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■ マレーシアと北朝鮮の報復合戦 「日比野庵本館(2017.3.9)」より
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北朝鮮の金正男氏暗殺事件をめぐり、マレーシアと北朝鮮の関係が急速に悪化しています。

マレーシア政府は事件発生当時からマレーシアの捜査を「信用できない」「陰謀である」などと中傷誹謗してきた在マレーシア北朝鮮大使館のカン・チョル大使を外交上好ましからざる人物として、6日午後6時迄のマレーシアからの退去を通告、事実上の追放処分を下しました。

そして、翌7日、事件に関与した疑いが濃厚な重要参考人の北朝鮮国籍の人物3人が北朝鮮大使館内に潜伏している可能性があるとして大使館の封鎖を実施、容疑者の炙り出しに入りました。

北朝鮮はこれに対抗する形で6日、平壌駐在のマレーシア大使を外交上望ましくない人物として国外退去を命じ、翌7日には、自国内にいるマレーシア国民の出国禁止を命じる措置を発表しました。

朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省は「当該機関の要請に応じて、朝鮮国内にいるマレーシア国民の出国を一時的に許可することができないことを駐在マレーシア大使館に通報した」とした上で「今回の措置はマレーシアで起きた事件が公正に解決されてマレーシアにある朝鮮民主主義人民共和国外交官と国民の安全担保が完全に行われるまで」と報じています。

当該機関の要請に応じて出国停止など何の説明にもなっていません。はっきりいって人質です。

マレーシアも同じ様に受け止めたようで、マレーシアのナジブ・ラザク首相は同7日、この措置は「人質」だとして「気まぐれや思いつきでふるまうことは許されない。人質を取ることは国際法違反であり、マレーシアだけでなく世界にとって全く受け入れられない」と反発。マレーシアに滞在する北朝鮮人についても同様の一時出国禁止措置を発表しました。正に「目には目を」の報復合戦です。

(※mono....以下略、詳細はブログ記事で)


■ マレーシアと北朝鮮 報復の連鎖 「BLOGOS-NEXT MEDIA "Japan In-depth"」より
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大塚智彦(Pan Asia News 記者)

【まとめ】
  • 事件の全容解明、道半ば
  • 北朝鮮とマレーシア、対立エスカレート
  • ASEAN地域フォーラム、北朝鮮非難へ
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(※mono....詳細はサイト記事で)
}

■ 【インテリジェンスY】金正男氏の殺害とマレーシア・北朝鮮の本音 「二階堂ドットコム(2017.2.28)」より
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はじめに

2017年2月13日午前9時頃、マレーシアのクアラルンプール国際空港(KLIA)のLCC専用(格安航空会社のエアアジア)・第二ターミナルの出発ロビーで一人の男性が体調に異変をきたした。男性は係員に助けを求め、警備員とともに空港内の診療所に向かった。そしてその男性は、診療所から病院への搬送途上で亡くなった。
既に当該事案・当該事件に関して様々な情報や報道が大量に飛び交っている。
マレーシア政府、関係官庁、マレーシア警察をはじめ、発表される情報には食い違う部分もあり、後に訂正されることも少なくない。
また、マレーシア政府・関係官庁・マレーシア警察、与野党、政治家等々のそれぞれの思惑から様残なリークもなされている。
加えて、関係各国の政府・当局・情報機関、特に韓国の情報機関や市民団体・NGO・NPO等からの様々なコメント・リークがなされているといった状況だ。

錯綜する発表と情報

改めて考えると、2017年2月13日午前9時頃、マレーシアのクアラルンプール国際空港(KLIA)のLCC専用(格安航空会社のエアアジア)・第二ターミナルの出発ロビーで体調に異変をきたし、病院の搬送途上で息をひきとった「男性」について現時点でおそらく確実に「事実」であろうと考えられることは、おそらく以下の通り。

http://www.j-cia.com/archives/13174 ←※有料課金記事


■ マレーシアと北朝鮮、5つの意外な関係 「DIGIMA NEWS(2017.2.20)」より
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全方位外交で知られるマレーシア。北朝鮮の金正男氏の殺害事件ではマレーシア人からも「なぜマレーシアで事件が起きたのか?」という疑問が上がっている。マレーシアは北朝鮮と国交があり、その関係は意外に深いのだ。

1.マレーシアはビザなしで北朝鮮に行ける唯一の国
SouthEast Asia grabによれば、マレーシアはビザなしで北朝鮮に行ける唯一の国である。
http://sea-globe.com/assassination-kim-jong-nam-malaysia-north-korea/

2.マレーシアには北朝鮮大使館があり、平壌にはマレーシア大使館がある 

平壌にはマレーシア大使館があり、クアラルンプールのダマンサラハイツには、北朝鮮大使館がある。なおタイやシンガポールなど、東南アジアの多くの国にも北朝鮮大使館がある。

