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安倍政権 ウクライナ情勢悪化でも「日露関係が損なわれないことを期待」  産経ニュース(2014.3.16 7:00)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140316/plc14031601260000-n1.htm


 ウクライナ情勢に関し日米欧の先進7カ国(G7)が神経をとがらせる中、岸田文雄外相はロシアのラブロフ外相との電話会談でこう訴えた。

 「(ウクライナをめぐる)事態が深刻化することで2国間関係が損なわれないことを期待する」

 北方領土問題の解決に向けてロシアのプーチン政権に配慮した安倍晋三政権の一言だと分析するのはもったいない。

 なぜなら、安倍政権がさまざまな角度から戦略を練った上での一言だからだ。

 日本は、ウクライナ暫定政府と対立し同国南部のクリミア自治共和国の編入を臭わすロシアを非難しているのが基本的な立場だ。

 G7の声明では「ウクライナの法律および国際法に反してクリミアの地位を変更するすべての取組を停止するよう求める」と主張。

 ロシアが強硬姿勢を続けた場合にはG8から排除する姿勢も表明している。

 一方、岸田氏はラブロフ氏との電話会談の中で、「力を背景とした現状変更は受け入れられない」とロシアを明確に批判した。

 この考え方は、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の東シナ海や南シナ海とその上空で高圧的な進出を強める中国に対しても使っている言葉だ。

 「軍事力で尖閣諸島を制圧するぞ」と脅しをかけてくる中国を批判しておきながら、ウクライナでの軍事的な行動を認めてしまえば中国につけいる隙を与えることになる。

 外務省幹部は「『力による現状変更』は中国を意識して使っている」と明言する。

 中国を牽制するだけでなく、日本固有の領土である尖閣諸島について、国際社会の中で日本の正統性を確保し続けるためにも、整合性のある一貫した姿勢を重視している。

 ロシアへの安易な配慮は、主権に関わる今後の外交で致命的なミスに発展する可能性もあるのだ。

 また、ロシアにとって逆風となる政権批判を公式会談で日本が指摘できるということは、「ロシア政府側が、批判があっても会談することに意味があると判断した証拠」(政府筋)だという。

 それを裏付けるように岸田氏がロシアを批判した3月11日の外相電話会談から間もない12日には谷内正太郎国家安全保障局長が訪露しラブロフ外相と会談した。

 さらに14日にはプーチン大統領の側近の1人であるパトルシェフ安全保障会議書記とも会談するなどロシア側は日本に丁寧な対応をしている。

 外交筋は「日露はウクライナ情勢に関して容認できない対立状況となったが、対話を続け、中長期的には新たな発展を模索する姿勢を共有している」と指摘する。

◇…今週の永田町語録…◇

 (14日)

 ▽野党の気概

 安倍晋三首相 野党が常に、与党に取って代わるという気概を持つのは当然のことだ。同時に、政策をより良いものにしていこうという姿勢も必要なのではないか。(参院予算委員会で)

 ▽空中分解

 渡辺喜美みんなの党代表 他人様のことなのでコメントしない。ただ、老婆心ながら、考え方が違う人が同居すると空中分解する恐れがあると思う。(日本維新の会と結いの党の統一会派構想について記者会見で)

 (13日)

 ▽げた

 高市早苗自民党政調会長 私が男性だったら政調会長になれなかっただろう。少しげたを履かせてもらいながら、結果を出していきたい。(安倍政権の女性の積極登用について記者会見で)

 ▽将来像

 大畠章宏民主党幹事長 安倍政権になってからエネルギーの将来像が明らかになっていない。再生可能エネルギーをどう拡大するかも、いまひとつ分からない。(エネルギー政策に関し記者会見で)

 (12日)

 ▽気合を入れて

 逢沢一郎衆院議院運営委員長 まだ地方にはアベノミクスの効果が届いていない。消費税率引き上げ後の4、5月は厳しい状況を覚悟しなければならないが、気合を入れてやっていく。(グループ会合のあいさつで)

 ▽端的に答えて

 榛葉賀津也民主党参院国対委員長 やじに過敏に反応すると、国民から余裕がないと受け取られかねない。堂々と端的に質問に答えればいい。(安倍晋三首相の国会答弁について記者会見で)

 (11日)

 ▽自衛隊は重要

 小野寺五典防衛相 私自身が自衛隊の施設で入浴し、身内も自衛隊に救助され、亡くなった親戚も自衛隊に遺体を見つけていただいた。災害における自衛隊の役割は大変重要だ。(東日本大震災について記者会見で)

 ▽違憲は違憲

 福島瑞穂社民党副党首 状況が変わろうが、必要性があろうが、何があろうが、違憲なものは違憲だ。(集団的自衛権行使容認に向けた憲法解釈変更について参院予算委員会で)

 (10日)

 ▽いよいよ新学期

 安倍晋三首相 もうすぐ4月になり、いよいよ新学期が始まる。子どもたちが将来に夢を持って頑張ることができるよう、東北の復興に全力を尽くす。(東日本大震災からの復興について参院予算委員会で)

 ▽ひとかけらもない

 山下芳生共産党書記局長 ひとかけらの道理も大義もない。府、市統合の大阪都構想による(歳出削減の)効果額がいかにでたらめか、情報提供する。(出直し大阪市長選について記者会見で)










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