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『沈黙の艦隊』 川口かいじ:作




  • つまり、「沈黙の艦隊」は、「青の6号」のプレ世界を描いたものとして捉えることもできるということだ。もちろんこれだけなら、先行作品へのオマージュにすぎない。しかし、かわぐち氏は、より決定的な「盗用」を犯す。

  • 個人的に一番許せない気がするのがこれ。「沈黙の艦隊」でのクライマックスの一つは、北極海の氷の下での、アメリカ原潜シーウルフと「やまと」の戦闘シーンである。
(中略)
  • 実は、上記のストーリーは、ちばてつやの「紫電改のタカ」に出てくる「タイガー・モスキトン」との戦いと基本線が「まったく一緒」である。
  • 付け加えて言うと、「双子の兄弟による攻撃」という落ちは、1960年代に隆盛を極めた「忍者漫画」できわめて多用された落ち(たとえば白土三平氏の「サスケ」にも、分身の術の正体が、兄弟{5人以上}だった、というのがある)であるので、ちばてつや氏のオリジナルではない。潜水艦は、いわば「海の忍者」ともいえるので、アイデアが転用されても不自然ではない。しかしながら、上記のパクリはひどすぎると思う。
  • 「沈黙の艦隊」では、リアルな潜水艦や空母の描写が魅力の一つだった。しかしながら、連載開始の比較的初期に、その絵がある写真家の写真集を無断で写したとして、その写真家から訴えられた。たしか、かわぐち氏側が全面謝罪+補償したと記憶している。ストーリーの盗用とは別の次元の話ではあるが、かわぐち氏の基本姿勢がよくわかるエピソードなので、あえてここで紹介する。








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最終更新:2012年04月24日 19:00