■ 【暴力団と産廃利権と除染のトライアングル】テレ朝の岩路真樹ディレクターが自殺に見せかけて殺害された件について 「ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報(2014.9.16)」より
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 先週くらいから、テレビ朝日の岩路真樹ディレクターが自殺とみられる形で不審死していたことがインターネットで話題になっている。
 これは結論から言えば、原発というものが大きな一つの産廃利権問題であることから生まれた悲劇であると私は見ている。この前後に中間貯蔵施設ができるということが急に福島県の間でまとまっている。この点も重要である。この事件について簡単に述べておく。

(※ 中略、詳細はブログ記事で)
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 今回の岩路氏の自殺に見せかけた殺害事件が示唆するのは、原発というのは巨大な産廃問題であるという厳然たる事実だ。この問題の存在を自らの命を持って私達に示したといえる。だから岩路氏は本物のジャーナリストだったと思う。
 新しく経済産業大臣になった小渕優子には産廃ヤクザと価格交渉する胆力もないだろう。だから、廃棄物の値段は彼らと官僚機構の「言い値」で決められていくわけだ。脱原発の議論が先に進まないのは、この利権調整に手間取っているのではないか。
 そこで知りたいのはド イツなどの脱原発先進国ではこの廃棄物問題にユーロマフィアが絡んでいるのかどうかという点だ。東欧諸国でも原発運転が始まるようだが、これらの国も欧州の コアである独仏ベルギーから見れば辺境地域だ。ユーロマフィアの影が見えるような気がしてならない。

 一般の人が軽い気持ちで覗きこんだらイケナイ世界だ。

■ 『報道ステーション』ディレクター自殺で飛びかう原発“謀殺”説の真偽 「LITERA(2014.9.11)」より
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『報道ステーション』(テレビ朝日系)の報道ディレクターだった岩路真樹氏(49)の“死”が波紋を広げている。岩路氏は8月30日朝、自宅内で遺体となって発見されたのだが、部屋には目張りがされていた上、練炭が使用された跡があり、当初は覚悟の自殺とされた。しかし、次第に岩路氏の“自殺”に疑問符を付ける情報がネットを中心に流れ始める。
+ 続き
「自殺をするようには見えなかった」「理由が見当たらない」「自殺じゃなく謀殺されたんじゃないのか」
 こうした情報が流れた理由は岩路氏の手がけてきた取材対象にあった。岩路氏はここ数年福島原発に関連する取材を精力的に行ってきたのだ。
「彼は『報道ステーション』で福島取材を熱心にやっていましたが、特に福島で急増している子どもの甲状腺ガンや、除染の不正問題について突っ込んだ取材をしていたのです。そのため、原発に絡んだ不審死、暗殺説が飛び交ったのです」(週刊誌記者)
 ネットでは岩路氏が生前、「俺が死んだら殺されたと思ってくれ」と周囲に話していたとの情報も流れた。岩路氏が原発関連を含め、現在進行中の仕事をいくつも抱えていたことから「自殺ではなく、何らかの原発関連で殺されたのではないか」といった憶測さえ飛び交ったのだ。
 しかし結果からいうと岩路氏の死は他殺ではない。岩路氏と親しいテレビ朝日社員はこう語る。
「遺書もあったようですし、自殺は間違いない。実は岩路さんは少し前から何かに悩んでいて、周囲も少し様子がおかしいと心配していたんです。家族の問題ともいわれていますが、彼はテレビ記者には珍しく、取材対象にも深く継続的に入り込むような真面目な人。だから、いろいろ思い詰めてしまったんじゃないでしょうか」
 また、岩路氏と一緒に原発取材を続けていたジャーナリストの今西憲之氏もこう語る。
「甲状腺がんの問題も、原発ムラの陰謀も一緒に取材しました。親しい知り合いだったから自殺なんて信じたくないですが、警察も練炭自殺については木嶋佳苗事件が念頭にあり、かなり慎重に細かく調べたらしい。そのうえで、事件の線はなく自殺と断定したようです。原発取材との関連ですか。たしかに、岩路さんがテレ朝内で板挟み的な立場だという話はありましたが……。原発問題について『報道ステーション』は積極的な報道姿勢ですが、一方で政権や広告関係からの圧力にもさらされていた。でも、彼自身は古館伊知郎さんからも高く評価され、今後の仕事の構想も語っていた。『次は一緒に何をしようか』と新しいネタの話もしていたのに……。残念です」
 たしかにいくら原発シンジケートが悪辣だとはいっても、今の状況下で大手メディア関係者を“暗殺”するようなことは不可能だろう。しかし、一方でこうした謀略説が飛び交うのも無理からぬ部分はある。少なくとも福島原発のあの事故が起きる前までは、電力会社が反原発運動関係者やジャーナリストに様々な妨害、嫌がらせを行ってきた事実があるからだ。

