+ クチコミ検索 #bf
+ ブログサーチ #blogsearch
+ ニュースサーチ




■ カタルーニャ独立か?大変な事になるぞ! 「社会科学上の不満(2017.12.24)」より
/
21日投開票のスペイン・カタルーニャ州議会選挙で、独立支持派の3党が過半数議席を確保した。
「(中略)」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-12-21/P1C29E6JIJUO01
スペインはカタルーニャだけの問題で済むのかな?バスク地方も独立の気運が高い地方だし。
更に、ピレネー山脈の反対側、仏にもカタルーニャ人が多く住んでいる。仏でも独立運動が起こる可能性がある。
さすれば、EU解体どころかヨーロッパの解体が始まってしまうぞ!そこにムスリムが入ってきている現状を考えると、混乱は避けられなくなる。
.............................................

国防とかどうするんだろ?
企業も移転するだろとの書き込みに座布団3枚。
企業移転は既に始まっているし軍が出る可能性が高いとも言われているとの書き込みに座布団1枚。
税収とかどのように考えているのかな?ユーロ使えなくなるだろう、EUは独立反対だしね。
何も考えず勢いだけの行動か?ラテン系の民族では有りがちなケースだ。「情熱を抑えきれない」とかそんな感じか?
残念ながら現実は甘くない。独立してやって行ける経済基盤や通貨さえ無くなる、また治安維持等の能力があるのか?無ければ画餅に過ぎないぞ!

これヨーロッパだけでなく中国にとっても最悪の結果である。中国保有の、ユーロの大暴落は不可避であり、また各地の独立運動に火が着く可能性が高くなる。
遠くスペインの事が中国に飛び火して来るのに残された時間は余りにも少ない。

確実に第二次世界大戦後の秩序が崩壊して行くようだ、歴史の転換点に立ち会えた事を感謝できるか?その負担に苦しむか?分水嶺にいる。
幸い外交力「0」の民主党政権でない事が救いでもある。
現政権は中韓北の為に日本を売り渡す事は無いであろう。
株価だけを見ても民主党政権下では八千円を割る事さえあった。現在2万2〜3千円代である。BIS規制下では銀行の資本力に応じて貸付額が決まる。銀行の持株の価値が上がれば貸付額の枠も上がる。
バブル崩壊の時期あれだけBIS規制について報じた(騒いだ)のにもう忘れたのか?
韓国経済のボーナスステージはもう来ないと言う事だ、民主党政権時の様に韓国を向いて政治を行っていないからね、現政権は。


★ カタルーニャ州独立派が議会選挙で勝利-3党で70議席獲得 「Bloomberg(2017.12.22)」より
/
21日投開票のスペイン・カタルーニャ州議会選挙で、独立支持派の3党が過半数議席を確保した。同州の独立を抑え込もうと州議会選挙を実施したスペイン中央政府のラホイ首相は歴史的な敗北を喫した。

  独立支持派の3党は定数135の州議会で合計70議席を獲得。10月にラホイ首相が憲法155条に基づいて同州全閣僚を解任した際に独立支持派が有していた過半数議席を回復した。ラホイ首相の国民党(PP)は大敗し、現有11議席のうち8議席を失った。独立反対の有権者は独立支持派に対してより厳しい措置を求めているシウダダノスに流れた。

  ラホイ首相に解任されたプチデモン前州首相は亡命先のブリュッセルから支持者に向けて、「ラホイ氏と支持者らは敗北した。カタルーニャの人々に負けた」と指摘した。
+ 続き
  今回の選挙結果は、プチデモン氏がベルギーに出国した10月末時点に比べてカタルーニャ州の独立が近づいたことを示すわけではないものの、ラホイ首相の戦略の欠陥とカタルーニャ社会の分断を露呈した。

