始め、「凄いな韓国のフットワークの軽さは」…と、思っていたが、SNS上で衝撃な事実が判明。
なんと手袋交換をしないで検査していると。
感染の媒介になってしまう可能性が非常に高いです。
テレビでも、保健所?の前で手軽に検査にきている一般の人達がいましたが、テーブルの除菌や検査する人はちゃんと対応しているのか疑問に思います。
日本も、人の振り見て我が振り直せで、検査時は慎重さが必要だ。
日本じゃこんなのめったに聞きませんがね。
(※mono....以下略、詳細はサイト記事で)
ーーーーーこの写真見ると、鼻水だらけの手袋で次の車のドアや綿棒にさわるんでしょうね。
— hirosea (@aesorih) March 11, 2020
そりゃあ感染が広がるよ。
なんてことだ。
— urima (@urima19) March 8, 2020
息子かと思うと涙出る。
本人は病院へ行くという正しい選択をしているのに。
私達庶民は、コロナを疑ったら、検査してもらえるのも運。生きるのも運なんだな。
庶民なのも、運が無いのも自己責任。
なにこの国。
この男性の快復を心からお祈りします。 https://t.co/kjOZJ2XoFn
韓国の検査数を見てみたら今日9時の時点で既に「85693件」の検査が行われているのが分かる。検査拒否が横行し見かけの感染者数が少ない日本では、韓国における感染者数の増大がセンセーショナルに報じられているが、重要なのは実態の把握。その点、もう我が国は先進国とは呼べない。 pic.twitter.com/0h8xcaVvHL
— 異邦人 (@Narodovlastiye) February 29, 2020
アメリカのコロナ検査数はたったの500。それで100人の感染者が出てる件。
— YTB投資情報局 (@YTB_investment) March 5, 2020
来週激増の予感2 https://t.co/v2rb3RqOvb
■ 感染者もPCR検査も韓国は日本の17倍!韓国の感染者急増はPCR検査数の差? 「Yahoo!news(辺真一 | ジャーナリスト・コリア・レポート編集長 2020/3/5(木) 12:25)」より
(※mono....前半中ほど後半略、詳細はサイト記事で)
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実際に韓国では2月27日午前9時の時点でPCR検査を受けた人は4万4157人だったが、今日(3月5日午前9時)現在、その数は延べ14万775人に達している。その結果、3月5日午前9時基準で5776人の感染者が発見されている。
ちなみに日本は厚生省の発表では、自治体の検査数を含めるとこれまで実施されたPCR検査は3月4日午後12時現在、延べ8111件。韓国の約17分の1に留まっている。
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PCR検査は人口比率からしても韓国は1173人あたり1件なのに対して日本は6万7000人のうち1件しか検査ができてないのは問題だ。
■ 新型コロナウイルス感染症との闘い ー 知っておくべき検査の能力と限界 「CIGS(2020.02.12)」より
(※mono....抜き貼り)
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これは、2001年に起こったBSE(牛海綿状脳症、いわゆる狂牛病)による社会的パニックに類似している。当時、イギリスで発生した狂牛病の流行を恐れるあまり、わが国でのヒトの死亡は1例もなかったにもかかわらず、街のスーパーの店頭から牛肉が全くなくなる現象が起こった。当時のニュース映像では、タバコを吸いながら「怖くて牛肉が食べれない」と話す人の姿が流れていた。
これは全く誤ったリスク認識と言わざるを得ない。例えば、タバコ関連死は年間10万人にも及ぶし、交通事故死も年間数千人に上る。タバコや交通事故のほうがBSEよりはるかに怖いのである。死亡の危険を避けるなら、牛肉を食べるのをやめる前に、まず禁煙して車に乗らない方がよい。しかし、「狂牛病」といった怖い語感や、足の立たなくなった感染牛のニュース映像が、人々の不安な心理をあおった結果、誤ったリスク認識が蔓延してしまったのである。
/これは、2001年に起こったBSE(牛海綿状脳症、いわゆる狂牛病)による社会的パニックに類似している。当時、イギリスで発生した狂牛病の流行を恐れるあまり、わが国でのヒトの死亡は1例もなかったにもかかわらず、街のスーパーの店頭から牛肉が全くなくなる現象が起こった。当時のニュース映像では、タバコを吸いながら「怖くて牛肉が食べれない」と話す人の姿が流れていた。
これは全く誤ったリスク認識と言わざるを得ない。例えば、タバコ関連死は年間10万人にも及ぶし、交通事故死も年間数千人に上る。タバコや交通事故のほうがBSEよりはるかに怖いのである。死亡の危険を避けるなら、牛肉を食べるのをやめる前に、まず禁煙して車に乗らない方がよい。しかし、「狂牛病」といった怖い語感や、足の立たなくなった感染牛のニュース映像が、人々の不安な心理をあおった結果、誤ったリスク認識が蔓延してしまったのである。
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以上のような問題をできるだけ避けるためには、本来、集団スクリーニングは、対象をハイリスク集団に絞って行うべきものである。この原則に従えば、水際作戦としての感染防御の観点からは、全員検査を急いでやるべきではないとの結論になる。その意味で、これまでの厚労省が取ってきた方法は間違っていないと言えよう。
