・欧州銀は資本の積み増しばかりでなく、資金繰りの確保にも四苦八苦している。特にドル資金の調達は極めて困難とあって、ドル建ての融資や投資の圧縮に走っている。中東欧の新興国がそのあおりを食い、韓国など欧州銀からの借り入れが多い新興国も、ドル不足に直面している。
自国の企業や金融機関がドル資金難に直面した新興国は、外貨準備で運用するドル資産を取り崩さざるを得ない。その取り崩し額は、グローバルなドル資金不足の目安となる。
・現在、アルゼンチンではUSドルの販売が非常に厳しくなっており、アルゼンチンを訪れるお客様にも影響が生じております。
・自分が生き残る為には何が必要か? これを真剣に考え実行する時が迫っているといって過言ではない。要するに、食糧であり、エネルギーであり、生活必需品だ。
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ユーロ危機(悪夢のシナリオ) 「NEVADAブログ(2012.1.9)」より
・元イングランド銀行金融政策委員のブイター氏は日経新聞に寄稿し、ユーロ崩壊の悪夢のシナリオを記載しています。
・今ヨーロッパ中で資金調達危機が深刻化してきており、銀行のみならず国も資金調達できない事態に陥り始めており、ヨーロッパメルトダウンまであとどれくらいの時間が残っているか、という次元となってきています。
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ユーロの明暗 「Economic Style(2012.1.9)」より
・ユーロ圏で唯一失業率が低下し長期金利も低くなっているドイツですが、メルケルおばちゃん(笑)の緊縮財政思考がユーロ復活の足かせになってしまっており、もはやどうにもならないレベルにまで来てしまっているように感じます。
『ユーロは続マルクだ!』という意見もありますが、ECBの金融政策をみる限りそう思われても仕方ないでしょう。
・イランは戦争になればホルムズ海峡を封鎖すると言っていますが、そうなると一番困るのが日本だ。何しろ原子炉は止まっているし、火力発電しか頼るものがない。そこでホルムズ海峡が封鎖されたら石油の多くがストップしてしまう。まさに「油断」の世界ですが、それでも円が高いのは不思議でならない。
・もしもユーロが紙くずになり、スイスフランへの膨大な買い圧力がかかるのならば、そうなってしまう可能性もあるでしょう。ヘッジファンドが機会をうかがっているとも言われています。
しかし、スイスは普通の国家とは異なります。
ロスチャイルドだけでなく、多くの欧州貴族の支配下にある国家であり、世界中から資産が集められています。スイスが破綻することの意味は想像を絶するでしょう。
・中銀から民間銀行へ供給された折角の資金も、景気の先行きに対する不安から貸出には回せないという、将にバブル崩壊後の日本経済と同じ状況に陥っている様だね(プ
・しかし、どんなにユーロが供給された処で、短期金融市場におけるドル不足は解消されないだろう。
ユーロ崩壊を企むWASP勢力(米ドル基軸通貨体制堅持派)は、今後もユーロ圏におけるドルの供給を意図的に絞り続けるだろう。
・多くの金融関係者が予測する通り「まずはデフォルトさせてみて、そのインパクトを観察してから次を考える」という荒療治がとられることになる可能性が一番高いです。時期はそう遠くないと思われます。
その決定が伝えられた時が、世界恐慌スタートの瞬間です。
・年末ぎりぎりまで協議が続けれていた「筈」のギリシャ債務再編(カット)問題ですが、実態は誰も協議会場におらず、事実上「崩壊」状態になっており、(※ 以下略)
・この再編協議がまとまりませんと、IMF・EUは支援ができず、ギリシャは国家破産を宣言するしかありませんが、ギリシャは既に国家破産(デフォルト)という毒薬を用意しているようであり、これでギリシャ経済は大打撃を受けますが、昔の通貨に戻り、そこで大幅な通貨安政策を取り、経済の再建に入れば再建出来ないことはありません。
・ ヨーロッパのCDSで荒稼ぎするヘッジファンド
・ ユーロ圏はギリシャのデフォルト・イベントを発生させるのか
・ DSCが決済されても、されなくても地獄の一丁目
・ 結局CDSも実際の国債発行額程度にヘアカットされるのでは?
