ジェームズ・ジョルダーノ博士が神経兵器に関して米軍がすでに持っている能力について語っているので、注意深く聞いてほしい。心が吹き飛ばされる準備をしよう。

彼はジョージタウン大学の神経内科および生化学部門の教授であり、神経倫理研究プログラムの責任者であり、他にも数え切れないほど多くの役割を果たしながら、ペレグリノ臨床生命倫理センターの軍事医療倫理サブプログラムを率いている。

要約

生物学、神経科学、ナノテクノロジー、そしてウェポナイズ化技術の先端を組み合わせて、人口集団を混乱に陥れ、社会の秩序を崩壊させるさまざまな方法について述べている。具体的には、それらの技術は人々の健康を害し、パニックを引き起こし、長期的な経済的および社会的負担を生み出す可能性がある。

  • 病原体を遺伝子編集技術を使って改変し、高い発病率をもたらすことが可能である。目的は必ずしも致死性をもたらすことではなく、人々を病気にすることである。

  • 選ばれた個人やコミュニティに対する病原体の効果的な展開により、公衆のパニックを引き起こし、信頼を損ない、医療システムを圧倒することができる。

  • 病原体は改変されて長期的な作用を持つようになり、結果として経済的および社会的負担を増加させる可能性がある。例えば、改変されたZikaウイルスのようなものがそれに当たる。

  • ナノ粒子は、脳への特定の薬物の投与を可能にするだけでなく、選ばない方法で使用することも可能である。その結果、脳や血管に凝固し、出血傾向や血栓傾向を引き起こす可能性がある。これを利用することで、個人から集団まで様々なレベルで混乱を引き起こすことができる。

  • 神経システムを破壊するデバイスも開発が進められており、これには高出力の感覚刺激装置や、脳の神経ネットワークの機能を破壊するための電磁パルスの利用などが含まれる。

  • さらに、現実感の改変戦術を使用することで、人々の時間、空間、場所の認識を混乱させることができる。


■ 「個人の細胞を攪乱させる」神経兵器が一般で利用され始めた! 大学教授が暴露、空気の泡が脳を攻撃、意識消失! 「TOCANA(2019.09.22 10:00)」より
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 2017年、キューバの米大使館勤務者22名が未曾有の健康被害に次々と襲われた事件。難聴や吐き気、めまい、鼻血、不眠症、頭痛を訴える患者を診察したところ、脳しんとうの症状が現れていたが、その原因は遂に特定できなかった。音響兵器が使用されたとの説も囁かれたが、直接的な証拠は発見されず今に至る。

 最近の研究では、「くん煙タイプの蚊の駆除剤に使われる神経剤が原因の可能性が高い」(「AFP」(9月20日付))ことをカナダの「脳修復センター」の研究チームが発表したが、これは被害を訴えたカナダ人外交官を対象とした研究であり、彼らには耳鳴りや震えといった症状が見られなかったと付け加えている。つまり、駆除剤では米国人らが訴えた症状を十分に説明できないのだ。

 では、他の方法は何があるのだろうか? 米国防ニュース「National Defense」(2018年9月6日付)によると、ペンタゴンのアドバイザーを務めたこともある、米ジョージタウン大学病院のジェームズ・ジョルダーノ博士は“神経兵器”の可能性に言及しているという。電気を使った神経兵器は大量破壊兵器ではないが、個人の体内の細胞を混乱させる能力はあるとのことだ。

 さらに、被害者を診察したマイケル・ホッファー医師は、「被害者らは標的にされたのだと今でも信じています」「彼らは屋内を歩くと、ビームのようなものに尾行され、正面玄関を開くと、消えてしまうと言っていました」と証言している。奇妙なことに症状を訴えた被害者と同じビルにいた他の10人は全く症状が見られなかったという。カナダの研究が結論したように駆除剤が原因であれば、全員に同じ症状が見られるべきだろう。

 ジョルダーノ博士は、耳鳴りや震えといった症状も神経兵器で説明できるとする。神経兵器は空洞現象を引き起こすことで空気の“泡”のようなものを発生させ、それが内耳の外リンパ管の通路である蝸牛水管を通って脳に衝撃を与えるというのだ。具体的には次の3つの可能性があるという。

 ・超音波(可能性:高)
 ・電磁パルス(可能性:高)
 ・マイクロ波(可能性:低)

 こうした神経兵器の存在は以前から危惧されており、ジョルダーノ博士は2011年の論文でその危険を指摘していた。

「神経科学、神経テクノロジーの発展により、安全保障、諜報、国防の文脈でそうしたものが兵器化される道筋を議論する必要がある」(同論文より)

 2018年5月には、中国広東省広州市の米総領事館職員もキューバの職員と同じような症状を訴えた。集団ヒステリーが原因だとする専門家もいるが、被害者の多くが「異常な音と圧力」による不快感を訴えていることから、やはりジョルダーノ博士が指摘する神経兵器が使用された可能性を排除すべきではないだろう。

 次なる被害者が出る前に、一刻も早い原因究明が待たれる。

参考:「AFP」、「National Defense」、「Neurotechnologies as weapons in national intelligence and defense – An overview」、ほか











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最終更新:2023年07月01日 22:23