雅楽 / 日本人 / 430Hz

+ ニュースサーチ〔石田多朗〕




ほぼ日の學校
2025/02/2
●約1時間のフルバージョンはこちら(外部アプリ)
https://school.1101.com/lecture/465

エミー賞を受賞した話題のドラマ「SHOGUN 将軍」でも、使われていた雅楽。その雅楽を担当した作曲家の石田多朗さんが今回の講師です。30歳を超えて雅楽に出合い、今まで慣れ親しんだ音楽とはまるで違う世界であることに気が付き「ワクワクした!」という石田さん。以後、雅楽とはどんな音楽かを考えつづけてきました。今回、超入門者向けに雅楽の魅力を教えてくれます。

●目次
00:00 これまで知らなかった、音楽世界
05:16 ひとまず雅楽を聴いてみよう
08:17 雅楽の歴史
09:08 雅楽の特徴を7つに絞って解説
15:47 独自性の由来は自然崇拝
17:54 雅楽が保存されてきた理由


石田 多朗 | TARO ISHIDA
2025/05/16 #石田多朗 #TaroIshida
音楽は自由なのでしょうか?
今回は「調律」そして「ピッチ」という視点から、音楽に潜む思想と文化についてお話ししました。

雅楽の標準ピッチである430Hz。
それは、西洋の標準である440Hzに従った結果ではなく、日本独自の音楽体系を尊重し、内部から整備するという強い意志によって定められたものでした。
昭和43年、押田良久らが主導したこのピッチの標準化は、音楽を便利にするだけでなく、文化を守り、未来に繋ぐ行為でもあったのです。

調律やピッチは、ただ音を合わせるための手段ではありません。
そこには歴史があり、政治があり、哲学があります。
そしてなにより、「自分たちの音楽をどう生き延びさせるか」という、深い問いが存在しています。

今回は、私自身の作曲や録音の経験も交えながら、ピッチという「目に見えない基準」がどのように音楽の自由や発展に影響を与えているかを掘り下げました。

お話に出てくる本はこちら。

『雅楽 430サイクルの決定とその背景
押田良久(日本雅楽会 初代会長)の雅楽への情熱』
著者:鈴木治夫



🎙️ 今回のお話のポイント
  • なぜ雅楽は430Hzを選んだのか?
  • ピッチ標準化に込められた文化的意志
  • 調律=権力?自由?その両方?
  • 西洋の基準に従わず、独自性を守るという選択
  • ピッチから始まる作曲のヒントとは?

感じたこと、考えたことがあれば、ぜひコメント欄で教えてください!
今後も毎週金曜夜に投稿予定です。

Cinema City
2024/02/25

※ Playlist作成者は作曲者本人です➡石田 多朗 | TARO ISHIDA

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■ Shōgun - Japanese Zen Music for Preparation











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最終更新:2025年05月21日 07:52