・ アメリカの銀行は25兆円の損失に耐えられるか
・ユーロはどうなるのか。欧州通貨同盟各国では、ユーロを加盟各国の決済通貨として残し、体面維持を図るのではないだろうか。もう通貨同盟などこりごりというのが、破産の危機にある国々の本音だろう。
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・ヨーロッパの財政・金融問題は土壇場にまで来ている。何か大きなことが起きない限り、間違いなくユーロの崩壊、死、終焉が来る、と見られている。
・ユーロ圏は、今の構造からはうまく機能しないのだ。17の異なる国家が17の異なる財政、17の異なる税制、17の異なる経済政策を持っていて、それらをいっしょくたにして機能させようとしても無理なのだ。ユーロは失敗するべく生まれた通貨である。そしてドイツのような大きな国家がユーロ圏を出ると決めれば、ゲームオーバーとなる。
・確かに、各国中銀でさえユーロ崩壊に備え、準備に余念がない状況下で、このような見通しを示すことに対して「頭がおかしい」と思われるかもしれない。
しかし、周知され、かつ、万全な善後策が用意される中、なかなか本格的な危機が発生しないことは、歴史が教えてくれている。
ユーロ崩壊があれば、それは紛れもなく、現代史に残る一大惨事である。それだけに、このタイミングでは早すぎると思う。
・会議は8日夜から10時間にわたって行われたが、具体的な成果には乏しく、財政規律強化のための「財政協定」への決意を示すにとどまった。
・金融市場は、首脳会議の結果を好感する展開とはなっていない。株価や商品価格は会議の結果発表前から下落。ユーロも引き続き軟調に推移している。
・ドラギ総裁が当初、ECBは域内の債務危機緩和に向け、一段と流動性を高めるための対策を取ると発言したことを受け、投資家の間では当初楽観的観測が広がり、FTSEユーロファースト300種指数は一時、998.75まで上昇した。しかし、その後、同総裁が国債買い入れ拡大に慎重な姿勢を示したことに加え、域内経済の下振れリスクをめぐる発言をしたことで値を消した。
・財政統合するために、新たな赤字規定を導入。
守れない国は、追い出す。
ギリシャ、イタリア、アイルランド・・・
新たなユーロ10ヶ国では、強烈な緊縮財政を敷く。
念願だった財政統合が達成されれば、あとは政治統合のみ。
第2のソ連の誕生です。
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ハンガリー経済が危機 「今週のアメリカ市場」より
記事引用
● ビクトル・オルバン首相のスポークスマンがハンガリー経済について「重篤な状態」に置かれており、デフォルトの噂も「誇張」ではないと発言したために、世界中の金融市場が震撼した。
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深化する金融危機:世界の銀行システムは支払不能 「ROCKWAY EXPRESS」より
記事引用
● 基本的に世界の流れは、
金融崩壊へ進まざるを得ない条件を抱えている。これはおそらく
修復不可能なので、前にも書いたが、行くところまで行かざるを得ないのだ。それは
資本主義システムの崩壊とも言えるものとなろう。
ブログ内引用記事から
● アメリカとヨーロッパ両者は、彼らの政治権力が大いなる力と富を持つ人々によって
背後でコントロールされているということを理解し始めたから、当然の結果としてゴールドはずっと上昇し続けているし、それを変える方法の一部は、殆ど全ての現職の者たちをその職から追放することにあるということを理解したからだ。
●
中央銀行を支配しているイルミュニストは金融システムを取り返しのつかないほど貶(おとし)めた工程で、世界の前に
自らの存在を暴露した。トークショーやインターネットは彼らが行っていることの一切を晒してしまうので、
システムが崩壊すると、殆どの人々は誰の責任かを知ることになる。
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中国から欧州連合へ告ぐ 「ユーロ安はお断りです」 「Market Hack」より
記事引用
● 一昨日フィナンシャル・タイムズに「中国がユーロ建てで外貨保有することを減らす方向で検討に入った」という憶測の記事が載りました。
これに対し中国人民銀行やCIC(中国のソブリン・ウエルス・ファンド)などが一斉に「そんなことは検討してない。いい加減なことを書くのはやめろ!」と正式に反論しました。これは極めて異例です。