 たとえば『反原発へのいやがらせ全記録』(海渡雄一/明石書店)では、反原発派や運動に取り組む人たちに対し、誹謗中傷や汚物を送りつける、尾行、無言電話などのいやがらせの数々が多くの物証とともに紹介されている。特に戦後の反原発運動をリードしてきた高木仁三郎に対しては、金銭援助の申し込みなど様々な工作を弄し、高木が亡くなった際にも故人を冒涜するような文章が出回ったこともあった。
 さらに、今回の噂が現実になったかのような“殺人未遂事件”も起きている。10年ほど前、関西電力が原発反対派の町長の「暗殺」を下請け業者に命じていたという証言があるのだ。この証言が書かれているのは『関西電力「反原発町長」暗殺指令』(斉藤真/宝島社)なる本。証言しているのは、1999年から2007年頃までの間、福井県の高浜原発の警備を請け負い、その暗殺指令を受けたという警備会社の社長と従業員だ。
 当時、関西電力内の高浜原発ではプルサーマル導入を進めていたが、これに高浜町の今井理一町長(当時)が強硬に反対。プルサーマル計画は頓挫し、そのまま数年にわたって導入が見送られ続けた。すると、ある時期、関西電力若狭支社(現・原子力事業本部に統合)の副支社長を務めていたKが、この警備会社の従業員のほうに町長の殺害を依頼してきたのだと言う。しかも、具体的な殺害方法まで提案した上で、「はよ、殺さんかい」とくどいくらいに催促してきたという。

 だが、結局、彼らは殺人を実行に移す事ができず、彼らの会社は関西電力から警備の仕事をうちきられてしまう。そこで、2年後、2人は「週刊現代」(2008年3月29日号/4月5日号)にこの経緯を告白するのだが、しかし、摘発されたのはK副支社長でなく、告発した彼らのほうだった。立替金の返還をK副支社長に要求した事が恐喝にあたるとして、大阪府警に逮捕されてしまったのである。
 にわかには信じがたい話かもしれないが、告発した警備会社社長らはこの事実を認めた関西電力幹部との会話をおさめた録音テープなど、複数の客観的証拠を提示しており、ターゲットになっていた今井町長も自分の暗殺計画があったことを認めている。また、当のK副支社長自身もこの警備会社社長らの裁判で、「高浜町長を襲うという話を冗談で一回話したことがある」と証言しているのだ。
 電力会社による“邪魔者”の排除、電力会社の意向に沿わない人間の殺害が、ほんとうに実行されていたかもしれないと思うと背筋が寒くなる。しかも、原発事故前はこうした事実がほとんど報道されることなく闇に葬り去られてきたのだ。
 そう考えると、原発問題に熱心に取り組んだテレビプロデューサーの“死”と原子力・電力会社の“闇”とを結びつけたくなるのは無理からぬことかもしれない。しかし、根拠のない謀略論を無自覚に流布させることは、一般の人から荒唐無稽と受け取られ、逆に原発推進を利する結果につながりかねない。
 状況はすでに、すべての批判が封じられ、電力会社がやりたい放題だったあの時代に戻りつつある。原発批判や健康被害を検証しようとするだけで「トンデモ」扱いされ、原発再稼働が当然のように進んでいく。こうした動きを阻止するためにも、私たちは先入観を排して闇に踏み込みながら、何が真実かをきちんとみきわめていく必要がある。
 そういう意味では、まさにその原発の真実に迫ろうとし続けている数少ないジャーナリストのひとりだった『報道ステーション』岩路ディレクターの死は残念でならない。
(伊勢崎馨)