  プチデモン氏率いる「共にカタルーニャのために」は予想を上回る34議席を押さえ、カタルーニャ共和左派(ERC)は32議席、急進左派CUPは4議席をそれぞれ獲得。一方、シウダダノスは今回の選挙で政党別では最多の25%の票と37議席を確保した。独立支持政党の得票は合計48%で、州議会を支配するには十分だが、過半数には届いていない。投票率は過去最高の82%だった。

  今回の結果を受け、独立支持派指導者とラホイ首相との対立は予測できない新しい段階に入る。独立支持政党は目標追求の方法を巡って意見が割れているものの、今回の結果はラホイ首相の権限に再び挑戦する足掛かりとなる。ラホイ首相は分離支持派にカタルーニャ独立の目標を追求する行動の自由を与えるつもりはないと明言しているが、プチデモン氏は21日深夜に支持者らに対し、「カタルーニャ共和国は憲法155条の支配者を打ち破った」と宣言した。

(※mono....関連動画はサイト記事で)


ーーーーー
★ カタルーニャ選挙受けユーロ安、ビットコイン急落=NY外為 「ロイター(2017.12.23)」より
/
[ニューヨーク 22日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ユーロが対ドルで下落した。

カタルーニャ自治州の議会選挙で独立賛成派が勝利し、スペイン経済の混乱懸念が広がった。

ラホイ首相は選挙の結果、独立反対派または一方的な独立を求めない分離派によるカタルーニャ州政府が誕生し、事態が「正常」戻ることを期待していた。

ところが開票作業がほぼ終了した段階で、独立賛成派の獲得議席は135議席中70議席となった。

スコシアバンクの首席FXストラテジストは「ユーロは(カタルーニャを巡る)記事見出しで下げたが、今回の選挙を受け問題がどう進展するかは不明」と話し、ユーロは下げ渋ったとの見方を示した。

ユーロは対ドルEUR=で0.1%安の1.1858ドル。ただ年初からは13%近く値上がりしており、年間では14年ぶりの大幅高となる勢いだ。

アナリストらによると、クリスマス休暇を控え薄商いとなり、値動きが幾分大きくなった。

仮想通貨のビットコイン相場BTC=BTSPは17日の2万ドル近辺から一段安となり、この日は一時1万2000ドルを割り込んだ。17日から時価総額の3分の1が失われた。

ドル指数.DXYは横ばいの93.316。年間では約8.5%下落した。

+ 続き
ウェルズ・ファーゴは調査メモで「向こう数カ月間、ドルは全般的に値固め局面で推移する可能性がある。来年遅くになると、世界の金融政策トレンドが再び為替相場に影響を及ぼす主因となるため、ドルはまた弱含むとみている」と予想した。

同行のアナリストらは、他の主要中銀が緩和姿勢を弱める方向に徐々に転換し、米連邦準備理事会(FRB)との方向性の差が縮小、ユーロや英ポンドなどがドルに対して底堅くなる可能性を指摘した。

ドルは対円JPY=で底堅く推移し、113.30円。

ドル/円 NY終値 113.26/113.28

始値 113.36

高値 113.43

安値 113.26

ユーロ/ドル NY終値 1.1857/1.1860

始値 1.1850

高値 1.1858

安値 1.1829

表はロイターデータに基づいています

ーーー
★ 独立派与党が過半数確保=中央政府、対応見直しも-カタルーニャ州議会選・スペイン 「時事ドットコム(2017.12.22)」より
/
 【バルセロナ時事】独立問題に揺れるスペイン東部カタルーニャ自治州で21日、州議会(定数135)選が実施され、即日開票の結果、10月下旬に議会で独立を宣言した連立与党が議席の過半数(68)を確保した。独立派が有権者の一定の信任を受けたと言え、独立阻止を狙う中央政府は対応の見直しを迫られそうだ。


