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■ 「日本人の美意識」の虚実 「鎌倉残日録(2015.12.9)」より
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日本人は自然や伝統的な町並みを大切にし、その美しさ、清らかさの維持、保存を心がける。洗練された美意識を持ち、それが町並みや衣食住の文化に表れている--。

これが知識層を中心にした多くの日本人の自己評価であり、そこには誇らしい気持ちがある。


だが、古美術や日本の伝統芸能を研究する米国の東洋文化研究者、アレックス・カー氏は「日本人は景観を大切にしない」と一蹴する。カー氏は日本に長く在住、京都の民家を舞台にした滞在型宿泊施設まで運営する日本通だ。その経験に基づき「ニッポン景観論」(集英社新書)を著しており、指摘は具体的で痛烈だ。

以下は、カー氏はNBオンラインで清野由美氏のインタビュー(12月4日)から抜粋した。

(※mono.--以下略)


■ 「京都ってインドみたいなところなんですね」ー「美しい国だワクチン」を接種された日本人 「日経ビジネス(2015.12.4)」より
(※mono.--前半の写真略、詳細はサイト記事で)
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 まず、この写真をご覧ください。
 アレックス・カーさんの著書『ニッポン景観論』の中にある「ニッポンの景観テクノロジーを世界に」から引用した、イタリア・フィレンツェのダヴィデ像とモンタージュ写真です。
 添えられたキャプションのブラックユーモアに、思わず笑ってしまいます。
 ……しかし、笑った後にしみじみ悲しく、情けなくなりませんか。
 日本にはすばらしい歴史的遺産や文化が各地にあります。それらは21世紀の有望産業といわれる「観光業」を支える資源であり、世界に比肩する大いなる資産(レガシー)です。それなのに、現実ではこのモンタージュのような光景がいたるところで繰り広げられ、その価値を損なっています。
 アレックスさんのユーモラスで辛辣な視点から浮き彫りになる、日本の景観が抱える問題点とは何か。それに対する有効な処方箋とはどういうものか。日本の都市とコミュニティについて、多くの取材を手がけてきた清野由美さんが聞き手になって、それらを探っていきます。

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清野由美氏(以下、清野):昨日、京都の花見小路を歩いてきたのですが、原宿の竹下通りのようになっていてびっくり仰天してしまいました。

アレックス・カー氏(以下、カー):観光客だらけで、今、すごいですよね。

清野:平日の夕暮れ時で、一力茶屋から祇園女紅場に向かう町並みを味わいながら、しっぽりと行こうかな、と思っていたら、それどころじゃなかった。

カー:円安で外国からの観光客が一気に増えましたしね。特に中国からの観光客の勢いがすごい。

日本人は京都の古い町並みの価値が分かっていない?


清野:その光景を見て、アレックスさんが『ニッポン景観論』をお書きになるはるか以前から、ずっとおっしゃっていたことを思い出しました。ひとつは「21世紀の主要産業は観光業です」ということ。

カー:そうそう。

清野:もうひとつは、その観光業に対する意識・認識が日本は残念なほどに遅れている、ということです。花見小路は、昔ながらの家並みをきちんと守って商売しているところがある一方、一過性の観光客をあてこんだ店もできていて、クオリティーが下がる危機に瀕していると思いました。

カー:観光客が増えることには、いい面も悪い面もありますね。悪い面は、目先の商売を優先する人たちが出てきて、昔ながらのいい町並みが汚れていくこと。観光客はその町に住んで、町並みを守る人たちじゃないから、すごく無責任に楽しんで、散らかしていきます。

(※mono.--以下略、詳細はサイト記事で)
















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最終更新:2015年12月10日 21:18