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● 中国の宗教〔Wikipedia〕
また、研究者の間では「仏教や道教、地方の民俗宗教的慣習の間に明確な境界線が存在しない」との指摘がある。ピュー研究所による調査によると、国民の22%が民俗宗教に帰依しており、18%が仏教徒という。しかしながら、多くの中国国民が自分自身を民俗宗教と仏教との双方の信者だと考えているのを見ると、重なり合う部分もある点に注意されたい。2010年に行われた調査では、10数億人が何らかの形で民俗宗教や道教に帰依しており、7億5400万人 (56.2%) が祖先崇拝で、わずか2億1500万人 (16%)が神の存在を信じ、1億7300万人 (13%) が民俗宗教と区別が付かない程度にまで道教を取り入れているという。同調査では1億8500万人 (13.8%) が仏教徒であり、3300万人 (2.4%) がキリスト教徒2300万人 (1.7%) がイスラム教徒とされる。
地域的な宗教に加えて、少数民族の一部は在来の伝統宗教を信仰。キリスト教徒は、数々の調査で人口の2%から5%とされる。イスラム教徒は1%から2%である。法輪功天道唯心聖教といった新宗教も国内各地に点在。宗教としての儒教は、知識人の間で人気が高い。
また、主要民族宗教としては、チベット仏教の他、回族やウイグル族が帰依するイスラム教が挙げられる。キリスト教は7世紀以来確立されたものの、Keikyo InstituteのKen Joseph J.によれば、10世紀から14世紀にかけての迫害の結果、衰微を来たしている。イエズス会の宣教師が再導入を図ったのは、16世紀のことであった。プロテスタントの伝道やその後のカトリックの宣教によってキリスト教の存在感が増し、19世紀半ばの太平天国の乱に影響を与えることとなる。
共産政権下では外国の宣教師が追放処分に付され、ほとんどの教会が閉鎖を余儀無くされる。学校や病院、児童養護施設も差し押さえに遭い、文化大革命期には多くの聖職者が投獄。改革開放政策が採られ始めた1970年代末以後、キリスト教に対する信仰の自由が緩和、国から任命された司教がカトリックの集会に出席することが許されるようになった。




最近の欧米のいくつかの報道などで、現在、中国で「異常なほど、キリスト教への弾圧がエスカレートしている」ことを知りました。

たとえば、下のような報道のように、「聖書が燃やされて、十字架が破壊されている」とか、「インターネットでのキリスト教関連コンテンツの表示がすべて禁止された」とか、この9月になって、いろいろと報じられています。

中国内で十字架と聖書が排除されていることを報じる英国エクスプレス

中国でインターネット上のキリスト教コンテンツが禁止されたことを報じる米メディア

今回は、それらの状況について、「バリバリのクリスチャン」であると考えられるアメリカ人の作家の人が、最近の報道を自らのサイトでまとめて書いていたものをご紹介したいと思います。

この方は、「これはこの世の終わりに起きるとされているキリスト教徒への迫害だ」というように述べていますが、そういう問題はよくわからないにしても、キリスト教という大きな団体にとって問題なのは、

「西洋社会全体でキリスト教徒が減る中で中国では増加し続けていた」

ということだと思います。

(※mono....以下略、詳細はサイト記事で)


バチカン
■ バチカンと中国との叙任権闘争が決着 関係改善へ 「逝きし世の面影(2018年02月28日)」より
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中国 バチカンと急接近 不信感抱く「地下教会」』2017年1月9日 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20170109/ddm/007/030/067000c

1951年に断交した中国とバチカン(ローマ法王庁)の関係改善の動きに注目が集まっている。中国のカトリック教会は長く、当局の指導を受け入れた政府系教会と、バチカンに忠誠を誓う非公認の「地下教会」に分裂してきた。
海外では中国とバチカンの接近を肯定的にとらえる声もあるが、当局の圧力にあらがってきた地下教会の信者は、将来への不安や政府へのぬぐいがたい不信感など複雑な感情を抱いている。【河北省(中国北部)で河津啓介】

後ろ盾失い抑圧懸念

49年の新中国建国後、中国共産党は国内の信者に対するバチカンの影響力に警戒を強め、政府公認の「中国天主教愛国会」を設立した。50年代以降、政府系教会はバチカンからの「独立自主」を掲げ、法王の承認を得ずに司教を任命して関係が悪化した。
だが、2013年のフランシスコ法王の就任以降、両国とも関係改善に向けた動きを見せている。
司教任命方法を巡る両国間の協議や文化交流が進む中、バチカンは昨年12月、北京で開かれた中国政府系の教会最高機関「第9期中国天主教代表会議」にバチカンが承認した司教の出席を黙認した。

(※mono....中略、詳細はサイト記事で)
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バチカンと中国の対立点、根本問題(叙任権)を誤魔化して、新聞の読者を「間違いの迷宮」に誘い込む毎日の嫌中ヘイト記事

ネオコンに近い米保守系経済紙のウォール・ストリート・ジャーナルも『中国に歩み寄るローマ法王、香港枢機卿が痛烈批判http://jp.wsj.com/articles/SB10975626634061694908804584046381198070094』中国任命司教の承認は「羊の群れの前にオオカミ置くようなもの」(2018 年 2 月 16 日)と、頭からバチカンと中国との和解を批判する1月9日の毎日新聞と同趣旨(中国当局と宗教の自由の対立)の記事を書いていた。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)による中国当局の宗教政策を批判した記事は香港カトリック教区名誉 司教の陳日君・枢機卿が書いたものだが、国共内戦で国民党の敗北の恨みつらみが色濃く滲ませた内容になっている。
★注、
一般にローマ法王と呼ばれているが、法王は仏教用語であり正しくはローマ教皇である。 (キリスト教会関係から出される声明文の場合は必ずローマ教皇だが、なぜかマスコミではローマ法王になっているので間違いだが一般市民では『法王』の方が主流)

(※mono....中略、詳細はサイト記事で)
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『バチカン当局に破門された7人の中国人カトリック司教』 冷戦(アメリカによる中国封じ込め政策)の残滓としての、叙任権闘争

1979年の米中国交正常化以後、1980年代にはバチカンと中国当局との和解は進み、1990年代にはバチカンと中国双方が同じ司教を任命していて実質的に問題点(バチカンと中国との叙任権闘争)は解決していた。
7人のバチカンが破門にした司教とは全員が高齢なので、これは日韓の慰安婦騒動にも別の意味で少し似ている。(高齢なので、破門されたままの7人の司教の名誉回復が、今余計に急がれるのです)
冷戦崩壊から四半世紀が経った現在、(台湾が嫌がっているが、)バチカンと中国との和解は誰にも止めれれないでしょう。

(※mono....以下略、詳細はサイト記事で)
















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最終更新:2018年09月24日 21:41