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世界経済の現状(139) 「ザビ神父の証言」より
記事引用
● ドイツの輸出はユーロ加盟国中心に急造(注:増?)し、遂にGDPの40%を超えたのです。輸出立国とされる日本でも輸出は15%程度ですから、ここには大きな違いがあります。
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COLUMN-〔インサイト〕ユーロが消える日=信州大 真壁氏 「ロイター」より
記事引用
● 国が独立した通貨や金融政策を持っていれば、当該国の経済状況に合わせて経済政策を運営することができる。ところが、為替レートや金融政策がユーロ圏全体の経済状況に従って決められると、個別国の事情はほとんど考慮されない。特に経済規模の小さなギリシャの事情は反映されにくい。ありていに言えば、景気が悪化しているギリシャは、景気の回復が進んでいるドイツの事情を反映した為替、金融政策を強いられることになる。
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ギリシア問題の末路【朝倉 慶】 「船井幸雄.com」より
記事引用
● 今欧州で起こっているこのユーロ危機というのは、この借金の棒引きができないところに悲劇があるのです。仮にギリシアがデフォルト宣言でもして、「借金は払いません」と宣言されると、途端に独仏や英米の銀行が潰れてしまうのです。ですからギリシアにデフォルト宣言されるわけにはいかないのです。
● 現在の混乱は早晩収まると思います。しかし、そんなことを繰り返しているうちに世界は規模を数倍にしたマネー経済の崩壊、ハイパーインフレへの道へはっきり向かって行くのです。
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現在のユーロ危機についての私見 「antaresの日記」より
記事引用
● 結局、今では、遅きに失したのである。あまりに狡猾な国際金融資本(国際同一性資本)に早く気づくべきであったのである。そう、それは世界の癌・悪性腫瘍である。
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ドイツ対ヨーロッパ 「世界の情報交差点」より
記事引用
● 本質的には、「ヨーロッパ統一の原動力」ドイツがヨーロッパを見捨てるのではないか、という危惧にあります。
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ギリシャ危機は対岸の火事か?!− 前田拓生 「BLOGOS」より
記事引用
● では、日本は「ユーロ圏のようにはならないか?」ということですが、おそらく、すぐにはユーロ圏のような事態にはならないでしょう。といっても、
決して「対岸の火事」ではありません。
関連
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ユーロ圏銀行の危機状況から見る来週の動き 「Walk in the Spirit」より
記事引用
● 実は、なんだかんだ言って、フランス(の銀行)が、危急的に、やばいわけで、フランスは何としても、ギリシャ破綻を避けたい筆頭、
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ユーロ不況が始まる -AERA 「とにかくなんでも」より
記事引用
● そもそも今回の財政赤字の最大の要因は、公務員労組が守ろうとする「超巨大な政府」。ギリシャの
公務員数は約100万人。人口1120万人の1割弱、
全労働人口の25%を占めているといえば、いかにむちゃくちゃなマンモスぶりかがわかる。
● 赤字隠しには
ゴールドマン・サックスなど米大手金融機関が関与していたとされている。ギリシャは帳簿上の財政赤字を増やさないように、通貨スワップなどの簿外取引によって資金調達していたという。
ウォール街の錬金術が国家を食い物にし、あげくの果てに破綻へと追い込んだといえる。
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「欧州発の危機対応」 「牛さん熊さんブログ」より
記事引用
● また、本日日銀は2営業日連続で2兆円の即日資金供給オペを通知した。結局、落札金額は5945億円と今回も札割れとなったが、日銀も欧州発の信用不安の連鎖を断ち切るべく、早め早めに対応している姿勢を示した。
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世界を揺るがす小国ギリシャ(1)
