■ 洗剤と石鹸では石鹸の方が環境にやさしいと言われているのは何故ですか? 「Yahoo!」知恵袋(2010/6/9 19:47)」より
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ベストアンサー
dak********さん

2010/6/11 23:20(編集あり)

70年代とか、日本の川が汚れきっていた時代の話ですね。
つまり、今の中国とか。


主には「富栄養化」の問題です。

水質汚濁の原因というのは、洗剤の中に入っているリンなどの富栄養化をもたらす物質が原因でした。水質汚濁の原因の7~8割は家庭排水だったと言われ、その原因が洗剤による富栄養化だった訳です。
そして、石鹸には基本的に富栄養化物質は入っていない。だから石鹸は水質を汚濁しない。

富栄養化は、川底をヘドロ化したり、海にて赤潮や青潮を発生させたりします。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%97%E5%89%A4#.E6.8E.92.E6.B0.B4.E5.95.8F.E9.A1.8C


ちなみに、現在の日本製の洗剤にはリンなどの水質汚濁の原因物質は入っていません。無リンです。だから洗剤でも石鹸でもほとんど変わりませんよ。

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kok********さん

2010/6/14 22:40

合成洗剤が環境に悪いというのは、成分が分解されず、川や海を汚染するから。
でもこれは一昔前のことで、今現在は改良され、悪影響は少なくなったといわれています。
使用量も、石鹸よりも少量で済むため、むしろ石鹸よりも合成洗剤のほうが河川への影響は少ないのではないかともいわれています。

石鹸がやさしいというのは、成分が分解され、川や海への影響が少ないから。
一方で、原料になるヤシ油を栽培するため、森林を切り開き、環境破壊をしているともいわれています。

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blu********さん

2010/6/11 8:18

微生物が分解しやすいかどうかの違いです。石鹸の方が簡単な構造だから微生物が酸化分解しやすいという事で環境に優しいと言われます。
洗剤も石鹸も同じ有機物です。酸素(O)、炭素(C)、水素(H)から発展しています。微生物の酵素で酸化分解させます。有機物に(O)を付けると、水と二酸化炭素に変わり自然に浄化されます。
洗剤は合成薬品で構造が複雑で分解に時間がかかるので環境負荷が高く環境に優しくないのです。

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yam********さん

カテゴリマスター

2010/6/10 22:42

生分解性があるためでしょうが、石鹸はBODを増加させるので環境には優しくありませんし、植物性油脂から作るので、その原料の採取で環境が壊されているという指摘もあります。
合成洗剤よりも環境に優しいというのは、単なるイメージではないでしょうか。

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sec********さん

2010/6/11 12:02(編集あり)

1970年代に主に使われていたのは、分解の遅いABS(分岐鎖ベンゼンスルホン酸塩)でした。現在主流はLAS(直鎖ベンゼンスルホン酸塩)で、これは分解性に優れています。実験室では石鹸に劣るデータもあるようですが、自然界でのLASの安全性、分解性は確認されています。

洗浄力が高いので石鹸よりも少ない有機質の量で済みますので、石鹸よりも環境負荷が少ないといえるかもしれません。
以前は下水処理場でも泡の問題がありましたが、現在はそのようなことはありません。
古い常識がいまだに残っている典型ですね。

洗剤に添加されていたリンによる富栄養化もありましたが、現在は無リン化されていますのでそのような問題もありません。

やし油は確かに天然成分ですが、その生産では森林破壊や単一栽培による生態系の破壊が行われています。
天然のものだから自然にやさしいとはいえません。
植物洗剤メーカーが合成洗剤の環境負荷を故意に拡大して宣伝していることもあるようですね。

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pinokoさん

2010/6/10 8:05

洗剤は、石鹸も石油系合成洗剤、ヤシ油などから合成された天然物由来の洗剤も全て含みます。
質問の要旨は、天然物から作られた石鹸と石油から作られた洗剤の琴田と思います。
石鹸の成分は、脂肪酸と水酸化ナトリウムです。
有機物は、脂肪酸ですが、これは、バクテリアなどのミトコンドリアにより分解されます。
合成洗剤は、ベンゼンスルホン酸ナトリウムを含むものが主流です。
ベンゼン環を分解する機能は、ミトコンドリアにはありません。
ベンゼンスルホン酸を分解できる微生物は限られてくる為、そのまま外の環境に出てしまうと分解に時間を要してしまうということです。
しかし、下水処理施設を有する下水道に、汚水を放出するのであれば、外の環境に出るときは、COD,BODは、基準内に収まるように処理されますので、両者に差はありません。
石鹸を勧められるのは、下水がそのまま河川、海、湖沼に放出される場合です。

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pnk********さん

2010/6/9 20:20

石鹸の成分は、脂肪酸ナトリウムまたは脂肪酸カリウムです。脂肪酸ナトリウムは、天然油脂とカセイソーダで作られ、固形や粉の石鹸に。脂肪酸カリウムは、天然油脂とカセイカリで作られ、液状の石鹸になります。
石鹸は、自然界に存在する物質から生まれ、5000年前から使われてきた最もシンプルで安全な界面活性剤。
一方、合成洗剤は、石油や油脂を原料に化学合成された界面活性剤のこと。

石鹸となかよく暮らそうBOOKより

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最終更新:2022年04月24日 14:19