 地元メディアが伝えた開票率99.8%時点の集計結果によると、連立与党の「カタルーニャのための連合」(JXC)とカタルーニャ共和左派(ERC)、人民連合(CUP)の合計議席が70に達した。第1党は独立反対を掲げる新興中道政党シウダダノス(37議席)になる見通し。2015年9月の前回選挙で与党3党は計72議席を獲得していた。

 独立派のプチデモン前州政府首相は滞在先のベルギーで演説し、「何者も異議を唱えることができない結果だ」と勝利を宣言した。ただ、与党全体の得票率は47.5%にとどまり、独立が有権者の過半の支持を得たと言えるかは議論の余地がありそうだ。
 スペインからの独立の是非が最大の争点となる中、事前の世論調査では、終盤まで独立賛成派と反対派の支持が拮抗(きっこう)した。有権者が高い関心を示したことから、投票率は約82%になる見込みで、前回の75%を大きく上回るのは確実だ。(2017/12/22-09:55)


住民投票の結果がイエスでもノーでも、私にはさほど重要ではない


footballistaでは「独立問題のサッカーへの影響」というテーマで、カタルーニャ生まれでスペインを代表する新世代のサッカージャーナリスト、アクセル・トーレスへロングインタビューを行った。直近と将来のクラシコはどうなる? バルセロナの加盟リーグは? スペイン代表の戦力ダウンと新生カタルーニャ代表の実力は?など気になる問いへの答えは、12月発売の本誌に掲載するのでお楽しみに。ここではそのインタビューのイントロとして、そもそもなぜ独立なのか?をカタルーニャ人としての心情を交えて説明してもらった。スペインメディアでは語ることすらタブー視されるデリケートな話題に、日本のメディアだからこそ答えてくれた貴重な現地の声。


インタビュー・文 木村浩嗣

問題の根本にあるもの

私たちの母国語が2流扱いされているという感覚は確かにある

――なぜカタルーニャのかなりの部分の人たちが独立に賛成しているのでしょう?

 「理由はいくつかある。それに、みんなが同じ理由で独立を望んでいるわけではない。実際、これだけ独立支持者が増えたのは、当初からの理由に新たな理由が加わったからだ。私にとって重要な理由が一つある。複雑なテーマでかいつまんで語るのは難しいのだが……。これから説明することはスペインの人たちの間には異論があるだろうと思う。

 根本の問題はスペインの成立にある。つまりどうやってスペインができたかなのだが、それについての合意はない。私にとってスペインとは様々な民族が集まってできた国だが、多くのスペイン人にとってスペインとは単一民族による単一国家だ。彼らはスペインという国籍があり、スペインという文化があると考えている。だけど私たちがしゃべっているのは別の言語だ。

 はるか昔、イベリア半島ではラテン語が話されていたが、他民族や侵略者との交流によって別々の言語が発達していった。今日カタルーニャ語と呼ばれるものは、この地域でスペインの成立前にはすでに話されていた長い歴史を持つものだ。もちろん昔のカタルーニャ語と今のそれとは異なっているが、そこにこの言語の起源があった。

 ある時カタルーニャの伯爵がアラゴンの王女と結婚。今のアラゴン州とカタルーニャ州を合わせた領土を持つアラゴン連合王国が生まれた。そのアラゴン連合王国の王がカスティージャの女王と結婚してできたのが、スペイン王国だ。テレビドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』と同じだよ。王族の婚姻によって領土を拡大した新しい国が生まれていく。

 こうして生まれた連合国だから、スペインの中央権力が異なる伝統や文化、民族をスペインの統一と継続の脅威として受け取ってきたことは理解できる。だからこそカタルーニャを想う感情が力を持たないようにしてきた。もし、なぜ人々は独立を願うのかと問われれば、最も重要な原因は連合国家の成立の仕方が公平でなかったという点に根本原因がある」

――「独立すれば豊かになれる」という声もあります。

(※mono....以下略、詳細はサイト記事で)


