(※注....異常死ではなく「異状死」であることに注意。通常とは異なる状態での死。医師の管理下になかった死。)
 / 生と死

● 異状死ガイドライン 「日本法医学会」より
 医師法21条は、「医師は、死体又は妊娠4ヶ月以上の死産児を検案して異状があると認めたときは、24時間以内に所轄警察署に届け出なければならない」と規定しているが、この届け出るべき「異状死」とは何かについて、しばしば混乱が生じていた。そこで、日本法医学会は、平成6年5月に、「異状死ガイドライン」を作成し、異状死体を、「確実に診断された内因性疾患で死亡したことが明らかである死体以外の全ての死体」と定義した。(※mono....以下詳細はサイト記事で)



■ ワクチン接種が進む中で「異状死」が急増、日本の「死因不明」社会の闇 「Newsweek(2021年9月30日(木)21時08分)山田敏弘(国際ジャーナリスト)
」より
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<日本では年間で約17万人が異状死体として発見されるが、その多くが死亡した原因をきちんと調べてもらえない現実>

新型コロナ感染症によって自宅などで死亡する人が増えている。

警察が9月に発表したところによれば、2020年3月から2021年8月までに、新型コロナにより自宅などで死亡した人の数は817人になるという。しかもこの数字は、前月である7月から8倍に急増しており、その半数は、比較的若い50代までが占めていた。

新型コロナ禍であまり語られないのが、病院以外で死亡した感染者たちが発見後にどうなるのかという処遇の問題である。その実態を見て行く前に、まず日本の死にまつわる実態を見ていきたい。

(※mono....以下副題のみ)
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  • 外表を見るだけで死因を推定
  • 感染が疑われる場合の対処
  • ワクチン接種が原因の死亡例は?
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さらに最近では、ワクチン接種率が日本でも高まっているが、それに伴って、ワクチン接種が原因で死亡するケースがあるのではないかとの不安が一部の国民の間にも広がっている。

厚生労働省が公式サイトで公開しているワクチン接種後の死亡ケースの一覧を見ても、すべて「因果関係は不明」「因果関係を証明できない」とまとめられている。本当に、因果関係はわからないのだろうか。奥田教授は言う。

「実際にそういうご遺体を解剖もしたこともありますが、因果関係はなかなか証明が難しい。医学界でも、まだその因果関係ははっきりと言えていないのが現実です。ワクチン後の心筋炎がニュースになったりしていますが、まだそれらも明確にワクチンが原因だと言えるほどではないと思います」

つまり、未知の感染症である新型コロナの予防策として、急ピッチで製造・接種が行われたワクチンの安全性については、これまでの接種者などにからむデータなどから、かなり安全であるとも言われている。ただその一方で、まだその真の怖さや破壊力までわかっていないと懸念する声もある。死因究明をする法医学者の世界でも、まだわからないことが多い、ということだろう。

日本の死因究明制度の問題点が図らずも浮き彫りになった今回の新型コロナの蔓延。拙著『死体格差 異状死17万人の衝撃』には、現代日本の死因究明をどう改善すべきかも各地の法医学者たちへの徹底取材から議論している。ぜひご一読いただきたい。














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最終更新:2024年04月11日 16:52