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「入国禁止」大統領令の中身
  • 難民の入国は120日間入国禁止
  • シリア難民の入国禁止は無期限
  • イラク、イラン、リビア、ソマリア、スーダン、イエメンからの移民は90日間入国禁止



■ カラー革命進行中@アメリカ 「DEEPLY JAPAN(2017.2.4)」より
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食事の支度をしながら、しゃべりながら見ていたNHKのニュースで、トランプの大統領令に対してどこかの地裁判事が差し止めを宣言して、それが米全土に及ぶみたいなことを言っていた。

はぁ?と思ったのでご飯の後ネットを見たら、シアトルの地裁判事がそう言っているらしい。

入国禁止の大統領令差し止め命じる ワシントン州連邦地裁


これに対してワシントン州は「州内の住民や経済に回復不能な損害を与え、公共の利益にも反している」としたうえで「人種や宗教に基づく差別を助長するもので憲法に違反している」としてシアトルにある連邦地方裁判所に訴えを起こすとともに執行の即時停止を求める仮処分を申し立てていました。

仮の差し止めを求められるというのはあるだろうし、良いことだとも思う。例えば、大統領が狂ってしまった、とか大統領の側近が違法で命令を出した場合などに確認するための一時停止する仕組みがあるのは良い。

が、しかし、「人種や宗教に基づく差別を助長するもので憲法に違反している」とか、

ワシントン州のファーガソン司法長官は「たとえ大統領といえども法を超えることはできない。憲法の勝利だ」と述べました。

とか、これはどうなの?

というか、選挙で正統に選出されたトランプ大統領が所定の手続きによって出した当該執行命令が合衆国憲法に違反していると、一人の判事が即断しそれが執行でき、全土を影響を及ぼし得るのならば、この判事にもたされた権限は実に巨大ではないか。

一方ではボストンの判事は、トランプ大統領が出した執行令を止めない、という判断をしているらしい。ロジックは、この大統領令はムスリム全体を対象にする、などとは言っていないのだから、つまり宗教を理由として判断されていない、従って憲法に違反してないだろう、というもの。

Boston Judge Unblocks Trump Travel Ban, Asks "Where Does It Say Muslim Countries?"
http://www.zerohedge.com/news/2017-02-03/boston-judge-unblocks-trump-travel-ban-asks-where-does-it-say-muslim-countries



私もこっちで見てる。そもそも紛らわしい報道によって、非常に多くの人がイスラム教徒の国の人の米国入国を止めたみたいなノリで騒いでる。しかし、そんな話じゃない。

  • 難民の入国は120日間入国禁止
  • シリア難民の入国禁止は無期限
  • イラク、イラン、リビア、ソマリア、スーダン、イエメンからの移民は90日間入国禁止

こんな話。移民と難民はステータスが異なる。また、最後の7カ国はイラン以外はみんな戦闘が行われているし、テロリスト(国連認定アルカイダも含めて)が跋扈しているところ。だから、この話で苦情を言っていいのはむしろイラン一国ではありますまいか、と一応言える。しかし、イランはヒズボラを通して十分にシリア関係者なので、戦闘地関係者と言えると言えば言える可能性は残る。

(※mono....以下略、詳細はブログ記事で)


★ 入国禁止の大統領令差し止め命じる ワシントン州連邦地裁 「NHK-newsweb(2017.2.4)」より
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中東やアフリカの7か国の人の入国を一時的に禁止することなどを命じたアメリカのトランプ大統領の大統領令について、連邦地方裁判所は全米で大統領令の即時停止を命じる仮処分の決定を出しました。この決定についてホワイトハウスは裁判所に直ちに、この決定の効力を停止するよう申し立てる考えを示しました。
アメリカのトランプ大統領は、中東やアフリカの7か国の人の入国を一時的に禁止することなどを命じた大統領令を出しましたが、これについてワシントン州のファーガソン司法長官は、人種や宗教に基づく差別を助長するもので、憲法に違反しているとして、シアトルにある連邦地方裁判所に訴えを起こすとともに執行の即時停止を求める仮処分を申し立てていました。

これについて連邦地方裁判所は3日、この申し立てを認め、全米で大統領令の即時停止を命じる仮処分の決定を出しました。決定の理由について裁判所は、大統領令は雇用や教育、経済活動に悪影響を与えているなどとしています。

ワシントン州のファーガソン司法長官は「たとえ大統領といえども法を超えることはできない。憲法の勝利だ」と述べました。

決定についてホワイトハウスのスパイサー報道官は3日、声明を発表し、「司法省は早急に裁判所の決定の執行を停止するよう求め、また、大統領令を守るつもりだ。この大統領令は合法で適切なものだと確信している」として、裁判所に不服を申し立てるとともに、仮処分の決定の効力がすでに生じていることから、直ちに効力を停止するよう申し立てる考えを明らかにしました。

