■ オペレーション・アリガトウ(2011.4.24) 「Red Fox」より
 ・TOMODACHI作戦とアリガトウ作戦の経緯が詳細に書かれています。このブログはいつも調査資料などが多く長文なのですが、今回はいつもに増してたいへんな長文です。ぜひ最後まで読み通して欲しいです。- monosepia 


以下部分引用 - mono.)

 ・番組の中で、この出来事の本質に迫る言葉をテレビや新聞は発しているのかと辺見庸は言っていて、私もその主張に同感する。

  言葉がないのだ。数万人が一度に死んだ悲劇に見合う言葉が、その壮絶な事実と釣り合う報道がなく意味を深いところで考える思索や表現がなく死んだ者や苦しんでいる者に真摯に向き合って言葉を発する人がなく、苛立って気が滅入るのである。

  言葉だけではない。この事実に対応する政治がない。政策がない。日本のマスコミで流れる情報は、悉く東京から発信されているが、それを聞いていると、まるで、数万人が死んだ事実などなかったようであり、避難所で暮らしている人は、三食足りて元気で健康で、全員が復興に向けて明るく生きているように見える。

  「もう限界に達している」と偶に報道は言うが、その内実は追いかけず、高齢者が次々と要介護者になり、死に瀕している事実を伝えない。我慢強く忍耐強い東北人に、不平不満を言挙げせぬ東北人に、死ぬまで我慢しろと強いている

  津波の死者は、少なく見積もっても3万人はいる。3万人とか4万人の日本人が一瞬で死んだ出来事など、戦後は一度もなかったことだ。そうした悲劇についての悲痛さが、マスコミからもネットからも全く届いて来ないのである。

  辺見庸は、3・11がわれわれに根本的な認識論上の修正と改変を迫っていると言っている。そして、自分(辺見庸)は、この事態を言い表す言葉を打ち立てるのだと言っている。私も、3・11は日本人にこれまでの生き方や考え方を変えるよう迫っていると思うし、死者に報いるとすれば、日本人が3・11を有意味な画期とするとすれば、生き方を根本から変えることだと素朴に思う。それは、私の言葉で言えば、新自由主義を清算することだ。新自由主義以前の思想と信条に還ることだと思う。

  辺見庸へのビジビリティは、中原中也賞や文藝春秋への寄稿などを見ると、客観的に高まっているように見受けられるのだけれど、一方、ネットの中の静けさを見ると、NHKの視聴率計算の推測も頷けないでもない。辺見庸が言うように、日本人は根本的に思想を改めるだろうか。認識論上の修正をするだろうか

生き方を変えるだろうか。  

★ 暴風雨の死者162人に=米南部(2011.4.28) 「時事ドットコム」より
 ・暴風雨は22日から続き、300を超える竜巻が発生。建物が倒壊したり、車が転覆したりした。アラバマ、アーカンソー、ケンタッキーなど7州に非常事態が発令された。



■ 被災地の女子高生からの手紙(2011.4.22) 「杉並からの情報発信です」より
 ・私達は・・・見捨てられました。おそらく福島は隔離されます。完全に見捨てられます。国に殺されます。
  私達、被災地の人間はこの先ずっと被災者を見捨てた国を許さないし恨み続けます。
 ・そしてその人を今よりもっと大切にして下さい。今、青春時代をすごす学校が遺体安置所になってます。
  体育や部活をやった体育館にはもう二度と動かない人達が横たわってます。

■ 狂った日本人と狂ったゴールデン・ウィーク東北ツアープロパガンダを斬る!(2011.4.28) 「ヘンリー・オーツの独り言」より
 ・ありもしない電力不足から節電を国民の当然の義務だと思わせたり、放射能汚染された野菜を食べることがまっとうな日本人の行動だと思わせているのは原発推進派に他なりません。そんな嘘に騙されてはいけません。この後に及んで政府や東電のいうことを信じている人には人間を辞めて欲しいとすら思います

本日、以下のページを作成しました。(既出のリンクもあります。)
全国放射能モニタリング関連
345







.
最終更新:2011年05月01日 11:20