かつて80年代の中ごろ、米国でエイズウイルス感染への社会不安が起こった際に、集団スクリーニングが必要かどうか議論になったことがある。米国の公衆衛生当局は、結局、偽陽性者への社会的差別に対する懸念に配慮して、集団スクリーニングを行わない決定を行った。
そのような公衆衛生上の集団スクリーニング検査をめぐる歴史的教訓が、今回のクルーズ船の検疫問題のメディア報道には、全く活かされていないように見える。医師や公衆衛生の専門家と呼ばれる人からも、全員検査を行うべきとの意見が聞かれるのは、まさに驚きである。米国で、医学検査を確率論的に分析する臨床疫学上の手法が学問的に確立されたのは、80年代であった。その臨床疫学の知見が、30年たっても我が国では十分に実践応用されていないようだ。もし、乗客・乗員の健康上の必要性や倫理面に配慮し、早めの下船を目的として全員検査を政治的決定として行うとしても、偽陰性や偽陽性をめぐる説明と対策を同時に行う必要があろう。
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以上のように、公衆衛生上の政策や戦略決定には、検査や治療法などの医療技術を科学的・客観的なデータに基づいて分析・評価し、しかもその論拠を明確にすることが必要である。PCR検査の例でもわかるように、判定結果の正しい解釈がその第一歩となる。そして、そのような科学的知見に基づいて、さらに社会的、倫理的、法的、あるいは経済的、政治的視点などの学際的な視点を総合して、最終的な政策決定を行っていかなければならない。
新型コロナウイルス感染症の脅威は、まだこれからどうなるのか不確実性が大きいと言える。水際作戦だけでは、既述のように完全に防御できないことは理論的にも明らかである。従ってこれからは、地域の中での防御、特に病院、学校、高齢者施設といった免疫力の低いハイリスクの人々にもっと注意を払い、地域での集団感染の予防に主眼を移した対策が望まれる。
そのためには、学際的な専門家チームによる一層の情報収集と論理的な分析・評価が必要となる。しかしわが国では、平時からそのような医療の緊急対応に備える米国のCDCのような高度な専門機関やチームが設置されていない。厚労省は、今回のことを教訓に、米国CDCの機能を凝縮し、感染症専門家だけでなく、最新の臨床疫学や技術評価、リスクコミュニケーションに精通した専門家も含む特別チームを平時から配置しておくことを検討してみてはどうだろうか。緊急時には、そうした特別チームから国民に向けて直接に、明確な論拠とわかりやすいリスク情報の発信がなされれば、国民の側の非合理なリスク認識やパニック的な社会的対応も減少するに違いない。
[新型肺炎FactCheck] 「スイス製検査キットを日本政府は頑なに導入しない」は誤り | インファクト https://t.co/g71TvF44gs
— EARLの医学ツイート (@EARL_Med_Tw) March 1, 2020
前から指摘されている、上先生が流してたデマ。
【本文一部転載】
チェック対象
スイスの製薬会社『ロシュ』が開発した遺伝子検査キットで、喉の粘膜をとればいいだけの簡単なものもすでに実用化されています。しかし、日本政府はなぜか頑なに導入していません。理由は、厚労省が検査方法を独自開発するために予算をつけ、公共事業にしたからです。最初からロシュの検査キットを使っていれば、クルーズ船の感染拡大をもう少し抑えられたかもしれません。
(医療ガバナンス研究所の上昌広理事長、2月21日付NEWSポストセブンの記事で)
結論
【誤り】当初はロシュ社の検査キットは使えなかったが、2月中旬の段階では既にロシェの検査キットは使えるようになっている。厚労省の担当課に確認し、導入を認める国立感染症研究所のマニュアルでその事実を確認した。
[新型肺炎FactCheck] 「スイス製検査キットを日本政府は頑なに導入しない」は誤り | インファクト
— 上 昌広 (@KamiMasahiro) March 2, 2020
いろんな記事が出ます。元NHKの人。
この記者には説明したけど、本当に感染研は導入したんだろうか?同等と認めたことまでは確認しているけど。その割にはpcr増えてない
https://t.co/imGj4km33t
一つ疑問が有るのですが
— ぬらりひょん (@lHijnJASc96nCSL) March 2, 2020
此の厚労省の課長さんは「現在どれくらい導入されているかは把握していない」と仰っていますが、同等と認められ需要も高まっていると認識している中で実際に感染研が導入に向けて動いているもしくは導入した具体的な数字が出てこないのはおかしいのではないか?
■ 米国でコロナウイルスの検査に行ったら35万円。請求額に息も絶え絶え 「GIZMODO(2020.02.28 09:00 PM)」より
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日韓の検査数の差でヒートアップしてますが、米国のことも忘れないでね…。
アメリカはご覧のように感染者59人で、あちこちブロックしまくってますが、検査できる州が実は3つか5つぐらいしかなくて、中国出張後に咳が出て検査に行った男性が3270ドル(約36万円)も請求されて心臓が止まりそうになっていることがわかりました!
