● <特集論文/顔 画像認識> 顔ニューロン 「J-STAGE:山根茂」より








2018年の児童発達の専門メディアより

乳幼児たちは生後 1年の間、人々の顔に集中的に注意を向け続ける。 この注目の高まりにより、乳児たちは人の顔が提供しなければならない微妙な情報を学び始めることができるようになる。

乳幼児たちは視線の先に見える顔を手がかりに、人間のアイデンティティと感情を認識し、言語を覚えていくことを学ぶ。 乳幼児たちはまた、人種や性別など、最も多く目にしたり交流したりする人々の特徴を学んでいく。

乳幼児たちは、人々の顔から最も多くを学んでいる。 (Lisa Scott 2018/10/24)

マスク社会の本当の危険性がわかってしまった

マスクについては、特に、子どものマスクについて、デメリットの比率があまりにも大きいようにいつも考えます。

最近も、以下の記事などで、「低酸素と二酸化炭素の問題」についてふれています。


しかし、これは「身体の問題」だけのことでした。

子どもの身体に関してだけのことなら、最近、WHO が「 5歳以下の子どもにはマスクは不要」とする新しいガイドラインを発表したことが報じられていましたが、最近、

「本質的に、そういう問題ではない」

ことに、気づく瞬間がありました。

医療健康関係の発行物の中に、「赤ちゃんは大人の顔から学ぶ必要がある」という記述があることを、先日、お知り合いから教えていただきました。その後、過去の論文や科学記事を調べる中で、

赤ちゃんが人間と社会というものを学んでいく過程の中で、「周囲の人々の顔と表情」が、どれだけ大事なものか

ということを知ることになりました。

(※mono....以下略、副題のみ)

赤ちゃんはいつ表情を理解する?
When Do Babies Understand Facial Expressions?
Fatherly 2017/07/14

新生児は「周囲の顔」で感じている

十代までに、驚き、恐れ、嫌悪感を学ぶ

1939年のアドルフ・ヒトラーの演説とされる内容より抜粋


■ 顔ニューロン、顔細胞とはなんですか? 「Yahoo!知恵袋(2012/2/19 18:54)」より抜粋
/
顔ニューロンという細胞があるわけでなく、数万個の細胞の反応が
鼻、目、口、あご、などの配置距離、マスキングのパーツの有無で
相関を持った反応がでました。顔を識別しているような振る舞い
がサルの実験で出たのです。実験の内容は↓にあります。一読
をお薦めします。ひとの赤ちゃんの視線は、親の目と表情に集中
しているそうです。表情の識別など、より高度なニューロンが有りそうです。
https://www.quantum-inc.jp/jamitxoops/modules/jamitpublicationpub/index.php/PDF/12-6/12-6_6.pdf ※注:ページに到達出来ません。


■ 人の顔を覚える顔細胞の不思議 「+ウェルネス」より
/
町の人ごみの中で、チラッとみただけで「あ、あの人だ」と知り合いの顔がわかることがありますよね。名前は思い出せなくても、顔はしっかり覚えている・・。人間の脳には、顔の記憶を専門的に引き受けている「顔細胞」というものがあるそうです。



顔細胞は人の顔の目、鼻、口に反応する
人ごみの中でも特定の人を見分けることができるのは、脳の「側頭連合野」という領域。その中に人間の顔や顔に非常に近いものに反応する神経細胞があります。それが「顔細胞(顔ニューロン)」といわれるもので、人の顔を記憶します。

顔細胞は、生後2週間ころから働き始めるといわれています。生まれたばかりの赤ちゃんの視力は0.03程度で、20センチ以上離れた場所のものはぼんやりと見える程度。けれども、生まれたばかりでも、お母さんの顔を好んで見ることが報告されています。また、自分の母親と見知らぬ女性の顔を区別するともいわれています。

