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■ 後味の悪い、五輪エンブレム白紙撤回騒動 「カディスの緑の風(2015.9.2)」より
(※mono.--あちこち略、詳細はブログ記事で)
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日経新聞によると、公募の審査委員長であった永井一正氏が

佐野氏擁護のため、当初案の公開をし、それがヤン・チヒョルト氏の

展覧会ポスターにある文字に似ていること、

また内部秘密にも相当する「カンプ」と呼ばれるデザインの展開事例案を

発表してしまったことから、佐野氏がウェブから無断で画像使用、改変

していたことが、発覚してしまった、と言います。


本当に何をやっているんだ、と思いますね。

/
さて、ネットでPAOSという組織の中西元男氏のブログが

紹介されていました。

記事の中で、中西氏はこう指摘しています。


  ここで見えてきたことの根本は、わが国のデザイン界そのものが、
  はしなくもその時代遅れの発想と体制を露呈してしまったこと
  であると、私自身は感じております。

  要は、この世紀のイベント東京オリンピックで、デザインが一体
  どのような役割を果たすべきかという、戦略や目標の
  デザイン自体が策定されていないことが驚きです。
  言い換えれば、アイデンティティ・デザインが全く
  成されていなかったことが顕在化してしまったのだと思えます。

  これでは、デザインコンペに参加するデザイナーも、
  またそれを審査する側も、作品主義的な制作や印象審査を行う
  以外になく、その意味では、今回の諸騒動は事前に十分
  想定できたにもかかわらず、好ましくない結果が
  到来してしまった、としか言いようがありません。


2020年東京オリンピックと「日本デザイン界の大きな時代遅れ」
http://designist.net/blog/


さらに中西氏の言葉を引用します。


  いわゆる一流と呼ばれる程のデザイナーは、同じようなデザインが
  存在していることが事前に分かった場合、むしろそれと似たものは避け、
  別種のデザインをするのがクリエーターとしての矜持

  デザイン界そのものはまだまだ作家作品主義から
  抜け出せていない証拠でしょう。
  デザインアートはあってもデザインインダストリーへの眺望が
  見えていないのです。

  デザイン開発に従事する組織は、
  日常的に倫理観や管理体制には
  最大限の留意をし、著作権問題が起こらないように
  徹底して対処しておくことが不可欠

と、デザイナーだけでなく、組織における欠陥も的確に指摘しています。















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最終更新:2015年09月08日 21:05