■ スペイン&カタルーニャ、オーストリア&ハンガリー 「DEEPLY JAPAN(2017.10.28)」より
/
スペイン&カタルーニャの悶着がシリアスな局面を迎えている模様。
スペイン カタルーニャ州 一方的な独立宣言可決 重大局面に

10月28日 5時21分

スペイン北東部のカタルーニャ州の州議会は今月行われた住民投票の結果を受けて日本時間の27日夜、スペインからの一方的な独立を宣言する議案を賛成多数で可決しました。これに対してスペインの議会上院は、憲法に基づいてカタルーニャ州の自治権を一部停止する措置を賛成多数で承認し、双方の対立は決定的になり、事態は重大な局面を迎えました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171028/k10011201251000.html

ということなのだが、この独立宣言も、なにかカタルーニャ内でそうそう一致したものでもないのではないようだ。
というのは、スプートニク国際版の記事によれば、

カタルーニャ議会で投票に参加したのは、135人の議員のうち82人。このうち70人が独立賛成投票、10人が反対、2人が白票だったそうだ。

(※mono....中略)
/
中欧は、ロシアが目を光らせられるようになったら、プロイセン(ドイツ)から多少離れ気味になってもいいわけで、これは理解できる。

(※mono....中略)
/
スペインを含めて、全体としてみると、EUが壊れるという話なんだろうかという気もするが、最終的には、それはそれで厄介なので(全員ある種のメガロマニアだから)、ヨーロッパという大枠は堅持しつつも、中で地域連合みたいになっていくというのがいいんじゃなかろうかという気もする。が、中欧州がフランク王国(西欧)と一緒でいなければならない理由もあまりないとも言えるかもしれない。

ーーーーーー
■ ハンガリー:ウクライナのNATO加盟ゴールは支持できない 「DEEPLY JAPAN(2017.10.28)」より
/
引き続き中欧の動き。
ハンガリーが、ウクライナとNATOのサミットの開催に反対してる。

Budapest vetoes Ukraine-NATO summit, says Kiev’s new law a ‘stab in the back’
Published time: 28 Oct, 2017 10:30
Edited time: 28 Oct, 2017 10:43


サミットだけでなく、要するにウクライナをNATOに入れることそのものに反対であることからこうなってる。
ある種当然というべきか、西側メディアには今のところ出ていない。ロシア以外では新華社が報じている。

(※mono...中略)
/
とはいえ、これは英米・カナダの一部以外の、例えばドイツ、フランス、イタリアなども決して公言はしないながらも、まぁその方がいいだろうって話だと考えるべきじゃないっすかね。

だって、何が悲しくて、米の傀儡ポロシェンコとナチ直系の狂人集団をNATOの入れなきゃならないのよ、だから。NATOにこれを入れるということは、すなわちロシアと戦争するという話ですからね。そんなことをする理由は英米・カという英グループ以外には利益がない。

ある種これって、日本と北朝鮮の話に似てる。隣り合ってない英米・カがちょっかいかけて火を付けて、むちゃくちゃにしようとしている。被害は陸上で隣り合っている国々で発生し、そのツケも彼らが払う。

もっと言えば、第一次、第二次大戦というのもそんな話だし、アメリカ覇権というのもそういう話。

それに対して今回は、中欧勢が地味ながらもいろいろ画策して現在のところ場を凍結させている。ロシアが動くと騒ぎになるところは中国が出るという連携もあちこちで見られる。

しかしまだ終わったわけではないだろう。なにせ、ハンガリーのオルバン首相は、ソロスを出入り禁止の危険人物にしていることからも、西側勢力のメディアの猛攻撃を受けているところ。さらにこれかよ、というところで今後の行方を見守りたい。

(※mono....以下略)