検査1回で36万円+診療代
この気の毒な男性はマイアミに住むOsmel Martinez Azcueさん。いつもなら薬局でかぜ薬を買って家で寝てる程度の症状だったのですが、状況が状況だけに「家族や周囲に迷惑がかかったら大変だと思って、義務を果たしにいった」のだとMiami Heraldに語っています。立派。
病室の入り口で消毒液のようなものをシュシュッと吹きつけられて「コロナウイルスのCTスキャンが必要」と言われましたが、Azcueさんは医療機器メーカー勤務で年収55,000ドル(約600万円)。保険は最低限のものなので、CTスキャン(アメリカでは平均10~20万円もする!)は保険が効きません。先にかぜの血液検査をするように頼んで、それでかぜと診断されたのでやれやれと家に帰りました。
ところが2週間後。保険会社から3270ドル(約36万円)の血も凍る請求が舞い込んでしまったのです。「血をとって綿棒口に突っ込んだだけなのになんでだ…」。息も絶え絶えにMiami Heraldに窮状を訴えて保険会社に取材してもらって初めて「本人負担は1400ドル(約15万5000円)」とわかりましたが、「補償を受けるには過去3年分の医療記録を提出して既往症がないことを証明しなければならない」とかの厳しい条件付き。最後まで息が抜けません。さらに36万円というのは検査代だけで、よくよく聞くと、診察代や手当ての請求書(複数形)は病院側が準備中で、そっちの額はまだ決まってないのだといいます。
いったいいくらむしりとれば気が済むんだ!!!
検査できる州が3つか5つしかない
(※mono....詳細は略)検査キットは”準備中”
(※mono....詳細は略)
ドイツも検査代3万6000円は自腹!
(※mono....前半略)
イタリアから帰ったベルリンの男性がコロナウイルスの検査を希望
→ウイルス緊急ホットラインに68回電話しても誰も出ない
→一般医に回される
→医師が伝染を恐れて診察拒否。支援団体に回される
→支援団体は検査OK。ただし検査代300ドル(約3万6000円)は自己負担と言われる
う~ん、3万6000円かぁ…。アメリカの10分の1だけど、やっぱ高いわ…
(※mono....以下副題のみと後半の記事のみ)感染ゼロのサンフランシスコ、オレンジカウンティが非常事態宣言
「1年で全世界の4~7割は感染」という予測の真意
現にインドでは類似の症状でコロナウイルスにかかってると思い詰めた3児の父(50)が家族を守るために自殺し、致死率2%の流行り病で自ら死を選ぶという、まったく釣り合わない悲劇も起こっています。サウジアラビアでも15日、中国人留学生が隔離病棟から身を投げてこの世を去りました。自殺後に届いた検査結果はすべて陰性。もちろんコロナウイルスの死亡にはカウントされていません。
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★ 新型コロナウイルスの検査 単価1万8000円 保険適用の場合 「NHK(2020年2月29日 3時57分)」より
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新型コロナウイルスの検査について厚生労働省は、医療機関などへの説明会を開き、公的保険の適用となった場合、単価は1万8000円となる見通しを示しました。窓口負担3割の人は5400円となる見込みですが、補助で負担を減らすことも検討しています。
★ 厚労省が政権に忖度か 感染者急増の北海道で“検査妨害” 「日刊ゲンダイ(更新日:2020/02/28 15:42)」より
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日を追うごとに感染者が拡大する新型コロナウイルス。積極的に検査を行わない安倍政権に“感染者隠し”の疑いが浮上している。検査を受けられない「検査難民」が続々と顕在化し、国民から怒りの声が上がっている。そんな中、厚労省が“検査妨害”していたことが発覚した。国民の健康を守る省庁が“感染者隠し”の片棒を担いでいたのだから許されない。
27日の衆院予算委員会で、立憲民主党の川内博史議員の質問で驚きの事実が発覚。25日に厚労省の研究機関「国立感染症研究所」から北海道庁に派遣された3人の専門家が「検査をさせないようにしている疑念がある」と指摘したのだ。
道の対策本部に派遣された3人は、政府が策定した基本方針に記載のある〈入院を要する肺炎患者の治療に必要な確定診断のためのPCR検査〉の実施を必要以上に強調。暗に、「軽症の患者は検査するな」との意向をにおわせ、道職員や保健所職員の間で「検査し過ぎてはいけないのか……」という空気が生まれているという。川内議員は道議会議員から聴取した内容だと明かした。
加藤厚労相は「3人がそのことを言った?うーん……」と首をかしげていたが、本当に知らないのならあまりに無責任というものだ。川内議員に情報提供した立憲民主党の武田浩光道議がこう言う。
「北海道の対策本部に東京から3人が派遣されて以降、『感染疑い』の方がなかなか検査してもらえなくなってしまいました。医者を通じて検査の要望をしても、保健所に断られてしまうというのです。それまでは、37.5度以上の熱が4日以上続く、などといった条件に合致すれば、比較的スムーズに検査してもらえた。とにかく『重症者優先』を訴える3人が来たことで、状況が変わってしまいました」
安倍政権が専門家3人を北海道に送り込んだのは、検査件数を抑え、感染者数を増やさないようにするためだった疑いが強い。現在、北海道の感染者数は54人と全国最多となっている。理由は、重症化する前から検査を認めてきたからだとみられている。
しかし、検査件数を抑えることで感染者数を少なく見せかけようとしているのなら、本末転倒もいいところだ。国会で質問した川内議員は改めてこう話した。
「本来は検査体制を拡充し、陽性の方を早期に発見することが、感染症対策の基本です。早期なら重症化を防げる可能性があります。しかし、政府にはそういう態度が見られません。基本方針にも『患者の早期発見』といった記載はない。結局、政府は検査を拡大することで、多くの陽性患者が発覚することを恐れているのではないか。実態を見えなくするために、検査拡大を拒んでいるのだとしたら許されません」
つくづく「国民目線」からは程遠い政権である。
■ 新型コロナウイルスの検査(PCR検査)をしてくれない、なぜ拒否するのかの理由 「事実を整える(2020-02-27)」より
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PCR検査とは何か、検査精度はどのくらいか、について医療関連機関が書いているページはたくさんあるのですが、なぜPCR検査が大々的に行われないのでしょうか?
