【「武田邦彦 (中部大学)」より】
■ 放射線の専門家に自重を求める(2011.3.26) 
 ・確かに国際的な基準になっている空間の線量率が1年に1マイクロシーベルトという数値、WHO が定める食品の放射性物質の量など、日本の委員会では厳しすぎるという意見があったことは確かです。
  しかしわたくしたちはそのような議論を経て、現在の基準を作ってきたのです。
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■ 結局、子供はどのぐらい被曝するか?
 ・今までずっと私達専門家が守り続けてきた「放射線障害防止の法律や国際的な規制」を一気に緩めてしまい、「大丈夫だ、安全だ」というのは、これから長い間、被曝せざるを得ない子供たちのことを考えると賛成ができないのです。
  最初は危険と思い、徐々にゆるめていく方がより適切な方法でしょう。

【3月26日の空間放射線量(最高値) ⇒ 一年続いたとしたら】
● 福島県福島市(11:52) 3.37μSv/h ⇒ 29.5mSv/y / 福島第一原発から、62.84km

● 福島県飯館村(16:00) 9.55μSv/h ⇒ 6.9mSv/m ⇒ 48.8mSv/7m ⇒ 83.7mSv/y / 福島第一原発から、約39km

● 茨城県ひたちなか市堀口(20:20) 0.733μSv/h ⇒ 6.4mSv/y / 福島第一原発から、123.85km

● 茨城県つくば市(17:00) 夕方までの最高測定値は、0.23μSV/h ⇒ 2.0mSv/y / 福島第一原発から、165.27km

● 埼玉県さいたま市(14:00) 夕方までの最高測定値は、0.107μSv/h ⇒ 0.94mSv/y / 福島第一原発から、約213km

● 東京・日野市(19:44) 24CPM ⇒ 0.2μSv/h ⇒ 1.75mSv/y / 243.96km

■ monoコメ:放射線障害防止規則による妊婦の被曝量の限界(0.5μSv/h)を福島市、ひたちなか市は超えている。このレベルに空間線量が達している地域の、少なくとも妊婦さんだけは避難させるべきではないのか。

※ ICRPの勧告:被曝許容線量 今、テレビで解説をしている専門家と称する人々はこの勧告を重く受け止め、竹田先生の忠告を聞くべきだ。

※ 自然放射線(大地・空中・飲食・建物などから) 2.4mSv/y

※ 3月11日以前の一年間の平均は 0.031~0.060μSv/h ⇒ 0.27~0.53mSv/y(さいたま市の場合)

※ 医療従事者許容被曝線量 30mSv/3m / 50mSv/y

★ 被ばく量は2〜6Svか=汚染水で皮膚に、内部被ばくも—作業員3人、週明け退院へ(2011.3.26) 「gooニュース〔時事通信〕」より
 ・衣服などからは、ヨウ素131やセシウム134、同137などが検出された。3人が漬かっていた水は、少なくとも5種類以上の放射性物質に汚染されていたとみられる。 

mono疑問:5種類以上と言いながら、発表されているのは2種類の核種だけ。この未発表の核種の中に、ストロンチウム90やプルトニウム239が含まれているのではないか? 恐ろしくて発表出来ない、と見るべきか?
 プルトニウムはα線を放出しながら崩壊していく。α線の透過力は弱い(空中数センチメートル)が、至近距離なら十分に被曝する。吸い込むと至近距離で肺胞が被曝するということになる。血中に廻ればどの臓器も被曝する。よって、今日よりマスク着用・空気にさらしている傷口は完全に防備することとする。そして、帰宅後はドア前で服を払い、すぐにシャワーを浴びることにする。・・・って、老い先短い身だからあまり神経質にはならないつもり。
 だが、生い先楽しみな若い人は十分に用心した方がいいかも知れない。
 煽るつもりは毛頭ないが、発表データが本当にすべてを言っているとは思えないので・・・。
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最終更新:2011年03月29日 07:49
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