● Video Game Orchestra〔Wikipedia〕
アメリカ合衆国ボストンに拠点を置く、ゲーム音楽を主に演奏するオーケストラ。バークリー音楽大学の卒業生で沖縄出身の音楽プロデューサー・仲間将太によって2008年6月に設立された。オーケストラでありながらロックバンドと合唱団を擁する独特の編成が好評を博している。




★ 日本の才能がまた世界を沸かせている 盛り上がるゲーム音楽市場 「msn.産経ニュース(2013.2.12)」より
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 禁じられた遊び、ウエスト・サイド物語、サウンド・オブ・ミュージック、ロッキー。名作映画からは数々の素晴らしい映画音楽が誕生した。(フジサンケイビジネスアイ)

 映画音楽は、映画の上映期間が過ぎた後も長く、われわれを楽しませてくれる。つまり、映画音楽は映画よりプロダクトライフが長い。

 同じことが、ゲームにもいえる。ファイナルファンタジーやドラゴンクエストなどビデオゲームから誕生したビデオゲームミュージックという新しいジャンルの音楽商品が、今、デジタル世代の圧倒的支持を得て音楽の新市場を形成中である。

 ビデオゲーム音楽だけを演奏するコンサートは米国で大変な盛り上がりをみせている。その名も「ビデオゲーム・オーケストラ」という新しい人気アーティスト集団も誕生した。

 ビデオゲーム市場での日本のシェアは圧倒的。日本のアーティストが作曲しプログラムしたビデオゲーム音楽も、完成度の高い新たな現代音楽として世界中の音楽界が注目している。
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 この新ジャンルに着目し、「ビデオゲーム・オーケストラ」を結成して米国を中心にビデオゲーム音楽界を引っ張っているのは、才能あふれる沖縄出身の若き日本人ミュージシャンである。音楽界の革命とも言うべきこの現象をリードしているのは、日本人なのだ。

 その若者とは高校を中退してアメリカに渡り、名門バークリー音楽大学、ボストン音楽院を卒業し、現在ボストンを中心に活躍中のギタリスト兼作曲家、仲間将太氏だ。自身が熱烈なゲームファンという仲間氏は、日本で生まれたゲーム音楽の文化をアメリカで開花させ、米国はもとより昨年は中国ツアーも成功させた。

 アナログ世代が「ロッキーのテーマ」を聞くと、血だらけでリングに立つシルベスター・スタローンの姿を思い浮かべるように、ビデオゲーム世代はゲーム音楽を聴くと、ゲームのキャラクターが大活躍するクライマックスシーンを思い浮かべる。毎日ゲームで遊んだのだろうから、その分、音楽も無意識に耳に入り脳に刷り込まれているはずだ。彼らがゲーム音楽と一緒に過ごした時間は、とても映画音楽の比ではない。

 世界のゲーマーにとっての魂の曲が、フルオーケストラにロックバンド、大合唱団が加わり、小澤征爾氏もタクトを振ったボストン・シンフォニーホールで演奏された。ホールを埋めたデジタル世代が興奮して立ち上がり、ブラボーの声がこだまする。想像するだけで楽しい。

 映画音楽と同様、ビデオゲーム音楽は確実に音楽市場の一角を占めつつある。メード・イン・ジャパンのプロダクトがまた、グローバルプロダクトになる瞬間を迎えている。

 日本発の新しいコンテンツ文化として、ゲーム音楽が世界に広がり始めている。それは、日本の若い衆の才能がまた一つ、世界に広がるということである。(実業家 平松庚三)


■★ 日本のゲーム音楽を演奏するオーケストラ「VGO」が10月7日にボストンで公演 「4Gamer.net(2012.8.30)」より
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•ビデオゲームオーケストラの久々の単独公演でもある本公演のテーマは「日本のゲーム音楽」。Shota氏の手によって編曲されたゲストの楽曲を中心に演奏。






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最終更新:2013年02月12日 10:16