ここではツイッター上の医師らによる説明を紹介した上で関連事項をまとめます。
INDEX
- 新型コロナウイルスの核酸増幅検査・PCR検査の基準
- PCR検査をしてくれない、なぜ拒否するのかの理由
- 感度・特異度・有病率・偽陰性・偽陽性の意味
- COVID19の全件PCR検査を拒否する理由のまとめ
- 「再感染」ではなくCOVID19のPCR検査の偽陰性の問題?
- 検査が必要なのに保健所や都道府県が検査してくれない例
- 医療資源全体を見ずに「感染隠し」などと言って検査範囲の拡大を叫ぶ医師らは信用できない
- 民間検査機関を活用する場合の問題
- まとめ
(※mono....記事詳細は略。)
次女1歳、本日入院
— jojoss THE USED (@jojo98111630) February 28, 2020
診断結果
「肺炎」
原因不明ですって。
もちろんコロナウィルスの検査もしてもらえません。
これって拡散してもらえないですか?
高熱、肺炎、入院、これでもコロナウィルス検査の条件整っていないのですか?
私も検査してもらえません。一か月の微熱。6日目の37.5度以上。1か月近い咳。胸が苦しい。検査断れます。まだまだ通院続けて下さいそれから検査するかもしれないって。無駄の通院にもう3万円以上かかってます。
— MK🇮🇱 (@sofimari21) February 28, 2020
★ 「発熱 続いてるのに・・・」“検査難民”の不安 「TBS NEWS(2020.2.26 23:00)」より
★ 発熱繰り返す1歳児、断られた検査 医師認めても様子見 「朝日新聞(2020年2月27日 5時00分)」より
★ 新型ウイルス、迅速検出 新技術開発、30分以内に―神奈川県と理研 「時事ドットコム(2020年02月27日15時04分)」より
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神奈川県衛生研究所と理化学研究所は27日、新型コロナウイルスを30分以内に検出できる新技術を開発したと発表した。まだ研究段階だが、同日記者会見した黒岩祐治知事は「幅広く使ってもらえるよう、国に特段の配慮を求めたい」と述べた。
現在、主流のPCR法は検出まで1~2時間かかるが、新たに開発されたスマートアンプ法では、10~30分と迅速に検出でき、感度もPCR法と同等以上だという。
県衛生研などは、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船していた感染者から採取した新型ウイルスの検体を用い、新技術の有用性を確認したという。
実用化には体外診断用医薬品としての承認が必要で、県などは引き続き実証研究を進める。理研の臼井健悟・開発ユニットリーダーは「まだ2合目くらいの印象だが、実用化に向けた第一歩を踏み出せた」と語った。
- PCR検査を受けられない"検査難民"が問題に
- 政府は「1日3800件超可能」としても実態は約900件
- 専門家「検査しても治療法が変わらないので“医学的に”意味なし」
(※mono....中略)
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検査の数が増えない理由について、政府関係者は「新たな事案が発生したときに備え、検査実施能力の余裕を持たせているというだけのこと。検査が必要な人が検査できないことはない」と説明し、必要な検査は行っているとしている。
(※mono...略)
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加藤綾子キャスター:
久住先生、これは他の病気でも使われる検査なのでしょうか。
久住英二・ナビタスクリニック 内科医:
感染症という点では、冬に流行る子どもが肺炎を起こすRSウイルスとか、麻疹や風疹の検査にも使われますし、がん細胞の遺伝子を検査するときにも、その遺伝子を増やす目的でPCR法というのは広く用いられています。
加藤綾子キャスター:
このPCR検査をめぐっては、「検査が行われる数が少なすぎるのではないか」という声が上がっているのです。日本では、最新のデータでは1日およそ900件にとどまっているのですが、一方で韓国はおよそ6000件(25日16時から26日9時まで)と日本との大きな開きがあるんですね。
加藤綾子キャスター:
これには当然、「政府の対応が遅いのでは」「子供が検査できないのは困る」といった、親御さん世代からの声も出ているんですよね。この900件よりはもっとできるのに、じゃあなんで検査をしないのか。これに対して久住先生はこうお答えになっています、「”医学的には”ほぼ必要なし」。”医学的には”という言葉がついていますが、これはどういうことでしょうか。
久住英二・ナビタスクリニック 内科医:
まずこの検査をして診断をつける目的が何かってことなのです。残念ながら今、新型コロナウイルスの特異的な治療薬、いわゆるインフルエンザに対するタミフルのような特効薬はないのです。ですから、診断しても診断しなくても、治療の方法というのは変わらないのです。基本的には治るのを待つしかない。その間、点滴をしたり、呼吸器を使ったりということなのです。
久住英二・ナビタスクリニック 内科医:
一方で、今後は治療薬が見つかってくると診断するメリットが出てくると思います。そして今、この検査、いわゆるPCRの検査っていうのは、100人の患者さんがいたらそのうち何人(の感染者)を見つけられるかという点では、50%ぐらいしかないんですね。ですから、検査して反応が出なかった時は、「違います」ということにはならない。幸いにも、この検査は特異度といって、「この反応が出たけれども、実は病気じゃなかった」という確率は低いんです。