★■ 「カタルーニャ独立」をめぐる不都合な真実ーー「悪者になった警察官」が差別され始めている 「東洋経済(2017.10.7)」より
/
10月1日の住民投票を受けて、週明けにも独立宣言するとみられていたが、スペイン政府との協議の姿勢も見せているカタルーニャ州自治州政府。独立を問う住民投票では、スペイン国家警察とグアルディア・シビル(治安警察)が投票所を封鎖し、投票箱を押収しようとして、市民とモミ合いとなり、その映像が世界中で報道された。「暴力を振るう警官」として、治安警察と国家警察は世界で批判された。

が、なぜこんな事態に発展してしまったのかは、日本のメディアにおいてあまり説明されていない。

そもそも、スペイン政府は今回の住民投票を当初から「違憲」だと判断しており、カタルーニャ州政府もこれを認識していた。スペイン憲法155条に「国家の統一を損なう自治州の政治活動は禁止する」という内容の規定があるが、これは住民投票そのものを規定するものではない。が、今回の住民投票では、州民にカタルーニャの独立を望むか否かを問うた。これを、スペイン憲法裁判所は155条の規定に背くとして違憲の判断を下していたのである。

カタルーニャ州自治警察も一緒に行動するはずだった


+ 続き
スペイン政府は、何度も住民投票の停止を要請してきた。しかし、2つの独立支持政党が連携し、それに過激左派が加わったカタルーニャ政権は過半数の議席を持ち、何が何でも住民投票を行うというかたくなな姿勢を維持。そこで、スペイン政府は最後の手段として、投票所の封鎖と投票箱の押収を決定したわけである。これに先駆け、住民投票の前後から、スペイン政府はカタルーニャ州の治安と安全を考慮して、国家警察と治安警察をスペイン各地から招集していた。

歴史的に特異な地域であるカタルーニャとバスク地方には、スペインがフランコ独裁政権から民主化に移行した際に、地元の警察が設置された。バスク州自治警察と、カタルーニャ州自治警察である。そして、今回の住民投票では、このカタルーニャ自治州警察と、国家警察、治安警察が連携して任務を行うことになっていた。この3つを統括する指令本部も設置され、その指揮官には、治安警察の大尉の1人が就いた。

このスキームでは、住民投票の日の早朝に、州自治警察が投票所を封鎖する役割にあたり、国家警察と治安警察はその背後から支援することになっていた。ところが、州自治警察は1日朝、投票を待つ市民の多さに驚き、投票所を封鎖せずに退去。それに驚いた指令本部は、急きょプランを変更し、国家警察と治安警察が投票所を封鎖し、投票箱を押収することになったのである。

2つの警察が投票所に到着したときには、すでに大勢の市民が投票を待っていた。その中に割り込んで投票箱を押収するのは至難の業で、このときに警察と市民が衝突してしまった。州自治警察が、任務を果たしていれば、警察と市民が衝突するような事態には至らなかったかもしれない。

カタルーニャ州自治警察は、自治警察ではあるが、警察として活動するときには、スペイン憲法に誓約することが義務づけられている。それだけに、内務省の指令本部は最後の最後まで州自治警察を信頼していた。これに対して、州自治警察は投票箱を押収したとしているが、それは問題があまり起きなそうな投票所のことだった。

一方、悪者になってしまったのは国家警察と治安警察だ。彼らは、投票所2315カ所のうち、440カ所から投票箱を押収したのだが、そのために支払った代償はあまりに大きかった。

「人殺し」「ファシスト」と呼ばれる子どもたち


最も大きな被害を受けたのは、カタルーニャ州に駐在している国家警察と治安警察の家族で、特に子どもたちは学校で差別を受けるようになっているという。たとえば、ある15歳の子どもは、クラスで教師が今回、国家警察と治安警察が暴力を振るったと非難した際に、「すべての警察がそのような暴力を振るったかのように話すのはやめてほしい」と訴えたところ、その教師から差別されるようになったという。学校で「人殺し」「ファシスト」と呼ばれる例も出ており、登校できなくなった子もいるようだ。投票所で起きた映像が教室で流され、それを生徒たちが批判するのを見て我慢できず、退室した子もいるという。

