● 各都道府県の無料検査事業サイト 「厚労省」より





★ 東京都の無料PCR検査事業 検査数水増しなどで183億円不正に補助金請求 11事業者に交付取り消し 「TBS NEWS DIG(2023年6月2日(金) 18:10)」より
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東京都で新型コロナの無料PCR検査事業を行っていた事業者が不正に補助金を請求していたとして、都は一部の事業者に対する補助金およそ183億円の交付を取り消し、そのうち既に交付された17億円については返還を求める命令を出しました。

東京都はおととし12月から先月7日まで、無症状の都民を対象に無料PCR検査を実施していて、事業者には検査数に応じた補助金を交付していました。

しかし、検査が適切に行われていなかったとして、東京都はきょう、昨年度に検査を行っていた11の事業者に対し、あわせて183億円の補助金の交付を取り消したと発表しました。このうち5つの事業者に対しては、既に合わせておよそ17億円の補助金が交付されていて、都は返還命令を出しました。

東京都によりますと、事業者へのヒアリングや現地調査で、▼検査数の水増しや、▼患者の検体採取の際に事業者が立ち会わない、などの不正が確認されたということです。

都の担当者は「今年度の実績報告ついても徹底的に調査し、不正があった場合は厳正に対処していく」としています。


■ (コロナ検査バブル検証)「感染者が増えると『キター』って感じを繰り返した3年間で…」PCR検査職員が決意の告発「自分たちのやったことが医療機関として正しいことだったのかわからなくなってきた」 「集英社オンライン(2023.03.14)」より
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「うちの医者や理事長なんかは『頼む、もう一回波が来てくれ』とか言って毎日、手を合わせていました」そう告白するのは、都内の医療法人に勤める40代男性。男性の職場は無料PCR検査場の運営やコロナ禍での往診もおこなってきた。男性は国が3200億円かけ、これまで進めてきた“コロナ対策”に疑問を抱いている。

国が3200億円の予算を投じた無料で検査ができる事業
「陽性者の数が減っていくとテンションだだ下がり、上がっていくと第○波キターって感じを繰り返してきた3年間でした。でも5類に引き下げられる5月で無料検査が終わるので、PCRバブルも赤信号ですね」
(略)
PCR検査はいわゆる新型コロナが流行し始めた2020年の5月以降、症状や感染者との接触歴の有無にかかわらず、公的保険が適用されることになった。医師の判断で打出の小槌が振れるPCRバブルの誕生である。
さらに21年12月からは国が3200億円の予算を投じ、都道府県が実施主体となり、感染に不安を持つ住民が無料で検査ができる事業がスタートした。全国に約1万3千件の無料検査場が設置され、事業者にはPCR検査1件あたり上限9500円抗原検査同4000円の補助金が支払われる仕組みが整ったわけだ。
男性が続ける。

「一番忙しかった去年の7〜8月ごろは、PCRの無料検査だけで毎日150人は来られていました。感染の波が下火になるにつれて検査に来られる方も減ってきて、年が明けてからは一日50人というところですね。若い人は少なくて、40〜50代の方が多いです。
(略)
「そうなんでしょうね。繁忙期はPCR無料検査だけで毎月4千万円ぐらい売り上げがあったわけですから。この間、うちの理事長はクルマを何千万円もする超高級外車に乗り換えたし、海外に豪遊しに行ってほとんど帰ってきませんでした。まあ、コロナで儲けていたのはこの無料検査だけじゃありませんしね」
(略)
「コロナにかかると、家から出られなくなってしまうので、往診してあげると患者さんからは感謝の言葉しかいただかない。症状があったとしても、今どきはただの風邪がほとんどですから、一応、血中酸素濃度を測って『安静にして栄養つけてください』と言うぐらいです。それでも診察料が6〜7万円補助金が陽性者1人あたり3〜4万円になるので、トータルで10万円ぐらいになるんですよ。金額は、東京都さまが定めたことなので、文句も言えませんし」
(略)
「申し訳ないぐらい儲かってます。私が担当なので間違いない数字なんですけど、その補助金だけで毎月2千万円から4千万円は請求かけてきましたからね。もちろん無料PCR検査の分は別ですよ。陽性者が増えれば増えるだけ儲かる衝撃のシステムです
(略)
判定は機械が弾き出す色のデータとCt値と呼ばれる数値、あとはグラフの推移という3項目について行い、3つ揃うと陽性確定なんですが、2項目陽性の場合は陰性とはいえ怪しいので『再検査します。何なら往診もできますよ』と営業をかけます。大体が不安なかたなので、もう一回来られるケースが多いですね。そうなれば補助金ももう一件分増えますし、往診に行こうものなら例によって10万ぐらい儲かりますんで。患者さんからすると『こんな夜遅くに家までわざわざありがとう』って感謝しかされないので、罪悪感もなかった」














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最終更新:2023年06月14日 18:47