久住英二・ナビタスクリニック 内科医:
検査も万能ではないのです。その検査を症状がある方に行うのは許されると思うのですが、無症状の方まで全員受けることになってくるとこれはすごく混乱を招いてしまう。(検査結果が)陰性だったからといって、「会社行って大丈夫ですか?」という話になると、「そうじゃないです」になってくるので。そこの知識が皆さん十分お持ちではないので、そこが理解いただかない上で検査だけやってしまうと逆に混乱を招いてしまう。
加藤綾子キャスター:
だから、絶対検査しなくてはということで不安に駆り立てられるほどではないということですね。
そりゃ1、2日熱出て咳してる程度の人を検査するのは意味ないと思うけど、一週間近く38度台の発熱にインフルもマイコプラズマ陰性出てて肺炎発症してる人間に対してコロナの検査しない理由、いったい何があるんだ。表面上の感染者数増やしたくないだけって思われても仕方ない所業。
— しおりーぬ (@miss_schiorine) February 25, 2020
韓国、コロナウィルス検査
— まさむね (@6YwxNE9Dys2THIq) February 25, 2020
2万2千人以上
感染者800人超え
日本、コロナウィルス検査
4500人ほど
感染者180人超え
韓国は日本の5倍の数の検査してるのに日本はなぜ出来ない?
感染した医師に受診し
その後
発熱、咳4日以上
レントゲンにて肺炎確認されず
なのでPCR検査対象外
ほんま、日本クソ
新型コロナウィルスの検査数と感染者数、感染率
— Dr.ナイフ (@knife9000) February 23, 2020
・韓国:検査数20,000、感染者数500人、感染率2.5%
・日本:検査数800、感染者数100人(クルーズ船除く)、感染率12%
日本、やっぱり検査数が少なすぎる。
■ 新型コロナ、厚労省が最新検査法を導入しない呆れた理由 「NEWSポストセブン(2020/2/21(金) 16:00)」より
(※mono....前半略)
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これまで1日1000件程度しか行えなかったPCR検査を、2月18日からは最大1日3000件超の検査体制を整えたと加藤厚労相が発表した。しかし、ここにも大きな問題が潜んでいる。
「スイスの製薬会社『ロシュ』が開発した遺伝子検査キットで、喉の粘膜をとればいいだけの簡単なものもすでに実用化されています。しかし、日本政府はなぜか頑なに導入していません。理由は、厚労省が検査方法を独自開発するために予算をつけ、公共事業にしたからです。最初からロシュの検査キットを使っていれば、クルーズ船の感染拡大をもう少し抑えられたかもしれません」(前出・上さん)
ナビタスクリニック理事長の久住英二さんも、厚労省の“不手際”を指摘する。
「中国ではすでに、CT検査が有効という論文があがり、すぐに切り替えました。しかし、厚労省はそうした最新の検査法を導入していません。感染が流行った国が対応している方法や論文を見て対応すべきなのに、どういう検査が優れているかという最新情報を知らないんです。その結果、本当は陽性なのに陰性と判断される人が増えています。
しかも、ワクチンに関しても、国内のワクチンメーカーは厚労省の天下り先なので、日本で作ろうとしている。なぜ海外のメーカーと協力体制をとらないのか。国民の健康を省みないため、あらゆる対応が後手に回っています」
実際に新型コロナウイルスに感染するとどうなるのか。クルーズ船に乗船して、新型肺炎を発症した70代女性の義弟であるAさんが言う。
(※mono....略、詳細はサイト記事で)
■ 新型コロナウイルス感染をPCRで判定しても、様々な問題が発生する可能性があります。 「五本木クリニック院長ブログ(2020年02月19日)」より
(※mono....前半略)
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私の危惧を共同通信社がこのような形で取り上げてくれました。
話題の「尿1滴でがん検査」に医師が鳴らす警鐘
日本の行政の対応が後手後手であるとの批判もありますし、やれるだけのことはやった、とのご意見もあるようです。今回はあくまで、ウイルス感染に対するPCR検査によって陽性、陰性と判定されたとしても、検査には限界があることについて述べてみます。
(※mono....略)
/3700人に対してPCR検査を行った場合の偽陽性、偽陰性と判定される人は予想外に多い
クルーズ船に乗っていた3700人(もう少し多かったかもしれないけど、計算しやすいように3700人としました)に対して精密検査の一つとして考えられているPCRを行なったとします。PCR検査は微量のウイルスの遺伝子を増幅することが可能であり、臨床の場で大活躍している実践的な検査方法です。
しかし、本当はウイルス感染していないのに陽性と判断してしまうことがどのような検査であっても発生してしまいます。間違って陽性と判定してしまうことを偽陽性と呼びます。
一方で本来はウイルス感染しているのに、いくらPCRであったとしてもウイルス感染していないと間違った判定をしてしまう可能性があります。これを偽陰性とよびます。
今回の新型コロナウイルス(2019-nCoV)に対するPCRの偽陽性率や偽陰性率に関して正式なデータは公表されていません。そこでかなり精度が高いものと仮定して話を進めていきます(故に数字はあくまで予想となることをご理解くださいね)。
感度を95パーセント、特異度を95パーセントとしてみます。