3.平壌へマレーシアからの直行便がある

北朝鮮の航空会社「Air Koryo」はクアラルンプールから平壌までの直行便を運行する。インドの旅行サイト「Cleartrip」のページによれば、運行は月曜日のみで、クアラルンプールを10時30分に出て、平壌に19.00に到着。現在の運行状況は不明。なおクアラルンプールには北朝鮮の「DPR Korea Tourism」があり、北朝鮮へのパッケージ旅行を紹介している。

4.北朝鮮からの留学生もいる

マレーシアのインターナショナル・スクールには、北朝鮮国籍の生徒もいる。マレーシアのHELP大学は金正恩氏に名誉博士号を授与、北朝鮮大使館から公式に感謝されたことがある。

5.貿易やビジネスのつながりもある

北朝鮮とマレーシアは貿易やビジネスでも関係が深い。13回マレーシア・インターナショナル・ブランディングショーケースには北朝鮮から18の会社が出展した。外国人労働者大国マレーシアは、北朝鮮労働者を使った最初の国でもあり、サラワクには北朝鮮人の炭鉱労働者がいる。なおクアラルンプールには北朝鮮のレストランもある。今回の容疑者も正式にマレーシアのビザを持って働いていた。



★ 北朝鮮がマレーシアと持つ「深い関係」:クアラルンプールでは北朝鮮と米国の非公式協議も 「WSJ(2017.2.16)」より
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 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄である金正男(キム・ジョンナム)氏が悲惨な最期を遂げた場所、マレーシアに注目が集まっている。米国の同盟国であるマレーシアにはここ数年、北朝鮮の人が多く集まり、北朝鮮政府と米政府の非公式協議の場所に使われるようにもなっていた。

 経済交流が活発で入国規制が比較的緩いことに加え、一時は直行便が就航していたこともあって、マレーシアは米国と友好関係にある他の多くの国に比べて北朝鮮との関係が深い。

 米国、日本や韓国と違い、マレーシアはおおむね北朝鮮とかなり友好な関係にあり、国際社会から孤立した北朝鮮国民が外の世界と交わるチャンスを提供している。

 マレーシアの国民は、査証なしで北朝鮮を訪れることを認められている。北朝鮮はマレーシアからゴムやパーム油その他の資源を輸入、マレーシアは鉄や鉄鋼製品を輸入している。

 2011年には、北朝鮮の高麗航空が平壌とクアラルンプールを結ぶ直行便の運航を始めた。しかし、国連安全保障理事会の新たな制裁を受け、この路線は14年半ばに廃止された。

北朝鮮人コミュニティーは数百人規模

 オランダのレイデン大学で北朝鮮について研究するクリストファー・グリーン氏によると、両国は経済交流も盛んだ。クアラルンプールの北朝鮮人コミュニティーは数百人規模と推計されるという。

 グリーン氏は、マレーシアが他国に比べて「北朝鮮の人にとって自由に行き来しやすいのは確かだ。この状況は数年前から続いている」とし、「ビジネスの場として北朝鮮に人気だ」と述べた。

 昨年8月に国連に提出されたマレーシア政府の報告書によると、同国サラワク州では、北朝鮮人80人が建設・鉱山業界で働いていた。

 また北朝鮮大使館の近くには朝鮮料理店が6軒以上ある。北朝鮮国営のレストランもある。

 そして、金正男氏が何者かの攻撃を受けて殺害されたとされるのがクアラルンプールの空港だ。

 金正男氏は2001年に東京ディズニーランドに行こうとして日本への不法入国を試み、父親の故金正日(キムジョンイル)総書記から不興を買い、金正恩氏が後継者への道を歩むことになった。

 警察によると、金正男氏は空港の第2ターミナルでマカオ行きの便を待っていた時に、女2人に化学物質の液体で攻撃された。警察はベトナムのパスポートを持った女1人を拘束したと15日に発表し、捜査が続いていると述べた。

 マレーシアのような国は米朝の非公式な接触の場所として使われている。昨年10月には、米国の元外交官と北朝鮮政府の当局者が北朝鮮の核・ミサイル計画を巡りクアラルンプールで小規模な密室会合を持った。こうした会合は定期的に行われており、シンガポールや北京、ベルリンその他の場所で行われることもある。

 クアラルンプールの民主主義・経済研究所(IDEAS)のワン・サイフル・ワン・ジャン最高責任者は「この事件が外交に影響するかどうか、この段階では判断しがたい」と述べた。「しかし、マレーシアや中国の政府は外交関係の摩擦に発展することを許さないだろう」という。中国は北朝鮮にとって最も重要な同盟国だ。

 マレーシア政府は事件についてコメントしておらず、全ての質問への対応を警察に任せている。



















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最終更新:2017年03月09日 19:10