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■ NTT東西が「ワイヤレス固定電話」開始 「日経XTECH(2024.05.01)」より
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 NTT東西がメタル回線の代わりに携帯電話回線を活用した「ワイヤレス固定電話」サービスの提供を2024年4月1日に始めた。現時点で提供エリアは限られ、山間部や離島などメタル回線による固定電話サービスの提供が著しく高コストな地域が対象となる。対象エリアの利用者は全国50万世帯にとどまる。

 ただしNTTは固定電話に用いるメタル回線の老朽化と維持費の高騰が進み、「2035年にメタル回線が設備限界を迎える」(NTTの島田明社長)と訴えている。島田社長は固定電話サービスを維持する将来制度を提言した際に、ワイヤレス固定電話の活用を挙げた。その言動からは、メタル回線の代替として、無線技術の活用をより増やしたい考えであることが読み取れる。固定電話サービスを維持するために老朽化したメタル回線をどのような技術で置き換えていくか決断すべき時期が迫っている。

基本料は同じ、通話料は若干安い
 NTT東西のワイヤレス固定電話は携帯電話事業者から借りた携帯電話回線をそのまま活用する。2024年4月のサービス開始時はNTTドコモから仕入れた回線を用いた。NTT東西にとって、他社の設備を借りて提供する加入電話サービスは初めてとなる。

 NTT東西は回線を提供する携帯電話事業者を公募した。ただしどの対象地域でもKDDIやソフトバンクなどは入札に参加せず、NTTドコモの1者応札だったという。

 NTT東西はサービスの提供に当たって、固定電話と携帯電話の回線間で音声信号を変換する専用アダプターを開発した(図1)。サービスの利用者は、固定電話機を同アダプターにモジュラーケーブル(電話線)でつないで使う(図2)。
(※ 図は略、詳細はサイト記事で)
 基本料金は1級・2級取扱所(住宅用)で月額1760円(税込み、以下同じ)など、既存の加入電話サービス(プッシュ回線用)と同一。通話料金は全国一律3分8.8円と加入電話の同9.35円より若干安い。初期費用は契約料が880円、工事費が2万2000円など。

 NTT東西はNTT法により、自らの設備を使って固定電話を全国あまねく提供する「ユニバーサルサービス」の責務を負っている。NTT法の規定に基づき、自ら敷設したメタル回線や、一部地域では光ファイバー回線を使って電話サービスを提供してきた。

 この規定を2020年に一部見直した。有識者会合での議論を経て、2019年に総務省の情報通信審議会がNTT東西の自己設備では極めて不経済になる地域に限って他社設備の利用を認めるべきだとする報告書を答申。2020年5月に国会で自己設備の要件を緩和した改正NTT法が可決された。

 NTTの固定電話事業の赤字は議論当時の2020年度で500億円を超えている。メタル回線でこれ以上の経営効率化は難しく、メタル回線の再敷設コストを削減することで赤字の拡大を避けたいといったNTTの説明が有識者会議でおおむね受け入れられた。2022年までにワイヤレス固定電話を加味した交付金の計算方法や技術方式など必要な制度を整備した。

(※ 以下は有料記事)


プロが簡単解説 あなたを守る 情報セキュリティ
2024/01/13
2024年から、固定電話回線が廃止になります。
固定電話回線が廃止になることで、使えなくなるサービスがあります。
そして、大きな問題になるかもしれないのが、会社で、利用しているシステムが利用できなくなる可能性があります。今回は、あまり知られていないけど、もしかしたら、大きな影響があるかもしれない、固定電話回線の廃止に関してご説明します。

<参考URL>(※ リンクは同窓で開きますので注意。)
固定電話(加入電話・INSネット)のIP網移行 - 2024年以降の固定電話についてのご案内 NTT東日本
https://web116.jp/2024ikou/index.html
悪質な販売行為にご注意ください NTT東日本
https://web116.jp/2024ikou/notes.html
料金 NTT東日本
https://web116.jp/2024ikou/price.html
提供継続/終了サービス NTT東日本
https://web116.jp/2024ikou/service.html
マイライン・割引サービスの終了 NTT東日本
https://web116.jp/2024ikou/myline.html
技術参考資料(IP網移行後) NTT東日本
https://web116.jp/2024ikou/ip_gisanshi.html












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最終更新:2024年05月05日 17:50