■★ 「報道ステーション」名物ディレクター自殺の真相に迫る【前編】 「東京BREAKING NEWS(2014.9.9)」より
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 テレビ朝日の報道番組で活躍するディレクターが8月30日朝、遺体となって発見された。岩路真樹さん。享年49。生前、現場にこだわり、弱者からのまなざしにこだわっていた彼は福島県で急増した甲状腺ガン問題に継続して目を向けたり、除染問題の欠陥について追及したりと、なかなか日の当たらない問題にも粘り強く取り組んでいた。その姿勢は休日になっても同様で、自費でイラク戦争を取材したり、冤罪被害者に話を聞きに行ったりもしていた。
+ 続き
 彼が甲状腺ガン問題といった原発の闇に食い入るような報道をしていたからなのか。警察権力にひるまず取材をしていたからなのか。亡くなったことがネット上で拡散されはじめた9月2日以後、根拠のない憶測やイメージ操作、果ては暗殺と決めつけるコメントがネット上に飛び交うようになった。新聞や雑誌での報道が一切ないため、憶測が憶測を呼んだのだ。

 そんなはずはないのに――。

 生前の彼のことをよく知っているだけに、赤の他人が彼の死を弄ぶように書き連ねることが辛かった。とはいえプライベートな事柄なので詳しくは書けない。そんなジレンマの中、筆者はじっとしていられなくなり、ついには都内の南部にある岩路さんの自宅へと足を運んだ。彼の死が本当なのか確かめたかったし、もしそれが本当なら花を手向けてみたかった。そしてわかったことをひとつひとつ記していくことで陰謀説の火消し役になりたい。そう強く思った。

 以前も来たことがある岩路さんの一軒家の前に立った。玄関ドアが固く閉じられていて、人気はなかった。死亡を知った知人たちが置いていったのか、玄関ドアの前には花束や封の開いたビール、つまみなどが置かれていた。ドアの手前にはポストがあり、「岩ジンさんが『なくなりましたので』先方におかえし下さい。 8月30日」と記され、ガムテープで封がしてあった。

 それを見て、彼の死を突きつけられた。胸が締め付けられる思いがした。

 呆然としながら花を手向け、その後、自宅の前でポストの貼り紙を見ながら、故人との思い出を思い浮かべ、ぼんやりと佇んだ。

 すると、隣に住む年配の男性が家から出てきた。

「そのポストね、荷物が来ても困るので亡くなったのがわかった日に私が封をしたんです」

 その男性は岩路さんの古くからの知り合いだという。恐る恐るその男性に亡くなったときのことを聞いた。

「第一発見者は奥さん。30日の朝、別居先からやってきて合い鍵で開けて、亡くなってるのを確認したんです。岩ジンくんは3階の部屋のドアを目張りして練炭自殺。そこは別居前に彼が子供たちと彼が一緒に寝泊まりしてた部屋だったの。岩ジンくんは亡くなる直前まで広島にいて災害現場を取材してたんだけど、東京に戻ってから会った人は『(言動に)おかしい様子はなかった』って言ってたそうだね。だけどね、私が見るに8月に入ってからおかしくなってた」

 淡々と話してくれただけに死という現実が深刻に感じられた。

 それにしても、いったい彼が亡くなった本当の理由は何なのだろうか――。

 後日、岩路真樹さんの関係者が集まる場があり、そこで亡くなる前後の様子のことについて話を聞いた。

「私、岩路さんと8月27日の夜に打ち合わせたんです。そのときはいつもの元気な岩路さんでした。『9月からまた福島の取材を再開するから』って。ところが、その翌28日に、ろれつの回らないしゃべり方で『体調が悪いので行けません』と会社に電話したそうです。その後は連絡が途絶えました。調べた結果、亡くなったのは28日だという話でした」(警察関係者が「29日死亡」だと話していることが某雑誌の記事にてわかった。おそらくそちらの方が正しいのだろう)

 岩路さんは睡眠薬を飲んだ後、練炭の燃えている部屋でそのまま絶命したのではないだろうか。会社に電話をしたとき、ろれつが回らなくなっていたのは、そのときすでに睡眠薬を飲んだあとだったからかもしれない。

実は、筆者は岩路さんと今年の春以降、家族の問題について、やりとりを交わしていた。妻子と別れた者同士、意見交換し励まし合っていた。またその問題に関する記事を雑誌で書くために、体験を語ってもらおうと7月に取材を依頼していた。

 ところがその依頼は断られている。

「先日もお話ししたように取材に応じるのは難しいと思います。今、まさに調停が進んでいるところであり、親権を争っています。微妙な時期であるということをご理解ください。日程的にも非常に厳しく僕はレギュラーで平日、仕事が終わるのは24時過ぎです」というメッセージが7月の半ば、岩路さんから届いたのだ。