記事引用
● ギリシャの社会党政権は、支持団体である労組の賃上げ要求を受け入れ、さまざまな社会保障の料金を大幅に引き下げた。労組の要求を次々と受け入れたために、巨額の財政赤字が発生した。
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世界を揺るがす小国ギリシャ(2) 「現代技術と21世紀」より
記事引用
● もっとも大きい危惧は、ユーロ通貨が「統合化か分裂か」かの選択を迫られていることである。
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ユーロが紙くずになる 「ネットゲリラ」より
記事引用
● つうか、ギリシャ・ローマのように、「かつては一世を風靡したんだが」という国家は、もうダメです。ポルトガルやスペインもそう。イギリスも遠からずそうなるだろう。世の中よくしたもんで、驕れるものは久しからずです。
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ユーロ圏、危機の波及を警戒 「ROCKWAY EXPRESS」より
記事引用
● 実は2008年のリーマン破綻以来、延命装置で生きながらえていた世界経済がその延命装置をつけてももうどうしようもない状況に追い込まれて来ている、と見るべきであろう。
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この夏に何かあるのか?6 「ヤスの備忘録 歴史と予言のあいだ」より
コメント - monosepia
● ウェッブボット予言書解説ブログだが、ギリシャ財政危機・欧州金融危機・金融システムの問題点等ついての経緯と分析および予測はとても参考になる。
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続 混迷のギリシャ 「『新世紀のビッグブラザーへ blog』」より
記事引用
● 唯一の解決策は、ギリシャがユーロを離脱し、新通貨を導入。対ユーロで暴落し、ギリシャ政府がデフォルト。IMF管理下でギリシャ国民の所得水準を下げ、外資系(ドイツなど)企業進出で外需中心の回復という道しかないと、今でも考えています。
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ギリシャ悲劇―ギリシャのユーロ離脱というシナリオ 「万国時事周覧」より
記事引用
● 現代のギリシャ悲劇は、13兆円の融資で事無きを得るかもしれませんが、観客もまた、いつの間にか舞台に立っているという意味において、古代の悲劇よりも深刻かもしれません。
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朝日新聞はギリシャ問題を過小評価 「酔っ払いのうわごと」より
記事引用
● ギリシャ問題の深刻さを見抜けなかったのは他紙も変わらないはずです。どうして、こうも予測を誤る新聞を購読している人がいるのでしょうか。
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ギリシャ危機 「♪SQUEAKING HINGES♪」より
記事引用
● ギリシャの2001年デフォルトしたアルゼンチン化は避けられないんじゃないかと、教授はかなり悲観的です。
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ユーロ危機はギリシャでなくドイツの問題 「田中宇の国際ニュース解説」より
記事引用(有料記事のため、窓4枚分のうち、さわり程度の引用となります)
● 英国は、19世紀のパックス・ブリタニカの時代から、欧州諸国どうしを競わせて漁夫の利を得る均衡戦略として、欧州諸国のマスコミや暴徒の動きを扇動する諜報的なネットワークを持っていた。今回もそれが発動され、ギリシャでは反政府暴動が続き、ドイツでも「怠慢なギリシャ人を救う必要などない」という世論が掻き立てられ、もともと弱かった凡欧州主義は消え、代わりにドイツ民族主義が復活している。
● ドイツの政界とマスコミの大半は、英米にユーロ潰しの金融戦争を起こされていることに気づかない人々か、意識的・無意識的な英米のエージェントという人々のようだ。
● ドイツのこの状況は、日本と似ている。
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最終更新:2012年01月22日 17:36