発電としての稼動をさせなくても、維持するために必要な稼動はなされているわけで、果たして稼動させながら廃炉の道を探る手立てはあるのか?あるいは、即刻廃炉への道筋をつけた方が、稼動させながら廃炉の道を探るより合理的なのか?その辺りのことを知りたいと思う。






■ 全原発廃炉すると電力会社の経営がたちゆかなくなる? 「木走日記(2012.6.19)」より
  • (※ 資料図表あり)
  • 繰り返しますが、この試算では、原発をいつ廃炉にしても掛かる費用、すなわち、使用済み燃料の保管費用や最終処理費用が含まれていません。
 それらは決して無視できない金額のはずです。
 また、原発を使用すれば使用するほど使用済み燃料は増えますので、実は保管費用や最終処理費用は原発の稼動時間とともに増えていく性質の費用となります。
 私はそれらの値を組み入れれば、1炉当り損失額と原発の平均余命の正の相関関係はくずれる可能性が高いと考えています。
 そうなれば実は長く原発を稼働する必要性は薄まるはずです。
 はっきり明言すれば、いつ廃炉にしても原子力発電は膨大な負債が生じるのであれば、この経産省の試算は意味をなさなくなります
 ・・・
 いろいろな意味でこの経産省試算は、ある答えに国民を誘導する、すなわち極めて意図的な政治的メッセージが含まれていると考えます。


■ 原発再稼動のリスクは高くない 「誇りはどこにある(2012.6.10)」より
  • 事故対応の経緯はどうあれ、原発という施設は発電していなくても十分に危険であり、発電していても危険度が格段に上がるものではありません。
 むしろ、原発は冷却機能が失われた時が最も危険だという立場に立てば、稼働していない状態のほうが自身を冷やすための電力を作れないというリスクを背負っていることになります。



  • エネ庁によると、廃炉には1基あたり約300億〜700億円かかり、50基で総額2兆7900億円が必要となる見込み。
  • 不足額は、東京電力約4000億円(福島第1原発の廃炉費用は除く)▽東北電力約1500億円▽関西電力は約1460億円−−にのぼる。

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■ 廃炉費用・・・・ほんとはいくらかかるの? 「よく分かる原子力」より





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最終更新:2012年06月30日 18:20