 調停とは裁判所が仲介して話し合い解決を目指すもの。このような離婚に関する調停は精神に深いダメージを与える。かつては愛し合った相手に対し、失点を追及するようなやりとりに終始し、罵り合いに発展することが珍しくない。また、相手方からやってもいないDVを主張されそれがそのまま認定されてしまったりする。そうしたことが続き、おそらく彼はかなり消耗したはずだ。

 また平日の激務に加え、休日は取材に出かけたり、子どもたちに会ったりしていたからかなり疲れがたまっていたはずだ。さらには原発の闇を追及することで東電やその下請けのやくざまがいの建設会社などからプレッシャーを受けていたとしても不思議ではない。こうした重圧が彼にのしかかったことで、彼の心は折れ、衝動的に自殺してしまったのではないか。とはいえ、死に至ったとするにはどれも決定的な証拠に欠けている。

 他殺の線はどうなのだろうか。ある週刊誌記者は言う。

「事件性はないですね。自殺です。しかも彼は一般人。事件性がないのにわざわざ一般人の死を報道する公益性はないと思います。だから、どの媒体も報じないわけです」

 このコメントに加え、遺書を残しているという事実が他殺説を強く否定している。

 だからこそ記事にならないということなのに、記事にならないということが憶測を呼び、一人歩きしてしまったのだ。

 言い換えれば、他殺を疑われるほど岩路さんは食い込んで取材していたということだ。真摯な生き方を貫き通した岩路さんのことを筆者は知人として誇りに思っている。ご冥福をお祈りします。(了)

 「追記:「遺体発見は8月31日朝、検査医の見解によると死亡推定日は8月29日」だということがこの記事発表後に判明した」

Written Photo by 西牟田靖


■ 報道ステーション岩路真樹ディレクターは本当に自殺だったのか? 「探求三昧(2014.9.10)」より
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昨日、東京ブレーキングニュースの『「報道ステーション」名物ディレクター自殺の真相に迫る【前編】』という記事に目が止まった。
この記事は、ライター/ノンフィクション作家である西牟田靖氏が書いている。
(※ 中略、詳細はブログ記事で)
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このような材料が揃っているとなると、当初もった印象が崩れかかってくる。
やはり自殺なのだろうか…ということだ。
だが、たとえ本当に自殺だったとしても、そこまで追い詰められたのには、原子力村などからの重圧もあったのだろうか。

さて、真相はどうだろうか。
更に探求を続けることにしたい。

■ どこのマスコミも報じない(報ステ・岩路記者の自殺)を取り上げた「FLASH」の突然の発売中止! 「wantonのブログ(2014.9.9)」より
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光文社は8日、写真週刊誌FLASHの最新号を
発売中止にすると明らかにした。
同社広報室は「一部の記事に不備があった。
読者や関係者にご迷惑をお掛けし、 深くおわびします」としている。

最新号は9日発売予定。
同社は、問題があった記事の内容について明らかにしていない。
「外部からの指摘ではなく、社内の精査で引っかかった。
最新号は一般に流通していないので、
記事の内容についてはコメントを差し控える」とした。

書店への配本は始まっているが、回収を進めるという。

日本雑誌協会が公表する同誌の部数は約21万4千部。
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もし、FLASH発売中止が、岩路記者の自殺と関係があると
仮定するなら、逆説的に云えば、岩路記者が相手にしていた
本当の相手というのは、実に、巨大な組織であった証拠になると
考えざるを得ません。
つまり、そんじょそこらのチンピラ893では無かった。
除染事業というものは、40兆円事業ともいわれる超巨大ビジネス。
その闇の一旦を解明し告発しようとした部分が本命視されますが、
しかし、それだけに止まらず、その他にも、原発マフィアの利権や、
国家そのものを根幹から揺さぶる可能性があるような大きな問題を
岩路記者は追究しようとしていたのではないか!
それが故に、悲しい運命を辿ることになってしまった・・・

暗殺が疑われている岩路記者の自殺が、マスコミに全く流れない
のは、極めて異常な事態です。
通常、まず有り得ないことです。
絶対に流さないように報道管制出来る組織といえば・・・
極めて限られて来ます。
そして、云うまでも無く、その組織が、岩路記者の自殺に、
深く関与しているのではないかと、普通は考える。
全てを闇に葬りたい連中の本当の正体とは・・・


















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最終更新:2014年09月22日 18:44