●感度95パーセントとはウイルス感染している人が100人いたら95人を陽性と判定する能力を意味します。
●特異度95パーセントとはウイルス感染していない人が100人いたら95人を陰性と判定する能力を意味します。
95パーセントの確率でウイルス感染が陽性である、陰性であると判定する検査と聞いたら、多くの人が、「これは非常に有用な検査だな」と判断してしまうのでは無いでしょうか?
(※mono....中略)
/26パーセントがウイルス感染している時に感度95パーセント、特異度95パーセントの検査をしたら
(※mono....詳細はサイト記事で)
/ウイルス感染が偽陽性になったしまった人、偽陰性になってしまった人は・・・
めちゃくちゃ高性能の検査があったとしても、100パーセント正確に判定することは残念ながら無理です。遺伝子を増幅して判定するPCRはかなり高度な判定結果を得られるものであっても、100パーセントではありませんし、間違いをゼロにすることは不可能です。
(※mono....詳細はサイト記事で)
/
信頼度が高いと考えられているPCRであっても、前述のような結果になってしまいます。現在、海外ではウイルスの簡易検査キットが開発され、日本でも開発が急がれています。簡易検査キットの性能は間違いなくPCRよりは劣ると常識的には考えられています。
個人的には米国のように米疾病対策センター(Centers for Disease Control and Prevention 略してCDC)のような機関の設立を望みます。例えば厚生労働省のウェブサイトの「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html)では「無症状病原体保持者から感染しますか?」との問いに対して
無症状病原体保持者からの感染を示唆する報告(https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMc2001468)もみられますが、現状では、まだ確実なことはわかっていません。通常、肺炎などを起こすウイルス感染症の場合、症状が最も強く表れる時期に、他者へウイルスをうつす可能性も最も高くなると言われています。
と回答して、CDCへのリンクが貼られています。
CDCは多くの人が心配している疑問に対して「When does spread happen?」との項目を設けて
People are thought to be most contagious when they are most symptomatic (the sickest).
Some spread might be possible before people show symptoms; there have been reports of this with this new coronavirus, but this is not thought to be the main way the virus spreads.
日本語に訳すと
●もっとも症状がある、症状が重い時に伝染する
●症状がなくても伝染する可能性があるかもしれないが、コロナウイルスが拡散する主な方法だとは考えられてない
になります。なんだか責任をCDCに負わせているように思ってしまうのは私だけでしょうか?
新型コロナウイルスに対して、私たちが具体的にできる対策はこれ
メディアに登場する医師や感染症の専門家の意見に若干の違いがある点も混乱を招いているようです。
医療関係者も一般の方も可能な具体的な新型コロナウイルス対策は次のようなものであると判断しています。
1.風邪をひいたり体調を崩したら家で休む。社会もそれを許容する。
2.しんどくなったらマスクを付けて速やかに病院を受診する。しんどくなければ必須ではない。しんどさの基準は個人差があるので個々の判断で。
3.自宅に家族がいれば、病気の人はマスクを付けて、神経質に何かに触るたびに手指消毒をする。何度でも。
4.仕事や学業を効率化する。人が集まらねばならない会議は最小化してメールでできること(特に連絡事項)はすべてメールやチャットなどでやる。自宅でできる仕事も自宅でやる。
5.医療リソースと公衆衛生リソース(役所含む)を大切にする。モノと人。マスクを無駄遣いしない。人も無駄遣いしない。すぐに病院に駆け込まない。「何かあったらすぐ病院に」と勧めない。夜中の記者会見など無駄なことはしない。というか、記者会見もチャットでやるといい、昼間に。
神戸大学岩田健太郎教授の「COVIDと対峙するために日本社会が変わるべきこと」より
岩田教授の表現等に関して賛否はあるようですが、注意点に関しては参考にして良いと判断します。
(※mono....以下略、詳細はサイト記事で)
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ミナミのキャバ嬢からもらった、わかりやすい図をおいておきますね。 pic.twitter.com/ltqgwosLZc
— ちんにい (@chinniisan) February 25, 2020
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■ 新型コロナウイルスの検査(PCR検査)をしてくれない、なぜ拒否するのかの理由 「事実を整える(2020-02-27)」より
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PCR検査とは何か、検査精度はどのくらいか、について医療関連機関が書いているページはたくさんあるのですが、なぜPCR検査が大々的に行われないのでしょうか?
