■ 民主党政権時代に漏洩された自衛隊の軍事機密-海底ケーブルセンサー 「平成中野学校(2014.3.10)」より
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東日本大震災から早や三年が経つ…

3月2日NHKの「サイエンスゼロ津波地震計」という番組が放映された。
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp457.html

そのテーマは海底津波地震ケーブルセンサーというもので何ということもない科学テーマだったのだが、内容そのものは多分に軍事機密に関する部分が多く、チェックが入っていたようで、かなり解説にぼかしが入っていたようだが…あまあ無難にまとめていた。ただ問題は映像だった。
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◇OBSの大量の存在が見えてしまった事。
http://www.jamstec.go.jp/maritec/j/ships/observation/obs/
球形の海底地震計だが深海爆弾、魚雷をセットすれば機雷だ。

敷設しておいて有事の時、攻撃オンに無線指令をすると機雷となる。セット状況は軍事機密だ。

◇センサーの船舶からの敷設状況がまるわかりとなった事。
もちろん敷設の際には球形のOBS地震計だが沈設形状でいろいろとわかってしまう。
ケーブルセンサーはともかく、よく映像を流したものだ。
その他ざっとあげておく。

◇このセンサーは深海7000mに対応できる能力を持つ。
さらっと記述したが、これは大変な能力で当然軍事センサーの技術発展からきたものだろう。
対潜哨戒機P-1の項でふれるが日本は深海爆弾、深海魚雷を持っている。

米ロが対立して原潜の深海魚雷戦が想定された時代には双方が装備していたが、現在では両国とも通常の浅海型のみしか製造していない。保有は世界で日本のみだ。
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番組では軍事機密にふれない範囲で、一円玉落下時の振動検知と海水面5㎝の水圧検知を映像で流していたが、海上航行艦船がどのような種類かがピタリとわかるのは不思議でもなんでもないことがわかりる。
この番組は純粋な科学番組だったが軍事上、海上海中における30数年にわたる日本の技術進歩の凄まじさを教えてくれた。もし見ていない方は機会があれば是非見たほうが良い。

(※ 以下略、詳細はブログ記事で)
(※ この記事は「余命3年時事日記」でも取り上げている。)
最終更新:2014年03月31日 21:04