■ コンタンのブログ
(※ 海洋汚染について詳しい。)



■ 東京湾と放射性物質 (測定結果 等) 「まち空間プラス+(2013.9.5)」より
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■ 東京湾の放射性物質による汚染状況について 「マイケル・ジャクソンの思想(2013.8.28)」より
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2012年1月15日に放送されたNHKスペシャル「知られざる放射能汚染、海からの緊急報告」のなかで、鯉渕幸生准教授(東京大学大学院・新領域創成科学研究科;当時は講師)の東京湾周辺の河川におけるセシウムなどの放射性物質の挙動についての研究が紹介されていた。それは、江戸川の場合、河口から8キロ程度遡ったところにセシウムが堆積しており、そこから少しづつ東京湾に流れ込むだろう、というものであった。

その番組では、彼の研究の紹介の直後に、京都大学のグループのシミュレーションが紹介されていて、事故から3年目あたりに東京湾の汚染にピークが来る、とされていた。しかし、私にはそのシミュレーションの示す放射性物質の挙動は、あまりにも単純であって、鯉渕氏の研究成果を取り入れたとは思えなかったので、奇妙な感じがした。

そこで、鯉渕准教授にメールして、質問してみたところ、すぐに回答を頂いた。ブログに掲載しても問題ない、ということだったので、以下でご紹介する。

食物の汚染状況に詳しい泥酔割烹・柾の真崎庸氏(@doroyoimasaki)のお話でも、東京湾はだいたい大丈夫、と聞いていたので、よく一致している。ついでに真崎氏に伺ったところでは、海の魚はカリウムを排出機能があり、それがセシウムをも排出するので、かなり短期で安全になる、とのことである。ネットで調べてみると、これは金子豊二教授 (東京大学大学院農学生命科学研究科 水圏生物科学専攻)らのグループによって解明されたようである。



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お問い合わせいただき、どうもありがとうございます。

私は10年ほど前から、堆積物の年代推定に、
セシウム等を利用しておりましたので、
事故後より、江戸川、荒川、隅田川では3か月ごと、各河川およそ10地点、
東京湾内では5地点で1か月ごとに観測をしています。

調査結果は学会等で発表していますが、広く知られていません。
ほかに環境省や文部科学省、東京都や千葉県などの測定があり、
これらはホームページで公表されていますが、わかりやすい資料にはなっていません。

私の観測では、河口から上流におよそ10㎞ほどの地点の、
河床の30㎝位の深さのところにピークがあり、それらの堆積物のセシウムは900Bq/kg程度あります。しかしその上に、およそ30㎝ほど、ほとんど汚染されていない土砂が積もっており、東京湾への移動は少ないです。

ただし、これらの汚染度合いの低い土砂が、降雨時に、若干ではありますが東京湾に移動しています。
その結果は、湾内では高いところで50Bq/kg程度、低いと検出限界1Bq/kg以下となっております。高い地点は毎回変化しますので、ごく細かい土砂がふわふわ移動しているとお考えください。
大量に東京湾に流入している状況は、毎月の観測からは出てきません。

同様に、生物(ハゼ、海藻、貝類)についても調査していますが、今までのところ、いずれも検出限界の1Bq/kg以下となっております。

一部、江戸川河口のウナギで数百Bq/kgが検出されています。これは、河口部に生息する雑食性のウナギが、河口部のゴカイ等を食べたためと考えています。ゴカイは体長よりも深い巣穴を掘るため、先ほどのセシウムの高濃度のところにまで到達したものと考えています。
また同じようにウナギをとっても、検出限界以下のものも半数以上に上るため、かなり特異的な現象と考えておりますが、江戸川のウナギは出荷制限されております。

NHKの報道は京都大学の山敷さんの計算に基づいていますが、
まったくの誤報とは言えないまでも、
現状とはかなり乖離しており、これを見て東京湾の魚介類を敬遠した人が多いと思いますので、たいへん問題に思います。

ご不明のところがありましたら、
いつでもお尋ねください。
鯉渕幸生

■ 東京湾河川河口部から126Bq/kg検出!河口部の放射能が上昇気味!東京湾における水質・底質の放射性物質モニタリング調査結果 「真実を探すブログ(2013.4.30)」より
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月30日に千葉県が東京湾における放射性物質調査結果を発表しました。この調査結果によると、東京湾流入河川河口部から126Bq/kg、湾北部・中央部から21Bq/kg、内房海域等から129Bq/kgの放射能を検出したとのことです。


◆ 今年も潮干狩シーズンになりましたが、東京湾のアサリの放射線量は大丈夫なんでしょうか。 「Yahoo!知恵袋(2013.4.13)」より
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ベストアンサーに選ばれた回答
asago_tuyu_izuresakさん

アサリは、その場所に棲息している訳ではなく、他で養殖されたものを浜辺に撒いて観光用に行っている。

東京湾のあさりは、千葉県、東京都、川崎市、神奈川県、水産総合研究センターが検査しているが、最高は、2011/6/3の12.1Bq/kg東扇島東公園。最後に検出したのが、2.2Bq/kgの2011/8/9葛西沖と1年と8ヶ月検出されていない。

この結果で危険という学者がいたら会って見たいものだ。

アサリの身を1kgも食べる者はいない。ドクタースランプのガッちゃんなら貝殻ごと食べるだろうが。
アサリが好きで365日フードファイター並に1kgも食べるという者を私は知らない。
ということで摂取量は更に少なくなる。


■ 東京湾の海底土汚染は深刻な問題を起こさないかもしれない 「コンタンのブログ(2012.2.29)」より
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(※ 詳細な報告となっているので転載は略、ブログ本文をお読みください)










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最終更新:2013年09月10日 19:23