ここではツイッター上の医師らによる説明を紹介した上で関連事項をまとめます。
INDEX
新型コロナウイルスの核酸増幅検査・PCR検査の基準
PCR検査をしてくれない、なぜ拒否するのかの理由
感度・特異度・有病率・偽陰性・偽陽性の意味
COVID19の全件PCR検査を拒否する理由のまとめ
「再感染」ではなくCOVID19のPCR検査の偽陰性の問題?
検査が必要なのに保健所や都道府県が検査してくれない例
医療資源全体を見ずに「感染隠し」などと言って検査範囲の拡大を叫ぶ医師らは信用できない
民間検査機関を活用する場合の問題
まとめ
(※mono....詳細はサイト記事で)
※mono....あれ?PCの不具合だったのかネットの不具合だったのかさっきまで非公開だったはずだが、今は観れる(2020.2.20 22:11)。また消えたら困るので下記文は残す。
※mono....この動画は非公開になりました。ついさっきです。今(21:20)から10分ほど前のことです。うろ覚えで途中までしか聴いていないのですが、覚えていることだけ書きます。
陰圧病室は日本には1000床ほどしまない。
PCR法検査は一時間ほどで可能になったが、検査を行う技術者は訓練を受けた者でなければ難しい。
検査する技術者への感染の危険性があるので、緊張館、ストレスは半端なものではない。
陽性院生の判定の正確度は100%ではない。40%前後(※mono....正確には覚えていない。これは検体の中に対象遺伝子が含まれていなければ、増幅することがないので視認が出来ずに陰性と判定せざるを得ない、ということだと思う。つまり陽性と出れば陽性でありが、陰性と判定されても陽性である可能性は残る。よく分からないが、実際には二度三度と検査するのかどうか。そうすると時間は相当にかかる。)?
簡易検査キットは出来たとしても信頼度は低い、最終的にはPCR検査をするしかない。
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■ 微生物検査のPCR法とは 「日本微生物研究所」より
■ PCR実験の手引き,pdf 「TAKARAバイオ」より
■ これからPCR検査を始めたい方への基礎知識 「エイ・アンド・ティー」より
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■ 新型ウイルスPCR検査「1日3000人可能」 厚労省発表に検査機関から疑問の声 「Newsweek(2020年2月19日(水)18時35分)」より
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政府は新型コロナウイルスへの感染の有無を調べるPCR検査について、18日から1日3000件以上の検査が可能になったとしているが、検査を依頼された大学病院や民間検査会社からは、早急な対応は難しいとの声も聞かれる。国民が広くPCR検査で感染の有無を確認できるような状況には程遠いとの見方が示されるなか、行政側からも、感染が蔓延した場合、無限に対象を広げる必要はないという考え方もある、との声も聞かれる
「PCR検査拡大の依頼は今月12日に厚生労働省から来たが、1日の検査件数は確定的には答えられない」──連結子会社などを通じ臨床検査・試薬を展開する、みらかホールディングスでは、他の検査も通常業務として行っており、その合間にできる分を行う方針だ。
みらかグループは感染リスクが低いとされる検体についての検査を依頼されたが、特に件数の割り当てを受けたわけではないという。検査ラインを新設するわけではなく、既存の検査設備での日々の業務との兼ね合いで検査件数も変動するため、確定的な件数を明示できないとしている。
加藤勝信厚生労働相は、国立感染症研究所で400件、全国の検疫所で580件、地方衛生研究所で1800件、さらに18日からは民間の検査所5か所で900件、大学で150件の、あわせて最大で1日あたり3830件の検査が可能になったと発表している。
しかし、同グループのように通常業務でウィルス検査を実施している企業でさえ、追加検査能力を確定できない状況にあり、実験ではなく業務として新たにウィルス検査を依頼された大学病院では対応しきれないケースも想定される。
山梨大学医学部付属病院では、PCR検査の依頼は受けており、準備はしたいと考えているが、方針は何も決まっていない状況だという。このため、検査開始時期も明示できないとしている。
一方、首都圏の国立大学法人附属病院では、今週から検査を開始する予定だ。しかし検査を手掛ける医師の1人は「おそらく多くの大学病院では対応が難しいだろう」との見方を示す。新型コロナウィルスのような危険ウィルスの取り扱いには様々な手順の整備と施設条件をクリアする必要があるためだ。
痰や唾液などの生の検体の輸送は誰が行うのか、密室で、ある程度の広さを確保した施設の用意、外気への漏れを防ぐ大量の喚起フィルターの準備、検体後の処理をどうするか、といったマニュアルの準備が必要となる。
「実際どの程度可能かは分からない」
こうした状況に関して、厚生労働省では「3000件以上の検査能力は確保している」(健康局結核感染症課)と認識しているが、「各検査機関や大学病院での検査がどの程度可能かは実は聞いてもよくわからない。検体がきたら優先的な検査を期待するしかない」(同課)という。
