■ ニューヨーク・タイムズ「米国が日本の原発に見る数々の脅威」(2011.4.7) 「カナダde日本語」より
 ・専門家の危惧は、水素爆発によって屋根が破壊され、燃料プールの放射性物質が直接露出していることから来ている。一方、原子炉には頑丈な格納容器があり、炉心で燃料が溶融したとしても、放射線を外に漏出させない可能性がより高い。
 ・多方面にわたる問題の複雑性を捉えて、「ジャグリングのプロでも、ボールが多すぎるとうまくいかないものです」と Lochbaum 氏は言った。「考慮すべきことが多すぎ、かつ、1つを間違えただけで、状況はぐんと悪くなるかも知れません」。

■ 「福島第一原発1号炉はひょっとしたら再臨界が始まっているかもしれない」京大原子炉・小出裕章氏(2011.4.7) 「杉並からの情報発信です」より
 ・政府もNHKも大手マスコミも一切報道しない福島第一原発原子炉の「再臨界」が始まっているようです。
  NHKなどで原子力専門の御用学者が原発事故の深刻さを隠して楽観論ばかり垂れ流している中で、事態の深刻さをネットやラジオで一貫して訴えてきた京大原子炉実験所助教小出裕章さん(写真)は「1号炉は冷却水がウラン燃料全体に届かずがむき出し状態で空焚きになりウラン燃料が溶融して下にたまりブツブツ燃える状況で再臨界が始まっているかもしれない」と指摘しています。
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■ 〔重要★★★★★原発NEWS〕 「フクシマ」 「1号機」 再臨界? 米専門家が指摘 「塩素38」の検出で可能性浮上 「机の上の空」より
 ・「塩素38」は、海水中に含まれる「塩素37」に中性子がぶつかると生成される。
 「1号機」の炉心が「死んだ」状態であれば、「塩素38」の生成に必要な、「1ミリリットルあたり160万ベクレルの中性子」(米カリフォルニア州モンテレーにある、「ジェームズ・マーティン核拡散防止研究センター、フェレンス・ダルノキ・ヴェレス氏の計算)は出ない。
 しかし「1号機」では「塩素38」が検出された。
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■ 「再臨界部分的に起きた可能性」報道 反論する日本の専門家も(2011.3.31) 「J-castニュース」より
 ・この「再臨界説」には懐疑的な向きもある。東京大学大学院理学系研究科の早野龍五教授は3月26日、ツイッターで「塩素38」について触れ、「炉心には今でもある程度の中性子がある(必ずしも臨界を意味しない)」と書いた。続けて「海水を真水に変えれば改善するはず」としている。すでに1号機への注水は、海水から真水に切り替えられている。

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最終更新:2011年04月08日 17:39