+ ニュースサーチ〔日本の食糧自給率〕

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2025/06/11 #5年後の世界 #カズレーザー #鈴木宣弘
今回の「5年後の世界」は、食料安全保障の専門家である東京大学大学院の鈴木宣弘特任教授をゲストにお迎えし、MCカズレーザーと共に日本の食料危機に迫ります。

テーマは「5年後に飢える、日本飢餓時代までのカウントダウン」。

飽食の時代と言われる日本で、なぜ食料危機が叫ばれるのか?
平均年齢70歳を超える米農家の現状、ほぼ100%輸入に頼る肥料、そして衝撃的な「種の自給率9%」という事実が突きつけられます。
もし国際物流がストップしたら、日本はどれだけ食料を維持できるのでしょうか?

鈴木先生が警鐘を鳴らすのは、局地的な核戦争が起こった場合、
被爆による影響よりも国際物流の停止による食料供給の途絶がはるかに深刻な事態を招くという衝撃的なシミュレーションです。
その影響は甚大で、特に日本の人口の約6割にあたる7,200万人以上が極度の食料不足に直面する可能性が示唆されています。食料供給を国内流通に頼る都市部の住民が最も危険に晒されると語ります。

「飢えるか、植えるか」という鈴木教授のメッセージに込められた意味とは? 私たち一人ひとりができること、そして日本の食料安全保障の未来について深く掘り下げます。

▼目次
0:00 オープニング
1:17 日本飢餓時代までのカウントダウン
2:31 日本の食料自給率は9%になる可能性あり
3:37 日本の作物の種自給率は約10%
6:20 今騒がれる米不足 根本的な問題とは?
8:59 農家は減るが作物の生産性を減らさないために必要な事
11:20 日本に起こり得る飢餓クライシス
17:08 次回予告




  • 「農水省の自給率計算には大きく2つの方法がある。
一つは生産額ベースで、これは全食料の輸入価格からはじき出したもの。
もう一つはカロリーベースですが、実はこれを用いているのは世界でも日本だけなのです。農水省のHPには、'09年度統計で豪州187%、カナダ223% と公表されていますが、あれは当該国が出した数字ではなく、おせっかいなことに農水省が計算したもの。実際生産額ベースでみると、日本の自給率は70%近 いのです」

  • 日本は、野菜などの生産量は多い。ところが野菜類はカロリーが低い。
逆に輸入量の多い肉や小麦はカロリー単価が高い。
両者を足して2で割れば、カロリーベースの自給率は低いということになるのだ。
「カロリーベースの自給率計算は、分母に廃棄食料も含まれている。廃棄分を差っ引けば、自給率はカロリー計算でも50%まで上がるのです。


  • しかし『日本は世界5位の農業大国』によれば、これらはいずれも農林水産省がでっちあげた大嘘、インチキだという。 『日本は世界5位の農業大国』(浅川芳裕著、講談社、838円、税別)

 筆者の浅川芳裕氏は農業専門雑誌、月刊「農業経営者」の副編集長。豊富な取材事例と膨大なデータを基にして、論理的かつ明快に、農水省がいかに国民を欺(あざむ)き、洗脳してきたかを明らかにしている。







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最終更新:2025年06月12日 20:25