感染がまん延してきた場合の検査体制については「治療薬のないウィルスだけに、隔離しか方法がない。検査結果が分かってもあまり意味がなく、誰でも無限に検査対象を広げるわけではない、という考え方もある」(同課)としている。
インフルエンザのように、全国5千か所程度の病院に絞ったり、地域を限定して検査を実施する方法もあるが、同省では国民の不安を踏まえれば、そうした一部の医療機関に人が殺到する状況も考えられ、現実的な対応ではないとしている。
前述の大学病院医師も「感染が広がり、不安に思う国民が誰でもPCR検査を受けられるような体制ではない」と指摘する。
簡易キットによる検査を全国のクリニックで行う方法もあるが、そうしたキットの開発に着手している東京のデンカ生研では、まだ今回のウィルス検体の入手ができていない状況で、開発時期のめどはたっていないという。キットが完成すれば、15分程度で感染の有無が判明するとしているが、それでも、確定診断のためにはPCR検査が必要だという。
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★ 新型コロナウイルス 簡易検査キット、デンカなど国内各社開発へ 「科学工業日報(2020年2月13日)」より
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新型コロナウイルスの簡易検査キット開発に国内の臨床検査薬メーカーが着手し始めた。現在使われている検査手法のPCR検査は遺伝子増幅などに時間を要し、感染の有無の診断に6時間以上かかるのが課題。国立感染症研究所(感染研)によると、「イムノクロマト法」と「LAMP法」の2種類を用いた検査キットの開発を複数の企業の協力を得ながら始めるという。ラボなどの整った一部の医療機関だけでなくクリニックのような一般的な医療機関でも早期に検査ができるようになれば感染拡大の防止に役立つ。続きは本紙で(有料)
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★ 新型コロナウイルス、迅速診断キット開発までの流れや要する期間は? - デンカが迅速診断キットの開発に着手、開発期間短縮図る 「日経バイオテク(2020.02.14 08:00)」より
(※mono....前半略)
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迅速診断キットの開発に当たっては、まず、検体中のウイルス抗原を特異的に認識するモノクローナル抗体を取得する必要がある。現在のところ同社は、(1)国立感染症研究所など研究機関で取得された抗体を、国の支援や協力を得て入手する、(2)自社で不活化ウイルス粒子をマウスなどに免疫して抗体を作製する、(3)自社で組換えウイルス抗原をマウスなどに免疫して抗体を作製する――のいずれかで、イムノクロマト法に適した抗体を取得する計画。
その上で、作製した抗体を使って、イムノクロマト法の迅速診断キットを製剤化し、キットの臨床性能を調べる臨床評価を実施した上で、承認申請を行う。
ただし、咽頭拭い液や喀痰など、迅速診断キットに用いる検体については、「現時点では未確定」(同社の広報担当者)。また、迅速診断キットを商業生産する際、抗体は、モノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ(B細胞とミエローマの融合細胞)をマウスの腹腔で増殖させ、腹水中から精製したり、ハイブリドーマを培養し、培養上清から精製したりして製造することが考えられる。また、動物細胞に抗体遺伝子を導入し、培養・精製して製造する場合もある。
デンカは、新型コロナウイルスの迅速診断キット向けのモノクローナル抗体の製造方法について、「製造方法は未定だが、いずれの方法でも自社施設で対応できる。また、国内最大級のイムノクロマト法を用いたキットの生産設備を保有しているため、承認取得後の供給も速やかに行えると考えている」(広報担当者)と説明している。なお、「開発に要する臨床検体や開発用材料については、国や厚生労働省に協力を要請する予定」(同社の広報担当者)。
デンカによれば、通常、イムノクロマト法を用いた迅速診断キットの開発から承認取得までは、「キットの性能を左右する抗体の作製に1年、キットの製剤化の開発に1年、臨床評価に1年、承認申請から承認取得までに1年」(広報担当者)と、少なくとも4年を要する計算だ。ただし、同社は今回、前述のいずれかの方法で短期間で抗体を取得し、キットの製剤化も期間を短縮して開発期間の短縮を図る方針だ。国から支援や協力を得ることも考えているという。ただ、開発期間を短縮しても迅速診断キットの承認取得までには、年単位の期間がかかるとみられる。
新型コロナウイルスの迅速診断キットを海外展開する可能性について、同社は「海外へ供給するかは未定だが、インフルエンザウイルスの迅速診断キットは、中国、韓国、台湾などのアジアの国・地域で承認を取得し、販売した実績がある」(広報担当者)と話している。