● 東京高校受験主義@tokyokojuken
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現在の東京の中学受験擁護派の方々、入試の先鋭化に伴う受験戦線長期化で子どもが病んだりだとか、心療内科通いの増加が報じられてなお「私立中学は悪くない、追い込んでしまう親や指導者が悪い」という発想になるはなぜか。普通の保護者はシステムに隷属するし、営利企業の塾も儲かれば乗じます。

「公立中学」と「公立高校」という公的な側面が強い高校受験とは違い、中学受験は「私塾」と「私学」の民間同士が結託し市場を盛り上げます。公教育や高校受験と共存共栄関係などという綺麗事で片づけられる関係ではありません。

私は90~00年代の日能研の大がかりな公教育へのネガティブキャンペーンも見てきています。古株の人間は、あの頃の異様なバッシングをよく知っているはずです。

私立中学を退学する生徒の増加に、都内公立中の校長会が実態調査に乗り出したら、私学協会会に潰されたこともありました。公教育に寄り添う立場で高校受験に携わってきた立場からすると、明かせない汚い事実がいろいろとあります。

高校受験が理想郷だとは思いませんよ。でも、高校受験は公的なので歯止めがきくんですよ。塾業界や私立校はそれが気に入らないで文句を言うわけですが。それに対して、市場原理に身を任せ過ぎた中学受験は暴走が止まらなくってきています。

「私は中学受験で良い思いをした」「好きで勉強している子ばかりだ」

現役の筑駒生、渋幕生、難関私立中保護者からそのようなリプが飛んできました。

「嫌なら、受験勉強なんてやめればいいのに。」

こんな言葉が返ってきます。自分の意志を持つようになり、嫌なことには明確に「No」を言えるようになる15歳の高校受験とは全然違います。

親主導か、「周りがするから」という軽い気持ちで入り込んでしまい、引き返せなくなってしまった子がたくさんいます。

「すべては親の責任」という言葉があちこちで聞こえてきます。親が悪いのでしょうか。すべて親が悪いのでしょうか。

一番悪いのは、そういう実態を生み出すシステムを放置してきた私立中学です。もちろん問題を見過ごしてきた東京都政にも責任の所在があるでしょう。

ここで語る「中学受験」は、小6からの受検勉強で間に合う牧歌的な中学受験や、昔の日曜日にテストを受けて対策すればよかった頃の中学受験とは別物です。

せめて中学受験の内側から「入試問題の準備負担が重すぎないか」「小学生に過剰な競争を強いてないか」「公立小学校の授業に支障をきたすのではないか」といった懸念の声が出てほしいものです。

本来なら中学受験指導者側が声を上げるべきなのに、私の周りで聞こえてくるのは、より一層、保護者の課金を促したり、子どもの拘束時間を増やすものばかり。

それから「中学受験で恩恵を受けた」と思っている学力強者も、中学受験勉強の超長期化の実害を受けています。

もしも中学受験がなかったら、その分の時間を数学だとか英語だとか、自分の得意を生かした専門性を高める習い事に費やせていたでしょう。

私は社会的に許容されるレベルを超えた準備期間を強いる東京の私立中学受験のシステムには一貫して「反対」です。その私立中学受験を結果として煽り、子どもをより一層疲弊させる東京都の政策も「反対」です。

中学受験勉強の開始期間、せめて小5冬スタートぐらいで良くないですか?反対の人はいますか?
午前2:26 · 2024年1月25日











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最終更新:2024年01月25日 08:18