(※ 音響とはのことである。当サイトでは取り上げる記事内容によって、【音】と【音響】を区別している。)
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■ 風力発電所・超低周波出力とヒトの健康 ポルトガル・ルソフォナ大学教授 マリア・アルヴェス・ペレイラ 「長周新聞(2023年9月23日)」より
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私は低周波音の健康被害について、35年間研究してきた。
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 たいていの人が放射線については知っているが、音響について知っている人はほぼいない。放射線にはスペクトラム(連続体)があり、その一部しか目視できない。そしてこの目視できない部分に注目してもらいたいのだ。放射線の不可視部分は、ガンマ線、エックス線、紫外線、レーダー、FM、TVと区分されている。

 では、音響のスペクトラムと比べてみよう。音響スペクトラムは、超低周波音、可聴音、超音波の区分しかない。大きく分けられているだけで、放射線のような細かい区分はないのだ。これが、科学者がどの周波数がどのような問題を引き起こしているのか特定するのを難しくしている。
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風力発電所周辺の住宅内では、20ヘルツ以下のところに何本も線があらわれた。この直線は風力発電から発生している超低周波音だ。
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 ソ連では1980年代から、超低周波音についての規制が設けられている。2000年のロシア連邦の法令では、2ヘルツ、4ヘルツ、8ヘルツ、16ヘルツにそれぞれ音圧の規制値が設けられている。現在、超低周波音研究の最先端をいっているのは中国空軍軍医大学だ。超低周波音の脳への影響や心肺機能への影響についての論文が発表されている。












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最終更新:2023年09月29日 21:32