● エイズ否認主義 - Wikipedia
エイズ否認主義(エイズひにんしゅぎ、英: AIDS denialism)とは、後天性免疫不全症候群(AIDS、エイズ)の原因が、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)以外にあると考える科学者とその主張を指していう言葉である。代替仮説(alternative hypothesis)、もしくは、デュースバーグ説等の語が使用される事もある。
英文の医学教科書では、Merritt's Neurologyなどにこうした代替仮説を批判する比較的詳しい記述が見られる。エイズ否認主義は英語のAIDS denialismの訳語であるが、これは、医学用語ではなく、医学書には、この言葉は見当たらない。この状況は、日本国内でも「科学朝日」誌1988年10月号に『「エイズの原因はHIVではない」--英科学誌上で論争 』として報じられ、1993年には「日本医事新報」誌『HIVは本当にエイズの原因か?』で、こうした主張がまとめられている。





■ 【マリス博士とエイズ否認主義】ウソでメシを食う人々 「コウの雑記帳(2022.06.04)」より
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コロナの喧騒も冷めやらぬうちに、今度は「サル痘」という天然痘の一種が登場している。

世の中には「covid-19ワクチンが後天性免疫不全症候群(エイズ)を引き起こす」ということを隠すため、支配者層が「サル痘」を使おうとしているという疑惑を膨らませる人々も存在する。

そんなこんなで、今回はエイズとHIVを疑う「エイズ否認主義」とその結論に至ったPCRの生みの親キャリー・マリス博士の見解についてご紹介しようと思う。

(※mono....以下略、詳細はサイト記事で)


■ エイズは感染症じゃない?医師の警告は真実か?アメリカの闇 「RETWEET(2022年3月20日)」より
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目次
  • まずは問題提起をしているツイートを見てください
  • 本当にエイズウイルスは存在しないのか?
  • アフリカで似非科学の擁護が引き起こした悲劇
  • エイズウイルス否定論は間違いなのか?
  • HIV1の場合
  • HIV2の場合
  • この件については人為的に起きたことが立証されてしまった
  • エイズを作り出したのは大統領より給与をもらう博士として有名なファウチ博士?
  • 信じるか信じないかはあなた次第

(※mono....記事詳細はサイトで)


■ 「エイズを弄ぶ人々 疑似科学と陰謀説が招いた人類の悲劇」 「Historical Works Reviews(2014.04.12)」より
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まず否認で自身の心を守り、徐々にその事実を受け入れて、正しい知識を学びながら病気という現実と向き合う。そこに「否認主義」は間違った情報を入れて、否認状態を続けさせ「不適応」化させる。否認主義に陥らないために重要なのは現実主義的なアプローチだという。HIVに限らず様々な病気に関する知識を全て理解するのは不可能だ。そこで重要なのは医師・科学者・専門家に対する信頼である。『すべては信頼に帰結する』(P271)のである。

ここ、特に重要なのだが、科学に対する信頼の裏付けは、その科学者たちの研究論文が専門家たちによる「査読」を経ていることによる。様々な実証を経てその成果としての論文が相互にチェックされることで定説として確立されていく。とはいえ査読が必ずしも適正に行われるとは限らない。しかし、それでも、「査読」こそが科学の信頼性を担保しているのである、ということを著者は読者を否認主義に陥らせないよう科学の信頼性を訴えるために論じている。「査読」という過程ゆえに信頼してくださいと。

一方で、否認主義の台頭の背景としてこれまでの科学コミュニケーションの失敗も挙げている。

『一般に科学者は、科学者同士のコミュニケーションはうまくこなすが、一般の人々とのコミュニケーションではしくじることが多い。公衆衛生を管轄する機関も、HIV/エイズに関する科学的に有益で正しい情報をうまく伝えることができず、期せずして否認主義の出現に重要な役割を演じた。記者会見やマスコミのインタビューを通じて科学者や政治家が語った約束や予測がいっこうに実現しないことも、エイズ学に対する不信を高めた。疑似科学者と否認主義者は、そのように科学的予測がはずれたことをあげつらって、「エイズ学者のやっていることはいんちきだ」と攻撃した。』(P28)

どうしても現代日本を思わずにはいられない。東日本大震災以降、「御用学者」などといった蔑称も生まれたように、上記の引用部分は「HIV/エイズ」を「原発」「震災」にあてはめても通用するようではないか?今ほど科学コミュニケーションの重要性が叫ばれている時期も無いと思うが、一方で科学と科学者に対する不信の声が高まっている時期も無いのではないか。そこにきて、2014年のSTAP細胞を巡る一連の事件が浮き彫りにしたのは、科学に対する信頼の裏付けとなるはずの「査読」そのものの信頼性の危機である。

科学者は、科学に対する信頼の毀損が、科学者や医師に対する信頼を失わせ、ときに、人々を様々な科学・医療に関する情報に対する否認主義に陥らせ、死に至らしめるかもしれない可能性まで考慮しなければならない。今進んでいるのは「面白いショー」などでは決してなく、科学に対する信頼の毀損のプロセスであり、これは科学全体、すべての科学者・研究者に対する不信を生むということを心してほしいと思う。その不信は社会の土台を大きく揺るがすかもしれないし、あるいはときにそのせいで人々が死ぬかもしれない。その前提で、ありとあらゆる分野において一般の人々に向けた科学コミュニケーションの実践の重要性をよくよく認識すべきだと思う。

再び本書からの引用だが、ロナルド・レーガン大統領は1987年5月31日、演説の中でエイズについてこう語ったという。

『詩人のW・H・オーデンは、わたしたちの時代に行動を導く人となるのは、政治家や政治屋ではなく、科学者であると語った。エイズの流行に関しては、特にそうだろう。』(P199)

(※mono....長々と飲用しても意味はないだろう。なぜならこのコロナパンデミック騒動で、科学者や専門家と呼ばれる人々へ信頼が地に落ちてしまったからである。もはや、製薬企業や大手情報企業と利益相反にある科学専門家の言うことなど全く信頼に値しないことが明らかになったのだから。)









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最終更新:2023年03月05日 13:04