(※ ビタミンB3)
ビタミン

+ ナイアシンフラッシュについて
過剰症
ナイアシン - 1日100 mg以上の摂取で皮膚が赤くなり(皮膚紅潮)ヒリヒリしたり、痒みが出る(掻痒感)が数時間で治まる。 国内外問わず、これを「ナイアシンフラッシュ」と呼ぶ。独特の感覚を引き起こすため、これを求めて故意にナイアシンを過剰摂取する者も多い。
ナイアシン徐放剤 - 1日2000 mg以上で肝障害の可能性がある
ナイアシンアミド - 1日3000 mg以上の摂取で肝障害の可能性がある

注意事項
高用量では血糖値を上昇させる恐れがあり糖尿病では注意が必要。
高用量では尿酸値を上昇させる恐れがあり痛風では注意が必要。



■ ナイアシンは安全か? その2 「ドクターシミズのひとりごと(2019年7月11日)」より
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前回の記事「ナイアシンは安全か? その1」では、ナイアシンがインスリン感受性を低下させ、インスリン分泌を増加させることを書きました。ナイアシンのもう一つ良く言われている副作用が肝毒性です。ナイアシンをすでに飲んでいる人は「百も承知だ!」とご存じだと思います。

肝機能の指標となるASTやALTが上昇する場合があるのですが、「このことは肝臓の酵素機能が亢進して、一時的に酵素が血中に放出されたものに過ぎない」と説明している人もいますつまり肝機能障害ではないというのです。しかし、その根拠は不明です。人間の研究でしょうか?動物の研究でしょうか?人間の研究なら、肝臓の酵素機能の亢進であって肝機能障害ではない、というのはどのような方法で確かめたのでしょうか?私はそれを確かめる方法を知りません。肝機能障害はないと断言していいものでしょうか?

もし、酵素機能の亢進だけだとしても、そのような場合もあるかもしれませんが、そうでない場合もあるようで、実際にはかなりの数の肝機能障害の報告があります。中には死亡例もあるので注意が必要でしょう。報告されているのは氷山の一角と考えられ、本当はかなりの肝機能障害が起きている可能性は否定できません。

ナイアシン誘発性肝毒性の発生率と機序は不明です。生検標本は、細胞壊死および門脈線維症を伴う胆汁鬱滞性の変化を示していたり、微小嚢胞性肝脂肪症を伴う致命的な急性肝不全の病理所見を示しているものもあります。つまり、実際に深刻な肝臓の細胞壊死などの傷害が起きている場合もあるのです。メカニズムとしてミトコンドリア障害があるのでは?と考えている人もいます。

下の表は報告されている症例を集めたものです。(論文はここ

※ 評は略、詳細はサイト記事で。

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(※ monosepiaとしてはシミズ先生の発言は個人的には信頼できるものだと思っています。その根拠は以下の記事を読んでいただければ分かると思います。)
■ 今年も1年ありがとうございました フェイクとの戦い から若干行引用
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どうせなら、ファイザーのワクチンの95%有効という、トンデモない論文のウソを教えた方が、彼らのためになったと思います。「企業はこうやってみなさんを騙しているんだよ」「医師でさえこんなとんでもない情報に騙されるんだよ」ということを教えないとダメでしょう。医師も騙されているので、医師の考えを鵜呑みにしてはダメだということを教えるべきです。生データも示せない、出してきた情報は黒塗りばかり、そんな情報が本当であるわけがありません。

データなんかどうにでも操作が可能であるので、有名な医学雑誌に掲載された論文が事実であると思ってしまってもダメです。医学雑誌は製薬企業のマーケティング部門と化しています。そしてそれらの論文がエビデンスとして積み重ねられ、ウソも真実となってしまうのです。医学雑誌は製薬会社からの資金で成り立っています。






















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最終更新:2024年01月16日 10:59