さらにこんな研究報告もあります。生まれたばかりの赤ちゃんに人の顔を単純化して描いた絵を見せて、視線の動きを観察したところ、赤ちゃんがいちばん注視するのは、顔の中でも目と口の部分だそうです。しかし、次に顔と口を描いていない顔を見せると最初の絵のようには関心を示さなかったそうです。
実際この顔細胞は、目や鼻、口に敏感に反応する特徴があるといいます。
目や鼻、口元は顔の特徴がよくあらわれる部分。顔を認識するには、この部分のパーツをしっかり記憶することがポイントなのかもしれません。


■ 顔細胞について詳しく知りたい 「教えて!goo(2005/11/05 23:16)」より
(※mono....以下にベストアンサー。)
/
回答者: kana_forte

ごきげんよう。

さすがに、全ての論文・雑誌・書籍を調べることはできないので絶対ではないのですが、「顔刺激に選択性をもつニューロン(顔ニューロン)に反応する視覚刺激を実際に作るための詳細なデータを記した、素人にもわかるようなレベルの書籍・サイト」という条件に完全に当てはまるものは、おそらく存在しません。

なぜかといえば、本当の素人あるいは非研究者なら、自分で実験して細胞反応をとるわけではないので、左眼と右眼の間の距離等の顔刺激のパラメータは必要としていないからです。

逆に、顔刺激選択性ニューロンから実際に反応をとってみるという場合、ちゃんと過去の研究論文(ほぼ100%英語論文です)を調べて、顔刺激のパラメータを作成しているでしょう。詳細な実験方法について知りたければ論文を当たるしかない、逆に、論文はあとから読む人が追試できるように情報が書いてありものですので、論文を調べるのが重要なわけです。


まあ、「顔刺激を実際に作れるほど詳しいデータ」は載っていないにしろ、顔刺激に選択性をもつニューロンに関係する情報を記載している書籍やサイトは、ないわけではありません。


『顔ニューロン』に興味のある人向けの文章やサイトでは、簡単なところですと「顔刺激に対して反応する細胞があるんですよ!」という結果のみが話題になっている、詳しい書籍やサイトでも、線画ならどうか、顔の角度によって違いが出るのか、などの実験条件の間でどうなるのかが話題にあげられていて、細胞反応結果のグラフが転載されているという感じになっています。

一番詳しい日本語Webサイトは、おそらくこちらです。

側頭連合野:「手ニューロン」の発見
http://www.pri.kyoto-u.ac.jp/brain/brain/27/index-27.html (※注:494 Page not found)

(脳の世界:データベース
http://www.pri.kyoto-u.ac.jp/brain/brain/index.html) (※注:494 Page not found)


顔刺激に選択性をもつ細胞について、ある程度の情報量でレビューされている書籍は、以下の2つ発見しました。

『「顔」研究の最前線』(2004年)
竹原 卓真, 野村 理朗(編著)
出版社: 北大路書房
ISBN : 4762823902

『脳科学大事典』(2000年)
甘利 俊一, 外山 敬介(編集)
出版社: 朝倉書店
ISBN : 4254101562


特に『「顔」研究の最前線』のほうは、「顔刺激の処理の神経科学的研究」ということで、わりと詳しくレビューしており、

○顔刺激の処理にかかわる脳の部位
○顔刺激選択性ニューロンから反応をとる場合の、サルを用いた実験方法の概略
○顔刺激に応答するニューロンと顔刺激の物理的特徴との関係
○処理の時間的順序

などの項目がありますが、

 「顔を構成する要素間の距離によって、応答の強さが変化するという報告
  もある(Yamane et al., 1988)」

といった結果のみの書き方なので、「左眼と右眼の距離は何cmか?」などの数値は載っていません、というぐらいの情報量です。


回答は以上です。やはり論文を調べるのが確実でしょう。ただ、重要な論文は『「顔」研究の最前線』と『脳科学大事典』で紹介されているので、上記の書籍を読んでおくのは十分に役に立つと思います。

参考URL:http://www.pri.kyoto-u.ac.jp/brain/brain/27/index-27.html (※注:494 Page not found)
















.
最終更新:2021年12月25日 15:27