※ 原子力発電ページの上部に資料などが並んでいて「ブログ記事」などが読みにくいので、【「原子力発電」ページのブログ記事】もこちらに再掲。



■ 核燃料プール満杯で原発再稼働は事実上不可能 「陽光堂主人の読書日記(2012.9.5)」より
  • 各地の原発内の使用済み核燃料プールは、大半が既に満杯状態で、余裕が殆どありません。六ヶ所村で受け入れても、数年で一杯になってしまうという危機的な状況にあります。東京新聞は、昨日付でこう報じています。http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012090402000109.html

  • 使用済み核燃料を保管する場所がない以上、もう原発を稼働させることはできません。それでも原発を動かし続けるのであれば、どこかに強引に核のゴミを受け入れさせるしかありません。それはどこなのでしょう?




  • 一般的に電力需要が増大して、電力供給が不足してくると、電流の周波数が低下してきます。(発電機の付加が増大する為でしょうか)
 発電所では交流電流の周波数を一定に保つように運転する事によって、電力の需給が安定します。
 電力需要の短時間の増大に対して、火力発電所は出力調整が可能ですが、原子力発電所は出力調整が簡単には出来ません。

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☆ 余分な電気は何処に行くのですか? 「教えてgoo!」より
  • 水道が給水ポンプにより常時余剰圧力を掛けているのと同じで、電気も発電機を常時余剰回転させています。
これは仮に大規模の工場が急に稼動した場合、急激な負荷に発電機が耐えられなくなって電圧が下がってしまう事を防ぐ為の予防処置です。
その為、発電の100%を使用しないのは、安全マージンで余力を持たせていると思ってください。

(※ 中日新聞は、7月17の関電管内で電力が209万kwも余ったと言っているが、209万kw余らせた、とでも言うべきもの。電力の安定供給のために。)


■ 意見聴取会で又々茶番劇 「陽光堂主人の読書日記(2012.7.15)」より
  • 昨日、名古屋市で開かれた意見聴取会で、電力会社(中電)の社員が原発推進を主張して問題となりました。一昨日の仙台での「やらせ」疑惑に続く出来事で、政府と電力会社に対する国民の不信感をより深める結果となりました。


■ 頻発する原発トラブルは天の警鐘 「陽光堂主人の読書日記(2012.7.1)」より
  • 原発システムが如何に脆弱で、これまで福島原発事故のような大事故が起きなかったのは僥倖と言えることが解ります。この脆弱性は、福島原発に限らずどの原発においても見られます。
  • 最近は反原発デモが次第に大規模化していますが、これは国民の危機感の表れで、真に健全な感覚です。反原発運動はこれまで、左翼の政治活動としてなされて来ましたが、今の脱原発のうねりは草の根の動きとなっています。(今後、政治的に利用される可能性が高いので要注意です)
 普通これだけのデモが起きれば、マスコミは大々的に採り上げますが、無視するか、おざなりに申し訳程度に触れています。原発マフィアの報復を怖れているのでしょう。

  • 直ちに原発を廃止しても、気の遠くなるような長期間後始末に追われることになりますが、それでも稼働させるより遥かに安全です。権力者たちは気違い同然で、彼らを無力化しない限り、この国はもちろん、世界も廃墟と化してしまうことでしょう。


☆ 日本原子力学会誌 2011.10
1 :本音の議論を
13:プレート収束域に出来た日本列島
16:福島原発事故と放射線健康リスク
(※ その他。)

  • プフルーク博士は、

●食品基準値100bgはまだ高すぎる。大人8bg、子ども4bg以内が妥当。 
●汚染地からの避難を、日本政府はあらゆる手段を使って妨害している。 
●放射性がれきは環境から隔離して、厳重に管理してふたをする。その事で100年の猶予を与えられるのでその間に次の方針を考える。焼却/拡散するのは放射線防御の観点からいうと全く反対。埋め立てなど論外。
●日本政府だけでは終息は無理。国際的な支援が必要だが、日本政府がその要請をしない。
と訴えています。

  • ちなみに、セバスティアン博士は1990年に、東ドイツの大臣に就任した次の日に国内の全ての原発のスイッチを切ったという強者だそうです。それが彼を一躍有名にしたが、二ヶ月で首になり、もう二度と大臣に呼ばれる事は無かったとか(笑)。ドイツの根強い脱原の運動の先頭を走ってこられた方です。


  • つまり、国民は、停炉→廃炉→核燃料処理のための「電気料金の上昇」の負担、それと石油危機再発の可能性も覚悟しておく必要があることは言うまでもない。

 その当然の国民負担が増えるという事実や石油危機の可能性を一言も言わないで、また40年以上も、何の不安も抱くことなく原発からの電力を消費し、先進国としての、豊かな生活を楽しんでいながら、

