■ 中国における三大死因とは?-4人に1人が「がん」で死亡:基礎研レター 「HUFFPOST(2018年06月15日 10時09分 JST)」より
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1――中国における三大死因は、悪性新生物(がん)、心疾患、脳血管疾患

2016年の中国における三大死因(都市部)は、悪性新生物(がん)、心疾患、脳血管疾患であった(図表1)。

図表1は、2016年時点での死因上位10項目について、人口10万人に対する死亡率の推移を示したものである。それによると、SARS(重症急性呼吸器症候群)の影響と推測される2002~2003年を除き、この15年間はがん、心疾患、脳血管疾患が死因の上位3位を占めている。

2――都市部で、男性の29%、女性の23%が「がん」で死亡

(※mono....略)


特に、死因の首位であるがんについては、世界全体でみても罹患数、死亡数とも多い。中国の全国腫瘍登記センターの推算によると、2015年、中国において新たにがんと診断されたのは429万人、死亡数は281万人で、いずれも世界の3割を占めた。中国は、罹患数、死亡数でも世界最大規模のがん大国である。

ただし、国によって、人口規模や高齢化の度合いが異なる。参考までに、GBDによる高齢化の影響を除去した、がんの人口10万人あたり年齢調整死亡率(2015年)を見ると、中国は228カ国・地域のうち、38位(日本は158位、アメリカは82位)と高く、生活習慣や環境などの影響が大きいことが推察される(*4)。

(※mono....以下略)










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最終更新:2021年03月05日 22:01