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★恐怖のスタグフレーションがやってくる・・・2010年3月28日 15:13

イーグルヒット クラブG-1より
いよいよデフレ化のインフレ=スタグフレーションが本格化してくる。


鉄鉱石価格2倍に...車・家電、値上がりも
日本の鉄鋼大手各社とブラジルの鉄鉱石最大手バーレとの間で行われていた鉄鉱石の輸入価格を巡る交渉が、2009年度の約2倍の1トンあたり110ドル前後で3月末にも決着する見通しとなった。過去最高だった08年度の77ドルを大幅に上回るのは確実で、4月から適用される。
 残る鉄鉱石大手2社との交渉も同様の水準で決着する可能性が高い。これまで1年ごとに行われていた価格見直しを、3か月ごとに短縮する新方式の採用でも合意する方向で、7月以降、さらなる値上がりにつながる可能性もある。
 中国など新興国での需要急増で、鉄鉱石の小口取引(スポット)相場は、昨春の1トンあたり60ドル前後から、今年2月下旬以降は130~150ドルに上昇している。旺盛な需要を背景に、資源大手は強気の交渉を進め、日本の鉄鋼大手のような年間契約の大口取引にも影響が広がった格好だ。鉄鋼の原料では、石炭の輸入価格も4月から昨年の1・5倍超に値上げされることが決まっている。
  鉄鋼各社は今後、自動車、電機メーカーなどと鋼材価格交渉を本格化させるが、鋼材価格の値上がりは避けられない見通しだ。自動車や家電製品の値上がりにつながる可能性も高い。ただ、デフレの中でどこまで製品価格に転嫁できるかは不透明なだけに、企業の負担が増して業績の下振れを招く懸念も出ている。【読売新聞3月27日】


本ブログでも何度かお伝えしてきているが、スタグフレーションは最も悲惨な状況をもたらす。
記事の中では、自動車、家電の値上げにつながることを述べているが、それだけでは済まない。原材料コスト、輸入・輸送コストの増大から他の製品にも価格転嫁される可能性があり、さらに便乗値上げも相次ぐだろう。これが食品に波及すれば、消費者の台所を直撃する。実際に食糧品価格もじわじわと上昇してきている。

一方の企業は、デフレ状況下であることから価格転嫁できなければ、コスト増により収益が圧迫され、リストラ、倒産の憂き目に遭う。
そうなれば景気回復どころの話ではない。

国際金融資本家に仕組まれた金融危機から国際商品価格の上昇、資源エネルギー高によって私たちの生活は破綻へと追い込まれつつあるのだ。
職と食を奪われた者たちが餓死していく地獄絵図が日本を襲うのである...。
最終更新:2010年03月28日 19:13