映画
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河合優実 / 佐藤二朗

+ ニュースサーチ〔あんのこと〕







話題になっていたので観た。
衝撃だった。ここまでの絶望をリアルに描く映画はなかなかないのではないか。
これからどう生きていけばいいか分からなくなった。

この世の全ての悲しみに心を痛めていたら自分の身も心も持たないのはわかるけど、かと言ってそれらは全てどうしようもないから自分の生活が良ければそれでいいというのも違うわけで。結局は身近なところから自分にできることをやっていくということなんだろうけど…でも何をどうやっていけば。

ひとまず、こういう人生や生活がたくさんある中で30億円のPCR御殿が建つのはやはりおかしいし、中途半端に統計ができて全能感を得ている人たちは本当に血が通っていないと思うし、手続きや体裁や業績ばかり気にするアカデミアは結局のところ全く社会のためになっていないなと改めて思った。

(ただこれは共産主義にしろとか統計やアカデミアは全て不要だとか、そういうことを言っているわけではない)
https://annokoto.jp

内科医の端くれ@naika_hashikure
ゼロからの再スタートで必死に積み重ねてきたものが、コロナ感染対策と思わぬアクシデントによってあっという間に全て失われていく様は、とても見ていられなかった。






■ コロナが奪った25歳の中学生活 路上で倒れていたハナ 「 朝日新聞 2020年6月1日 5時00分(2024年6月19日 13時47分更新)」より
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 ハナ(仮名、25)は、この春から始まる中学生活を心待ちにしていた。1年生のときに5回ほど登校したきり、13年ぶりだった。しかし、5月4日未明、東京の繁華街の路上で倒れているのが見つかった。

 幼い頃から母親に暴力を振るわれた。小学3年生で不登校になり、11、12歳の頃には売春を強いられた。14歳のとき、ホテルで暴力団関係者から勧められて覚醒剤を使い、抜け出せなくなった。そして逮捕。4年前のことだ。

 取り調べをした元刑事の男性(62)から誘われ、薬物経験者や家族らが語らう集まりに参加した。親身に気遣ってくれて、金銭や性行為などの見返りを求められないことに驚いた。

 昨年秋。1通の手紙を受け取った。差出人は、東京都内の夜間中学で学習支援員を務める女性(71)。ハナがその後、介護福祉士になるという目標に向かい、実務者研修を受けたり、病院で働きながら小学生の算数から学び直したりしていることを朝日新聞(東京本社発行版)の記事で知り、ペンを執った、という。「様々な学びがそこにはあります」と書かれ、夜間中学に通ってみないかと提案してくれていた。

 当時、勉強に行き詰まっていた。問題集の解説文が理解できず、知人に教わっても、1人ではまた解けなくなった。塾に通う金銭的余裕もない。「そこで学びたい」と思った。

 ハナはお礼の手紙を書いた…

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最終更新:2024年10月08日 21:10