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■ フィリピン大統領が突きつけた日本への課題 「Annex to a house(2016.10.28)」より
(※mono.--大幅に前略、詳細はブログ記事で)
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つまり、日本とフィリピンとの利害は、シーレーン防衛という意味において一致しているのだ。
ドゥテルテ氏がならず者っぽい言動を繰り返し、超法規的な麻薬撲滅運動をやっている人物である点を考慮しても、日本としてはシーレーン防衛を捨ててフィリピンと縁を切る選択肢は無いのである。

メンツを重んじる支那において、ドゥテルテ氏は習近平氏の目の前でガムを噛む真似をしたり居眠りまでする始末。手をポケットに入れて歩く姿はある意味衝撃的であった。

(※mono.--以下大幅に略、詳細はブログ記事で)


■ キンペーのメンツを潰した日比首脳会談 「私的憂国の書(2016.10.28)」より
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 彼の言葉の独特の過激さで、来日中に何か騒動でも起きるのではとヒヤヒヤしていた日本人も多かったであろう。だが、フィリピンのドゥテルテ大統領の来日は大きな問題がないどころか、一定の確実な成果を示すものだったと考えられる。

(※mono.--中略)
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 南シナ海問題に関し、ドゥテルテは「法の支配のもと平和的に解決」という、日本外交の原則をそのまま引用した。そして日本が大型巡視船2隻を供与することを確認したうえで、海上自衛隊の練習機「TC90」の有償貸与に関する交換公文にも署名している。これは南シナ海問題への日本の関与を公式に認める意味と捉えられる。キンペーはかねてより「日本は部外者」と日本の関与を認めないスタンスを示すが、日比はその言葉と正反対の合意をしたのだ。ここでも、キンペーのメンツは潰れた。

 少なくとも、フィリピンが支那とすり寄ったと見られた少し前の情勢を、ドゥテルテは「法の支配」「日本の側に立つ」という自分自身の言葉で変えた。日本外交としても、アジアの中の日本をアピールする良い機会となったはずだ。安倍総理は、価値観の共有を演出しながら、数少ない相反する価値観である「人権」問題を取り沙汰しなかったという。小異を捨てて大同に就いたということだ。

 おそらく少人数会合の後であろう上の写真の、両首脳のリラックスした笑顔を見れば、この会談が両首脳にとって概ね満足のいくものだったことをうかがわせる。米国がフィリピンとの関係改善を望むのであれば、日本の関与は必須になるだろう。キンペーは日本のプレゼンスに苦虫を噛み潰したような表情を浮かべていると思われる。

 一つ付け加えるとすれば、フィリピンはなぜ反米であり、戦後メディアが同国に対して多大な迷惑をかけてきたとする日本に対し、何故かくも親日的か、ということだ。ここにも戦後メディアの嘘があることを見逃してはならない。















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最終更新:2016年10月28日 18:26