■ 「特殊詐欺」和製ベートーベンやら人間のくずやら脱原発やら 「逝きし世の面影(2014.2.14)」より
(あちこち略、詳細はブログ記事で)
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『常識の罠(馬鹿の壁)』

原発が稼動していた去年9月までなら、細川の『即廃止』と枡添の『漸進的廃止』とは、意味が天と地ほど180度違っている。
ところが、日本国内で1基も稼動していない今の状態なら、細川と枡添の違いは『セロ』なのである。
正常な大人の常識とか経験を逆利用した悪質な詐欺師の手品ですね。こんな簡単な見え透いた手口に日本の代表的な進歩派知識人が騙されるとは恥ずかしい。
何とも腹立たしい話である。
自民公明が推した枡添ですが、一回も(今まで自公が支えていた)『石原都政の継続』とは言わなかったのですよ。何故か完全に沈黙していた。
小泉が推した細川の方も『石原都政の是非』(継承か、刷新か)の部分では全く同じ態度であった。
細川は、一回も『石原都政の刷新』とも『今までの石原都政からの脱却』とも言わなかったのである。
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『亀井静香の大予言が丸々当たる 』

『目に見えぬ 魔物に大地は 閉ざされし
ものみな失せて 雪のみぞ降る』   
亀井静香
投票の1週間前の『亀井静香公式Webサイト』2014.1.28に書かれている最後の言葉が余りにも予言的である。
おそろしや、亀井静香の洞察力。
記事は注意力が無いうっかりものが読むと『脱原発』のスローガンの細川小泉連合を亀井静香が支持しているとも読めるのですが、熟読すると意味が正反対であることが分かる。
亀井静香ですが、日本を新自由主義でボロボロにした極悪非道な大悪人の小泉純一朗でも、今では『脱原発』を主張している我が日本国の、『崩壊直前の断末魔』の本当の姿を憂いているのですから恐ろしい。
日本の破滅が見えて仕舞った亀井静香の悲劇とは、いち早くトロイア滅亡を知ったカッサンドラとかラオコーンと同じ種類の悲劇である。
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福島第一原発故現場では、今でも1日数千人が収束作業に当たっているがベテラン作業員は被曝量の上限で次々離脱。深刻な人手不足は限界に近づきつつある。収束作業の破綻は目の前なのです。
『脱原発』も何も、今の日本では原発が動いていない。(原発の稼動には大量のベテラン作業員が必要)
新潟県の泉田知事が具体的に指摘している通りで、日本の原発ですが幾ら安倍晋三首相が動かしたくても、動かせる条件が何処にも無いのである。
いま破壊された福島第一原発は暴走しているのに、誰にも止められないのです。
人間のくずの安倍晋三が原発輸出とか再稼動を目論んでいるのは事実ですが、所詮は妄想の範囲であり、現実の日本国は『脱原発』で微動だにしない。
小泉細川の『脱原発』のシングルイシューの特殊詐欺に騙された善良な進歩派知識人・文化人の存在ですが、『未来が正しく見える』亀井静香とは大違いで彼等は日本の本当の現実を見たくないのである。













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最終更新:2014年02月14日 19:30