父親が治安警察に勤める13歳の女子は、次のような内容の手紙をクラスメートに送った。「今回起きていることは私のお父さんの罪ではありません。私のお父さんは単に与えられた任務を果たしているだけです。それは国家警察と州警察も同じことです。責任は警官にあるのではありません。政治家にあるのです」。

「私にはこれを受け入れることがなかなかできません。ここは私が生まれ育ってきたところでもあるからです。私がスペインの首相であるかのような責任を負わせないでほしい。なぜなら今起きていることについて、私には責任がないからです。お願いだから、どんなことがあっても、これからも今までと同じように付き合ってほしい」

なんとあの場にいた警察犬ということだけで、差別を受ける例も出ているという。飼い犬を紹介する集会があったときに、2匹の警察犬を引き取った家族が参加を断られたそうだ。

もちろん、警察官たちも影響を受けている。

バルセロナとその周辺に宿泊している国家警察と治安警察500人に対して、ホテルから出てほしいという要望が出ている。警察官は9月中旬から、レウス、カレーリャ、ピネダという3都市に滞在していたが、ホテルがある自治体が、ホテルの経営者に警官を追い出すよう要求しているのである。こうした中、カレリャのホテルに宿泊していた警官は、ホテルに迷惑をかけたくないとして、軍の宿舎に移動している。

バルセロナ港とタラゴナ港に停泊している客船に宿泊している警官は狭い部屋であるが追い出されることはない。しかし、港湾労働者から彼らの客船へのサービスは拒否されている。

日本での報道だけでは実態はわからない


こうした事情を知った一部市民から、警官に空いている家や部屋を提供したいという申し出も出ているという。カタルーニャには現在、独立派からの嫌がらせに耐えながら暮らしている市民も少なからずいるのである。そして、彼らを守るのも、国家警察や治安警察の役割なのである。

スペインの歴史や文化は日本人が考えている以上に複雑かつ多様で、今回の件に関しても、スペイン国外でネットやテレビだけですべての情報を把握するのは容易なことではない。日本を含めた多くの国で、住民投票日に警官と市民が衝突した映像ばかりが流れることに懸念を抱いている。大事なのは、なぜカタルーニャ州自治政府が独立を求め、それをスペイン政府が反対しているか、そして、なぜこうした衝突が今回起こってしまったのかを、理解することである。



★ 村上春樹さん 原発政策を批判 「NHKニュース(2011.6.10)」より
★ 村上春樹さん:カタルーニャ賞で「核に対するノー」演説 「毎日新聞(2011.6.10)」より



 ・今回、村上春樹は日本語でスピーチをした。しかも、テレビカメラの前に顔を出して。この意味がお分かりだろうか。村上春樹は、特に日本人に向けてメッセージを発したのである。核(原子力)を廃絶せよと。原子力(核)と決別せよと。それを民族の使命と心得よと。

---------------
■ 2011-06-11 村上春樹・カタルーニャ国際賞での受賞スピーチ 「大人たちのつくった世界 (福島第一原発事故関連) 動画&重要資料(2011.6.11)」より
 ・(mono注:スピーチを文章に起こしてくださってます。)


■ 核に対する『ノー』を叫び続けるべきだった・・原発は『核の平和利用』と歓迎してたくせに 「世界遺産の吉水神社から「ニコニコ顔で、命がけ!」(2011.6.11)」より

 ・ブログコメントから
  ・核=原発=悪
   もう、いいかげんにうんざりします。
   物書きは作品の中でのマスターベーションの果てに、自分を知識人や教養人や高い知性の持ち主と自惚れ、すべてに精通した偉人とでも錯覚し、妄想し、愚かな言動を繰り返す。
   村上春樹も大江健三郎の同類ですね。















.
最終更新:2017年12月24日 15:04