+ 続き
アメリカメディアは、「賛否がわかれている大統領令は大きくつまずいた」と速報で伝えるとともに、「決定を受けて入国管理の現場で、どのような対応が行われるのかは明らかになっていない」などと伝えています。今回の大統領令をめぐってはマサチューセッツ州やニューヨーク州など各地で提訴の動きが相次いでいました。
マサチューセッツ州では申し立て退ける決定
アメリカでは、大統領令を受けて州政府や市民団体が各地で憲法違反だなどとして提訴する動きが広がっています。このうち、中西部ミネソタ州は、西部ワシントン州が先月30日に提訴した裁判に後日、原告として加わりました。また、ハワイ州も州の司法長官が3日、連邦政府を相手取って訴えを起こしたと発表しました。さらにイスラム教徒の団体や人権団体は、南部バージニア州、東部ニューヨーク州、東部マサチューセッツ州などで同様の訴えを起こしています。このうちマサチューセッツ州の連邦地方裁判所は、3日、大統領令の差し止めを求める仮処分の申し立てを退ける決定を出しました。
米メディアは
CNNテレビは今回の決定について「賛否が分かれる大統領令は大きくつまずいた」などと伝えています。有力紙、ウォール・ストリート・ジャーナルは電子版で、「この決定を受けて、現場レベルでどのような対応が行われるのかは直ちにわからない」として、7つの国の人の入国がすぐに再開されるかどうかははっきりしないという見方を伝えています。
抗議デモ参加者は歓迎の声
7か国の人の入国を禁止することなどを命じた大統領令に反対し、抗議デモに参加していた市民のあいだからは、3日夜、ワシントン州にある連邦地方裁判所が出した決定を歓迎する声が相次ぎました。

このうち、首都ワシントンのホワイトハウス周辺でデモ行進に参加していた女性は、「うれしいです」と喜んだうえで、「まだ大統領が撤回すると言っていないし、家族が離れ離れの人もいるので私たちは抗議活動を続けます」と話していました。また、別の女性も「拍手を送りたいです。大統領にみんなが抵抗すべきです」と話していました。


■ 【インテリジェンス・Y】トランプ米大統領の大統領令に関する一考察 「二階堂ドットコム(2017.2.3)」より
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米大統領に就任早々、矢継ぎ早に物議を呼ぶ各種「大統領令」にトランプ米大統領は次々と署名している。
2017年1月27日には、いわゆる「外国テロリストの入国からの米国の保護」に関する大統領令にトランプ大統領は署名した。
その大統領令は一部の例外を除いて「中東・アフリカの七ヶ国からの入国禁止(90日間)」と「すべての国からの移民や難民の受け入れを停止(120日間)」する措置を行うというものである。
テロの懸念があるとして対象国となったのは、中東・アフリカの「七ヶ国」だ。
「シリア」、「イラク」、「イラン」、「リビア」、「ソマリア」、「スーダン」、「イエメン」の七ヶ国。

http://www.j-cia.com/archives/13111 ←※有料課金記事


★ 入国禁止49%賛成 反対41%を上回る 米世論調査 「朝日新聞(2017.2.1)」より
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 トランプ米大統領による中東・アフリカ7カ国からの一時入国禁止や難民受け入れ停止をした大統領令の是非に関し、ロイター通信が全米50州で実施した世論調査で49%の人が賛成し、反対の41%を上回っていることが分かった。トランプ大統領は選挙中から「イスラム教徒の一時入国禁止」を掲げ、物議を醸す一方、熱狂的な支持も広げてきた。世論調査でも国内の分断が顕著になっている。

 同通信によると、49%が「強く」または「やや」賛成とする一方、同様に41%が反対とした。「分からない」が10%だった。

 支持政党によって、調査結果が全く逆になった。民主党支持層の53%が「強く」反対とする一方、共和党支持層の51%が「強く」賛成となった。

 また、今回の措置で、「より安全と感じる」と答えた人は31%にとどまったが、「より安全でなくなったと感じる」とした26%を上回った。さらに、38%がテロ対策として米国が「良い手本」を示したとする一方、41%が「悪い手本」とした。

 調査は30日から31日にかけ、インターネットを通じ、1201人の成人に対して行われた。

 一方、ギャラップ社が行ったトランプ氏への支持率調査(28~30日)では支持が43%にとどまり、不支持の51%が上回っている。(ワシントン=杉山正)




















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最終更新:2017年02月05日 16:31