・原子力発電に携わってほぼ40年になります。全米70カ所の原発で運営・管理した経験をもとにお話しします。まず日本の方に大変重要なことをお伝えしなければならない。それは福島第1原発の4基すべてから、いまだに放射性物質が放出されているという事実です。

 ・あまり煽(あお)りたくありませんが、今後10年でがんを発症する人は100万人単位になるかもしれません。最初の5年で甲状腺がんや甲状腺異常が顕著になります。次に50キロ以内の地域で肺がんの発症率が今よりも20%上昇するでしょう。この数字はノースカロライナ大学の免疫学者スティーブ・ウィング助教授が算出した数字です。そして10年で骨腫瘍や白血病、肝臓がんも増えてくると思われます。福島の現状というのはこれくらい深刻なのです。


■ 福島原発事故がこれほど深刻な状態であることを国民は知らない! 「杉並からの情報発信です(2011.8.19)」より

 ・▼ 緊急処置を実行できる強力な新政権を樹立しよう!
  ・2)メルトスルーした核燃料の回収方法を全世界の専門家の英知で見つけ実行すること
  ・4)詳細な汚染地図を作成し高濃度の汚染地域から除染を行うこと
  ・8)放射線防護法を立法化し児玉東大教授を長官に放射線防護庁を設置すること
  ・9)京大原子炉研究所小出助教を委員長に原子力安全委員会を全面改組すること


  ■ 福島原発3号炉の爆発は「核爆発」だった! 「杉並からの情報発信です(2011.8.17)」より

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■ 怖がらせたい・怖がりたい 「乱読雑記(2011.8.18)」より

 ・アーノルド・ガンダーセン氏ってどこかで聞いたなぁ~って思ってググってみると4月にこんな記事が出ていますね。

 ・「カリフォルニアではしばらく牛乳を飲まないほうがいい」

  あぁそうですか。

  確かに福島原発から漏出した放射性物質はアメリカ大陸まで到達しました。でも、薄過ぎで健康問題を起し得ません。

 ・アーノルド・ガンダーセンさんの発言は眉に唾をつけて聞くようにしようと、改めて思いました。



■ 跋扈する魑魅魍魎 「黒古一夫BLOG(2011.8.17)」より

 ・菅首相が「退陣」するのは既定の路線だったので、別に驚くことではなかったが、菅首相の退陣に伴う次の首相選び(民主党代表選挙)に名乗りを上げた候補の顔を見て、何じゃこれは?! と思わざるを得なかった。何よりも菅首相が声高に宣言した(公約した)「脱原発」について、菅首相の発言は最終的には後退してしまったが、次の民主党の代表を目指す人の大部分が「脱原発」(100歩譲って「減げんぱつ」でもいいが)を宣言しないというのはどういうことなのか



 ・8月11日で、東日本大震災発生から5ヶ月が過ぎた──という言い回しがメディアの各所に踊っている。しかし僕は、依然として、この「東日本大震災」という言葉を受け入れる気持ちが持てない。

 ・やつらのやり方はこうだ。
  東北で起きた震災は、「東日本大震災」という、日本始まって以来の未曾有の試練である、というように、事を大きく大きく見せようとする。
  反対に、福島第一原発の事故は、チェルノブイリよりはマシな、局地的な災害であるかのように、できるかぎり小さく小さく見せようとする(ついでに、チェルノブイリ事故の被害実態自体を小さく見せようとしている)。






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最終更新:2011年08月19日 22:29