殺害のほかに、テロや脅迫、誘拐も
初の女性大統領が誕生したということに注目が集まったが、それ以上に世界の目にとまったのは、選挙選が始まった2023年6月4日から今年5月29日までに大統領候補者を含む多くが殺害されたことだ。
ディアリオ・ロス・アメリカスによると、同期間中に政治家に対する攻撃が320件報告され、そのうち93人が暗殺された(そのち36人が当選候補者と予備候補者)。このほか、脅迫された被害者は131人、テロ被害者は77人、誘拐された人は17人に上るという。
選挙戦中もあまりの犯罪の多さから、全国17万182カ所の投票所のうち、200カ所余りが危険であるとされて閉鎖された。
にわかに信じがたい事態であるが、なぜこんなにも犯罪が起こるのか。その理由は犯罪組織と政治家、警察、軍人、判事らが癒着しているからである。具体的には、麻薬犯罪組織カルテルと、その下請け的なギャング集団がはびこり、そうした組織と政治家などが密接に関係しているのだ。
犯罪の核となっているのはカルテルだが、現在までに存在が確認されているカルテルの数はおよそ50。その中でも巨大なカルテルが2つある。「シナロア(Sinaloa)」と「ハリスコ・ヌエバ・ヘネラシオン(CJNG)」である。
(※ 以下略、詳細はサイト記事で)
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6歳男児を殺害した容疑で11~15歳の5人を拘束、メキシコ 「AFPbb-news(2015.5.19)」より
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【5月19日 AFP】(一部更新)メキシコ・チワワ(Chihuahua)州の州都チワワ郊外で、6歳の男児が11~15歳の友達5人から石を投げられたり刃物で刺されたりするなどの暴行を受けて殺害され、遺体を埋められる事件が発生した。現地の検察当局が18日に明らかにした。
検察当局によると、殺害された男児はクリストファー・レイムンド・マルケスモラ(Cristopher Raymundo Marquez Mora)君。遺体は16日に小川のそばの浅く掘った穴の中から見つかった。男児の姿が最後に目撃されたのはその2日前で、友達グループと一緒にいたという。
捜査当局が男児の友達を取り調べ、遺体発見につながった。検察当局は、「荒廃した社会問題を反映する行為の容疑者」として11歳の少年1人、13歳の少女2人、15歳の少年2人の5人を拘束したと発表した。
男児は14日に行方不明になり、母親が翌朝、警察に通報して捜索が行われていた。殺害された男児と拘束された5人は、近所に住む顔見知り同士だった。
■麻薬抗争の子どもたちへの悪影響に懸念
検察当局によると、少年少女らは一緒に遊んでいた男児を縛り上げ、首に棒をあてがった。半ば窒息状態になって地面に倒れた男児に石を投げつけ、背中をナイフで刺したという。男児が死亡すると、遺体を浅く掘った穴まで引きずって運び、その中に遺棄した。遺体は土で覆われ、その上に動物の死骸や植物が置かれていた。
検察当局によると、有罪になれば15歳の少年2人は服役する可能性があるが、年齢の低い他の3人には「別の種類の制裁」が科されることになるという。
今回の事件が発生したチワワ州は、メキシコの麻薬抗争でも最悪の惨劇のいくつかが発生していた。メキシコでは麻薬組織の暴力が子どもに悪影響を与えているのではないかと指摘する声が高まっている。
大半の人は、「メキシカンハットを被ったヒゲのおじさんが、ギターを弾きながら歌うやつでしょ?」みたいに答えるのではないか(筆者もそのイメージしかなかった)。そこで今回は、みなさんも知らないであろう、現在メキシコで流行中の「ナルコ・コリード」というジャンルの音楽を紹介したいと思う。
まずはブカナス・デ・クリアカンというメキシコのグループが歌う、『Sanguinarios del M1 (エメ・ウノの極悪非道)』という曲の歌詞を見てほしい。ちなみに曲調はイメージ通りのメキシコ風味で、かなり陽気な雰囲気である。
――手にはAK-47 肩にバズーカ、邪魔する奴は頭を吹っ飛ばす――
――俺達は血に飢えている 狂ってるんだ――
タイトル通りの極悪非道、とても物騒な歌詞である。それもそのはず。この歌詞は、実在の麻薬ギャングのボスを題材に作られたもので、しかもその生き様は肯定的に描かれている。
この目下流行中の「ナルコ・コリード」とは、“麻薬王たちを讃えるバラード”のこと。そんな歌が現在メキシコでは人気を呼んでおり、さらには全米のウォルマートでも販売され、ビルボードチャートにもランクインしているのだ。
(※mono.--以下略、詳細はサイト記事で)
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メキシコ学生43人失踪、犯罪組織が殺害して燃やして川に 「CNN.co.jp(2014.11.8)」より
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(CNN) メキシコ南部ゲレロ州の都市イグアラ近くでメキシコ人の学生43人が行方不明となっていた事件で、メキシコのカラム検察庁長官は7日、学生らは市長の命令で警察に拘束された後、犯罪組織に引き渡され、殺害された上、遺体は燃やされ、川に遺棄されていたと発表した。
