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私が経験した
悪質な訪問販売の物語

扉の向こうにいるのは、
本当に信頼できる人ですか?

〜〜〜

携帯が鳴った時、
私は施主との打合せの最中だった。
妻からの着信。

普段なら仕事中は出ないのだが、
何か胸騒ぎがして電話に出た。

「潤一郎さん...」

受話器から聞こえてきたのは、
いつもの明るい妻の声ではなかった。
震える、か細い声に、背筋が凍る。

「どうした?」

「今ね...水質調査の人が来てるの...」

妻の声が途切れた。
受話器越しに、二歳の息子の
不安げな泣き声が響いてくる。

「怖いの...あの人、
すごく怖くて...
私の態度が失礼だって...」

妻の声は次第に小さくなっていく。
私の頭の中で警報が鳴り響いた。

「落ち着いて聞いてくれ。
その人は今どこにいる?」

「廊下...廊下で待ってるの。
断ったのに帰ってくれなくて...」

「ドアは絶対に開けるな。
今すぐ帰るから」

「うん...でも...早く来て...お願い...」

妻の震える声に、
私の不安は頂点に達していた。

※ 以下続き👇
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息子(12)が1人で留守番していたらピンポンとチャイムを鳴らす人がいた。

『お宅の屋根のアンテナ、折れてますよ』息子が出ると作業着の男が説明して『直さないと、風で飛んだりして危ないですよ』そう言った。
驚いた息子は「それはどうしたら?」と、たずねた。

『私は近所で工事している者です。 すぐに見てあげますよ』作業着の男に言われて迷ったけど、そこで
( いやぁ、さすがに親の留守に人をあげるのはマズイ)
と思ってくれた。

「その時は、すいません。親に聞かないとわからないんで、と断ったよ」

息子から聞いて、
私はドキッとした。

地デジにした時、屋根の上のアンテナは無用になってケーブルテレビにしたのに?
まだアンテナがあったの?

アンテナを直すべきか。
考えていたら、ふと思いつくことがあってネットを見るとこの文字が出てきた。

『点検商法』
「お宅の屋根壊れてますよ」
あ、これだ。やだ。まんまと引っかかりそうだった。

危ない危ない。
何度も言うが、ご近所には高齢者だけの家も多い。
うち以外も狙われているのだろう。町会にはこれも通報した。

昼間、家にいると尋ねて来る人は大抵がこんな人たち。
本当に気をつけたいと思う。

■ 狙われているのは「屋根」と「給湯器」…急増中!悪質「点検商法」のヤバすぎる手口 「現代ビジネス(2024.03.11)」より
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「点検商法」によるトラブルが急増中
年間1万件超—。これは、国民生活センターが公表している、最新のリフォーム工事に関するトラブルの相談件数だ。その数は年々増加しており、10年前と比較して、約1・5倍。高齢者が巻き込まれるケースが多く、60代以上の割合が7割を占める。

「トラブルの大半は、『訪問販売』によるものです。リフォーム工事の勧誘が目的ということを告げず点検を持ち掛け、不安をあおって契約を急かす、いわゆる『点検商法』というやり方。悪徳リフォームが急増している背景には、警察がオレオレ詐欺などの特殊詐欺への取り締まりを強化したことも関係していると見られています。

(※ 以下略、詳細はサイト記事で)











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最終更新:2024年12月04日 20:24