 科学的な根拠を提示することなく原発は安全でないと印象操作し、不安感をあおる。このような、国民に正確な情報を知らせないで、反原発に誘導する行為は、とても卑怯な行為だと言える。

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■ あれ、ロイターが池田信夫に反応していないか?・・・放射線危険神話の防衛に必死な世界 「人力でGO(2012.5.24)」より
「ICRPの線量基準は1000倍以上の過大評価」http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51790952.html

  • これは必読でしょう。
 世界の研究者の間では、慢性的な低線量の被曝で染色体異常は発生しない事は常識とも言えるのでしょう。

 それに対して一部の放射線危険教の学者や、放射線を危険とする事にメリットを見出す研究機関が、重箱の済を突く様に、低線量率被曝の危険性を見つけた様に装っているだけです。

 これは「人為的二酸化炭素による温暖化仮設」と全く同じ構造と言えます。


  • 専門家らによると、全身の被ばく線量が最も高かったのは、福島県浪江町と飯舘村の2カ所で10─50ミリシーベルト。このほかの同県全域では1─10ミリシーベルト、日本のほぼ全域では0.1─1ミリシーベルトだった。

 WHOによると、全身被ばく線量が100ミリシーベルトを超える場合、がんのリスクが高まるという。

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★ 福島原発事故、スリーマイルより「はるかに深刻」=国連委 「ロイター(2011.4.7)」より
  • ワイス委員長は、環境への影響という観点から、この事故が1986年に旧ソ連で起きたチェルノブイリ原発事故より環境への影響が小さいものの、1979年の米スリーマイルアイランド原発事故に比べると、環境への影響が「はるかに深刻」との見方を示した。
  • そしてこのシナリオには「日本がどうしても原発稼動を止めない事情」も含まれているやもしれません。それはプルトニウムの軍事利用・・・・・・とてつもなく巨大なタブー、「日本の核武装化」。
  • 現在の青森県・六ヶ所村で、この三菱重工が主幹事会社となって建設してきた核燃料サイクル基地(再処理工場)が、プルトニウム兵器の製造の為である
  • 動燃にとって廃棄物の処理が目的ではなく、「プルトニウムの抽出が目的で」廃棄物を扱うことになったからである。
 動燃が、廃棄物問題でこれ程いい加減な作業を続けてきたのは、彼らが、廃棄物のことに全く関心がないからである。作業の目的は、核兵器にしかない。その為、国も無制限に予算を与えてきた。


■ 浜岡だけは止めないと日本が滅ぶ 「ネットゲリラ(2012.3.24)」より

 ・浜岡原発の再起動は投票で決めようという動きが出ていて、ただいま、住民投票させるための署名を集める人を募集しています。静岡県民で、住民投票に賛成する方は、推進派でも反対派でもいいわけで、ぜひ、協力をお願いします。今年の5月から二ヶ月くらいで62000人分の署名を集めなきゃならない。浜岡に何かあったら、東京も、東海道も、東名も、新幹線も、すべて壊滅です。ここだけは止めなきゃならない。今年の夏は、浜岡を止める夏です。おいら、小学生の頃、まだ原発の出来る前の浜岡で夏休みを過ごしていたので、ここは良く知っているんだが、地盤が物凄く柔らかい砂岩で、指で押しただけでボロボロに崩れるようなところです。戦前は射爆場で誰も住んでなかったというだけの理由で原発を作ったんだが、ここだけは止めないと日本が滅んでしまう

■ MOX燃料を100%使う世界初の大間原発を認可 / 保安院 「JUNSKY blog 2012(2012.3.20)」より

 ・それによると、悪魔の元素と言われる半減期十万年単位のプルトニウムを混合した【MOX燃料】のみで運転する「世界初の」青森県・大間原発(電源開発社)の変更計画申請について、認可した(3/15)と云う。


★ 核燃サイクル施設、認可次々 政策見直し中に駆け込み? 「朝日新聞(2012.3.20)」より (※ 全文引用)

 ・原子力政策や規制のしくみを抜本的に見直す作業が進む中で、核燃料サイクルにかかわる事業に相次いでゴーサインが出されている。認可しているのは、間もなく組織が消える経済産業省原子力安全・保安院だ。「駆け込み認可は許されない」という識者もいる。

  保安院は15日、電源開発の大間原発(青森県)の建設工事に関わる変更計画申請について、「技術上の基準に適合している」などとして認可した。ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を100%使う世界初の原発。核燃料サイクルにかかわる中核施設の一つだが、昨年の東日本大震災後、工事が止まっていた。

  保安院は2月にも、青森県にある日本原燃のウラン加工施設の遠心分離器の設置を認可した。



最終更新:2012年12月15日 09:27