原子力発電

☆ 原子力資料情報室 国側とも、また東電の息もかかっていない、独立した民間の第3者専門家組織である

放射性同位体 崩壊など 半減期
セシウム134 ベータ線を放出してバリウム-134(134Ba)となり(99.9997%)、
軌道電子を捕獲してキセノン134(134xe)にもなる(0.0003%)。
多くのガンマ線が放出される。
2.06年
セシウム137 ベータ線を放出してバリウム137(137Ba)となるが、
94.4%はバリウム137m(137mBa、2.6分)を経由する。
バリウム137mからガンマ線が放出される。
30.1年
ヨウ素131 ベータ線を放出して、キセノン131(131Xe)となる。
ガンマ線が放出される。
8.04日
ストロンチウム90 ベータ線を放出してイットリウム-90(90Y、2.67日)となり、
イットリウム-90もベータ崩壊してジルコニウム-90(90Zr)となる。
イットリウム90は、核分裂直後はほとんど存在しないが、
時間の経過とともに量が増す。
1ヶ月後には放射平衡が成立して、ストロンチウム90と
イットリウム90の放射能強度は等しくなる。
29.1年
ウラン235 α壊変
ウラン238とは違いウラン235は核分裂の連鎖反応をおこす。
ウラン235の原子核は中性子を吸収すると2つに分裂する。
また、この際に2個ないし3個の中性子を出し、それによってさらに反応が続く。
7億380万年
プルトニウム239 α壊変
アルファ線を放出して、ウラン235(235U、7.04億年)となる。
2万4千110年
プルトニウム241 β-
β崩壊して、アメリシウム241(241Am)となる
14.35年
アメリシウム241 アルファ線を放出して、ネプツニウム237(237Np、半減期214万年)となる。
ガンマ線が放出される。
433年
ネプツニウム237 アルファ線を放出して、プロトアクチニウム-233(233Pa、27.0日)となる。
低エネルギーのガンマ線が放出される。
プロトアクチニウム-233の崩壊でウラン233(233U、半減期24.5万年)が生じ、
崩壊が続いて最後はビスマス209(209Bi)となる。
214万年
最終更新:2011年03月24日 11:32