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「3.11震災」と俳句


■ 天変地異のなかで俳句に何ができるか 「語られる言葉の河へ(2011.12.26)」より

   夏萩やそこから先は潮浸し     友岡子郷
   海よ贖へと風鈴鳴りゐたり     子郷
   野蒜に花喪服のひとり佇ちつくす  子郷

   短夜の赤子よもつともつと泣け  宇多喜代子

   瓦礫の石抛る瓦礫に当たるのみ  高柳克弘
   サンダルをさがすたましひ名取川  克弘
   瓦礫より春星よ湧け言葉出よ  克弘

   舟虫やはらわた抜けし家ばかり  小川軽舟

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■ 東日本大震災を俳人はどう詠んだか 「語られる言葉の河へ(2011.12.25)」より

   草笛よ卒業式は海の中  高橋きよ子
   花曇り津波のいろと重なりて  有馬ひろこ
   陽炎より手が出て握り飯掴む  ムツオ
   これからのことをぺんぺん草に問ふ  美和子
   双子なら同じ死顔桃の花  翠
   夕ざくら湯気の立つもの食うて泣く  亜美
   観世音菩薩妻逝くうすころも  保
   津波抜け松一本立つ薄暑光  加藤水万
   つばくろや瓦礫に「無事」の文字大き  鈴木正治
   さくら前線被災地を追ひ越して行く  正治

   かぶとむし地球を損なわずに歩く  宇田喜代子
   猫連れて避難も出来ず鰆焼く  美喜子
   逝きし子の花飾りある夏帽子  佐々木妙
   胸打つや毛布一枚分け合うて  倶子

※ 他多数あり

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■ 原発事故を俳人はどう詠んだか 「語られる言葉の河へ(2011.12.24)」より

   原発忌即地球忌や地震の闇  大井恒行(「豈」)
   しずけさは死者のものなり稲の花  誠一郎

   暁鴉・睡魔・マイクロシーベルト  神野紗子 「俳句」5月号  【対中いづみ・選】

   県境にとどまる宅急便と春  永瀬十悟 「ふくしま」

   フクシマは人体実験羽抜鶏  池田義弘(「瀚海」)








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最終更新:2011年12月27日 23:42