カラム長官は、これは捜査員らが出した結論だとした上で、DNA鑑定で遺体の身元を確認しないと確かなことは分からないとも付け加えた。ただ、遺体は念入りに燃やされており、DNAの抽出は困難としている。
カラム長官によると、学生らの失踪に関連して逮捕された3人の男が、この学生らと見られる人々の殺害を認めたという。学生らを拘束した警官らは、学生たちをこの3人の男に引き渡した。男らは、麻薬密売組織「ゲレロス・ウニドス」の構成員だという。
同国の捜査当局は4日、事件の「首謀者」とされるイグアラ市のホセ・ルイス・アバルカ市長と妻のアンゲレス・ピネダ容疑者を逮捕した。
犠牲となった学生らの大半は20代男性で、教員を目指して大学で学んでいた。学生らは9月26日、抗議デモを行うためバスや車を連ねてイグアラ近郊に向かっていたが、その後行方が分からなくなっていた。
カラム長官によると、アバルカ市長は警察に学生らが乗ったバスの走行を妨害するよう命じたという。警察は学生らを2度に渡って攻撃。最初の攻撃で3人を殺害し、2度目の攻撃で学生らを強制的に警察署に連行した。その後、学生らはゲレロス・ウニドスの構成員らに引き渡されたという。
構成員らは、学生らを複数のトラックに載せ、ゴミ捨て場に連れて行った。学生らの何人かはすでに死亡しており、生存者は構成員らに別の犯罪組織との関与について質問された。カラム長官によると、学生らが犯罪組織に関わっていた証拠はないという。
学生らの殺害を自白した3人の構成員は警察の取り調べで、正確に何人殺害したかは覚えていないが、組織のリーダーから40人以上いると聞かされていたという。
殺害された学生らの遺体は、ごみ捨て場でディーゼル燃料をかけられ、タイヤやがれきとともに少なくとも14時間に渡って燃やされた。そして翌日、遺体はさらにバラバラにされ、黒いごみ袋に入れられ、サン・ファン川に投棄された。
ダイバーたちが川を捜索し、複数のごみ袋と遺体を発見。1袋だけ完全な状態で発見され、中に人間の遺体が入っていたという。
カラム長官は「ご遺族はこの知らせを聞いてさぞ心を痛めていることだろう。われわれも全員、同じ気持ちだ」と述べた。
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新型インフルエンザの大量死者がメキシコだけ起きると言う詳細原因不明の伝染病! 「kajimeruの健康生活ダイアリー(2009.4.30)」より
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今回も新型インフルエンザの話題ではありますが、大量死者がメキシコ限定だった上に感染源までもが特定せず混乱しているので、弱毒性でありながら不思議な事件でもあります今回の新型インフルエンザが、いつ終息できるのか謎がいっぱいであります。
そこで、こんな記事が記載されていますので最後までお読みになさってください(^_^)/~
違うウイルス?栄養不足で?死者はメキシコだけ、深まる謎
メキシコを中心に新型インフルエンザが世界各地に広がる中、同国だけでなぜ犠牲者が増えるのか、専門家の間で謎が深まっている。
同国の死者数(28日午後10時半現在)は152人に上る一方、同国以外では犠牲者が出ていない。疑い例を含む感染者数(同)は1995人で、豪州の88人、ニュージーランドの54人に比べて突出する。計算上の死亡率は7.6%に達する。
AP通信などは〈1〉ウイルスの種類が違う〈2〉栄養不足〈3〉水不足〈4〉大気汚染〈5〉医療体制の不備――を「考えられる理由」として挙げるが、すべて憶測にすぎない。
「感染者は報告よりもずっと多いのではないか。軽症の場合、医療機関を受診しない人も多い」と、東北大の押谷仁教授(ウイルス学)は指摘する。感染者数が10倍なら致死率は10分の1に下がる。メキシコ以外の感染者のほとんどが、同国の訪問者なのも、同国内の感染の広がりを裏付ける。
メキシコでの死者の多くが、通常健康な20~40歳代の一方、米国では幅広い年代の感染者が報告されているのも謎を深める。
誰も免疫を持たない新型インフルエンザは、抵抗力が強い若者ほど、免疫が過剰反応して逆に犠牲になりやすいという意見もあるが、国立国際医療センターの工藤宏一郎・国際疾病センター長は「強毒性と弱毒性の複数のウイルスがあって、メキシコ以外では、弱毒タイプだけが流行しているのかもしれない」とみる。
米疾病対策センター(CDC)の専門家は、犠牲者の一部は持病が原因の可能性もあると指摘する。
ともあれ、現地の詳しい状況が分からない中で、議論しても、結論は出ない。
CDCのリチャード・ベッサー所長代行は、28日の記者会見で「評価は時期尚早。メキシコは米国より深刻に見えるが、全体の一部を見ているに過ぎない。楽観できない」と、今後、米国などでも深刻な症例が増えるとの見方を示した。
国々で異なる犠牲者の年齢層が明らかになりかねませんが、こんな例は私も見たことはありませんし、予想もつきません(>_<)
もし、何かがあっても現段階では感染者数を最小限に喰い止めるしか方法はありません(^o^)
幸運を祈ります(*^_^*)
豚インフルエンザ「握手やキスは控えて!byメキシコ」日本の対策は?(You Tube動画より)
(※mono.--動画は削除されている)
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